BLOG & NEWS

2022.06.19

研究に役立つウェブサイトやツール(D3 井坪葉奈子)

こんにちは、D3の井坪です。
日本の大学生が、英語の会話により積極的に参加するための学習環境について研究を進めております。
今回のテーマが「研究に役立つウェブサイトやツール」ということで、私からは英語を使って研究する際に使えるウェブサイトやツールをご紹介できればと思います。

①otter.ai
私の研究では、英語の会話を録音し、書き起こしたものを分析するのですが、文字起こしというのはなかなか骨が折れる作業なのではないかと思います。業者さんにお願いするという手もあるかもしれませんが、自分で文字に起こす際にはどのような工夫ができるのか、修士研究時に色々と試行錯誤しました。
Google docsの音声入力をオンにして、聞いたものをそのまま自分で話して書き起こしてみたり、文字起こし用の再生ソフトを使ってみたり・・・。
そんな中、比較的しっくり来たのがotter.aiという、AIを利用した自動文字起こしツールです。
英語のオーディオファイル・ビデオファイルをインポートすると、可能な場合は話者も判別して文字起こしをしてくれます。
もちろん、全てを完璧に起こしてくれるわけではありませんが、自分で起こす際にベースになる文字データがあるとないとでは全然違うように感じます。

②Grammarly
英語の文章を書く際に、ミススペリングや、冠詞の付け方といった基礎的な文法をチェックしてくれるツールです。
PCにダウンロードすると、ウェブブラウザでメールを書いたり、Wordで文章を書いている時にも、その場で確認してくれます。
自分で一から書いていると気付きにくいけれど、赤で下線を引かれると、「あ、もしかしてこう書くべきだったかな」とより良い言い方について考えることができますし、サジェストされた修正案と自分の書き方を見比べて検討することで、英語学習につながる部分もあるのではないかなと思います。
文法やスペリングのチェックだけでなく、読者にどのように聞こえるか?という文章の印象(丁寧さなど)も教えてくれるので、英文メールを書く際などには参考にしてみてください。

③DeepL
翻訳ソフトのDeepLはご存じの方も多いのではないでしょうか。
翻訳ソフトを使うと、単なる直訳になってしまい、意味が分からない・・・となってしまうこともあると思うのですが、こちらは比較的わかりやすく、細かいニュアンスを拾って訳してくれるように感じます。

自分の母語ではない言語で研究をする際、認知的な負荷がかかるのはもちろんですが、心理的なハードル・苦手意識でチャレンジを躊躇ってしまう人もいるかと思います。
こういったツールを活用することで、少しでも抵抗を減らせるといいですよね!
自分1人で完璧に英語を使いこなせるのが理想だな~と考える人も多いかと思いますが、ツールや他人など、外からの助けを使いこなすことも、大切な力なのかなと感じました。

【D3 井坪葉奈子】

2022.06.13

研究に役立つウェブサイトやツール:研究者を知る(D6 平野智紀)

D6の平野です。アート鑑賞の方法論である「対話型鑑賞」のファシリテーションについて、博士論文審査の準備をしています。

学際情報学府には社会人大学院生のための長期履修制度があり、従来の年限の2倍まで(修士は4年、博士は6年)学生として在籍することができますが、私もD6になり、いよいよ背水の陣となっております。。

さて、今回のブログテーマは「研究に役立つウェブサイトやツール」ということで、「研究者を知る」をテーマに2つをご紹介したいと思います。

◆researchmap
1つ目はresearchmapです。researchmapは、国立情報学研究所が2009年から提供している研究者総覧データベースです。研究者自身が登録・更新するので、人によって内容に違いはありますが、研究者の論文や研究発表だけでなく、担当した授業や社会貢献活動なども登録されています(いちおう私の本務先は企業内研究所のため、私のresearchmapもあります)。

研究計画を立てるためのレビューを行っているときに陥りがちなこととして、先行研究をキーワードで検索し、バラバラと論文を読んでいくため、研究領域やそれを構成する主要な研究者といった全体像が見えにくいことが挙げられます。そんな中でresearchmapは、まず国内限定ではありますが、「人」という視点から研究領域を俯瞰できるシステムと言えます。

たとえば、昨今のキーワードのひとつとして「ラーニングアナリティクス」があります。ラーニングアナリティクス研究で有名な緒方広明先生のresearchmapを検索すると膨大な業績がありますが、そうした研究にたどり着く前に、モバイルラーニングやユビキタスラーニングの研究を行われてきたことがわかります。

このように、ある論文が検索にヒットしたとして、どんな研究をしてきた研究者がそれを主張しているのかを把握することができるなど、研究者がたどってきた研究履歴をたどることで、研究領域への理解の立体感が増すと言えるでしょう。

◆Twitter
2つ目はTwitterです。ご存知のとおりTwitterは世界有数のSNSですが、研究者の先生が普段どんなことを考えているか、どんな情報をウォッチしているか、知ることができるのはSNSの大きなメリットです。ある種、生きた人間としての研究者に出会うことができる場と言えるかもしれません。(いちおう私のTwitterもあります)

たとえば現・日本教育工学会会長の堀田龍也先生のTwitterには、文部科学省の会議や登壇されるイベントの情報をたびたび流してくださるので、堀田先生をフォローしていれば、初等中等教育において国や自治体レベルでどんなことに取り組まれているのか、動向を把握することができると言っても過言ではありません。また、シェアされる写真では出張先で食べたおいしいものが掲載されることも多く、大変いいなと思っております…!

それ以外にも、Twitterには海外の研究者も登録している場合があり、あの論文で読んだ研究者が、日々のよしなしごとを発信している!みたいなツイートに出会うこともあります。このように「研究者」という視点から研究を眺めることができるようになると、研究コミュニティへの参加に一歩を踏み出した状態と言えるかもしれないなと思います。

[平野智紀]

2022.06.03

研究に役立つウェブサイトやツール2022ver.(M1 仲沢 実桜)

こんにちは。修士1年の仲沢 実桜です。
私は、自身の仕事でもあるグラフィックレコーディング・グラフィックファシリテーションに対する問題意識から研究テーマを設定していて、対話などの場における、リアルタイムのビジュアライゼーション(可視化)の効果について探究しています。

さて、
今回の「研究に役立つウェブサイトやツール」というテーマと同様のテーマが、じつは本ブログで過去に何度か設定されてきました。よって、菊池さんにならって私も「2022ver」という表現を採用します。

同様のテーマの過去の記事が気になる人は、これらのリンク先から記事を辿って読んでみてください。

▶︎ 2007ver 9月あたりから辿る
▶︎ 2012ver 8月あたりから辿る

ここまでの記事を拝読しての所感としては、テーマの「研究に役立つ」という言葉をどう解釈して書くかという点(「研究にどう役立つのか」)も執筆者それぞれで、どこに目を付けるかも多様であるのがおもしろいと感じました。

私は、

【1】「研究の入り口に立つ時/立ち返るのに役立つ」という観点

【2】「研究の世界に馴染むのに役立つ」という観点

という2つの観点から、役に立つWebサイトを紹介したいと思います。

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【1】「研究の入り口に立つ時/立ち返るのに役立つ」webサイト紹介
東京大学附属図書館Literacy

 その中の特に次のページ
 > データベースの活用法

 > レポート・論文作成支援

 > 文献管理ツール

ひとつ目に紹介する「東京大学附属図書館Literacy」は、「学術情報リテラシー」に関する情報をまとめたサイトで、学習や研究をすすめていくために役立つ情報が入手できるというものです。
「学術情報リテラシー」と言われてもピンと来ない人もぜひ、ページの見出しの言葉を見てみてください。「文献データベースを使う前にキーワードの幅を広げたい!」など、見出しから情報を見つけやすいように工夫されています。扱うテーマも「論文の構造」から「文献管理ツールの比較」「査読について」まで、研究という営み全体について体系的に概説されています。また、東大附属図書室が作成したサイトなだけあって、概説それぞれに関して参考図書が紹介されている点も特徴的です。

私も最近、このLiteracyの文献管理についての説明を参考にして、文献管理ツールを使い始めて、研究を効率化してくれていること実感しています。時間は有限である中で研究を進めるとなると、できるところで効率化を図ることは重要です。このことについては、少し前の加藤さんの記事でも言及されており、「Zotero」というツールが紹介されていましたね。

Literacyのデータベースの活用法というテーマに関連させて参照したいのは、山内先生が2007年7月に自身の領域に関連する「文献検索に役立つもの」を紹介していた こちらのエッセイ記事です。しかしツールを紹介するに終わらず、その続編のエッセイ記事では、ツールを使いこなすための思考の準備段階の観点を提示しています。

山内先生の「データベースがあれば目的の文献が探せるかというと、そう簡単ではない」という指摘はもっともで、ツール単体ではなく使い方まで含めて学ぶ必要があると私も思います。

今回のブログテーマ「役立つwebサイト・ツール」についても、各人がそのツールを「どのように使いこなしているか」を想像しながら読んでみるといいかもしれません。

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【2】「研究の世界に馴染むのに役立つ」webサイト紹介
:研究者のWebサイトや、学会のWebサイト

 ※検索ツールがあると、より楽しい

続いては、研究者のWebサイトや学会のWebサイトのを見ることの勧めです。

これによって、研究の世界と気軽に親しむことができてよいと感じています。
スマートフォンが身近になった私たちの生活では、私のように、気になることがあるとすぐ「ググる」(webブラウザで検索することの意)習慣がある人も多いのではないでしょうか。ときどきは全世界を対象にするのではなく、学術的世界に寄って情報を探索してみませんか。そうすることで、研究者の考え方や研究室の文化などのメタ的情報に親しむことができると考えています。

例えば、
「創造性」に関するキーワードについて知りたい時は、日本創造学会のwebサイトで「創造性キーワード集」というまとめがあります。そのページの執筆者や出典引用元もきちんと記されているので信頼性が高いですし、なにより研究者が自身の領域のキーワードを端的に説明してくれることがありがたいです。すでに知っているキーワードでも、「このように説明するのか!」という説明の仕方についての気づきが得られることもあります。

他にも、
研究者のwebサイトとして、授業でもお世話になっている藤本徹先生のwebサイト「Ludix Lab @ UTokyo」を紹介します。この山内研究室webサイトと同様に、藤本先生のサイトにもブログがあり、ゼミ活動の報告やゲーム学習に関連する理論の概説などの濃密な情報が発信されています。
このサイトは、サイト内の検索機能があるために探索がやりやすく、例えば、自分が今プレイしているゲームタイトルを入れて検索すれば、そのゲームについてゲーム学習の理論を参照しながら論じられているものが見つかることもあり、楽しいです。(私は、「リング・フィット・アドベンチャー」で検索したことがあります。)

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まとめに代えて

上で紹介した山内先生の過去のエッセイでも述べられていたように、ツールはツール単体では成立せず、そのツールを使う人があって初めて「役に立つ」という現象が起こり得るものです。

今回のブログテーマは、「研究に役立つウェブサイトやツール」ですが、ブログの文章を読むことで学べるのは、リストアップされたツール名のような顕在的情報だけではないはずです。私は、本ブログの記事や、本記事で紹介したようなwebサイトで情報を獲得することで、研究者らしい考え方や文化、姿勢などの潜在的な情報についても学ぶことができると考えます。このような学習の対象になる潜在的な情報のことを、「隠れた情報」とも呼んでみたくなりました。(教育学の用語「隠れたカリキュラム(hidden curriculum)」をオマージュして私が考えた言葉です。)

[仲沢 実桜]


P.S.=====
藤本徹先生、お誕生おめでとうございました!👏🥳

2022.05.23

研究に役立つウェブサイトやツール(M1田中冴)

皆様はじめまして。この春入学したM1の田中冴と申します。
いつも読む側だったこの山内研ブログを、自分が書くことになるとは…としみじみしつつ書いています。

まずは自己紹介を兼ねまして、これまで何をしていた人かを簡単に紹介します。
私の生まれは福岡で、大学学部時代は九州工業大学というところで機械工学をやってました。この大学にはグループワーク向けにデザインされたMILAiSという教室がありまして、私はここの学生スタッフをずっとやっていました。そこのスタッフ研修で学習環境デザインに関する文献のゼミをやったり、それをもとにワークショップを企画したりする中で、私は徐々に山内先生の研究室に興味を持つようになりました。そこで学部4年時に学際情報学府の院試にチャレンジしましたが、あえなく不合格。今考えてもあまりに向こう見ずだったと思うんですが、当時併願も就活もまったくしていなかった私は、来年度行く宛が完全になくなりました。2021年2月ごろのことです。
その後、MILAiSでお世話になっていた先生の元同輩というご縁で、聖心女子大学の先生が私を研究生として1年受け入れてくださることになりました。私は上京し、この先生のもとで1年修行しつつ、学際情報学府にまたチャレンジしました。そして、学部時の夏季冬季院試を全て合計して実に4回目(!)のチャレンジでやっと合格をいただき、2022年4月に入学するに至りました。

入学してから早1ヶ月ですが、各自の研究テーマに限らずにいろんな興味や思いについての話に付き合ってくださる同期の方々や、面白くて頼もしい先輩方に出会うことができ、忙しくも楽しく過ごしています。
私の研究テーマですが、皆様にツッコミをビシバシいれていただきつつ、絶賛問い直し中です。恐れを捨ててざっくり書きますと、人の考えの枠組みを変えるというところを、ハイパーテキスト的な文書システムによって支援できないか、といった感じです。はやくこのブログに書けるくらいにまとめられるよう頑張ってまいります。

では、ここから「研究に役立つウェブサイトやツール」の紹介に入っていこうと思います。

①研究を進める場所
学環コモンズ
1つ目は、研究を進める場所についての話題です。2021年はせっかく東京に来たのに自宅での作業ばかりだったので、2022年はなるべく外に出てみようと思っています。最近は、本郷キャンパス内の学環コモンズという場所でよく作業をしています。学環コモンズは、情報学環・学際情報学府の全メンバーが利用できるスペースで、個人作業をしている人もいれば、グループで会議をしている人もいたり、その辺でちょっと世間話をしている人もいたりと、いろんな使い方が混ざり合っている場所です。学際情報学府の方々はとりわけ研究テーマが多彩ですが、そういう垣根も超えて「何読んでるんですか?」と話しかけてくださる方がいたりと、越境がテーマのひとつである学際情報学府の特徴がよく滲み出ている場所だなとも感じます。
場所場所によって、いる人も違えば文化も違ったりするので、気分や作業内容によっては、学環コモンズに限らずに場所を変えたりもします。研究をする場所を気にしてみたり、いつもとはちょっと違う場所に体ごと移してみるというのは、結構気分転換にもなって良いかもしれません。

②作業時間記録アプリ
toggl track
2つ目は、作業時間記録アプリです。学際情報学府に入ってから、思っていたより授業が忙しく、なにかと時間に追われて、気づいたら一週間経ってる、ということがよくあるので、何に時間がかかっているのかを残していくために使い始めました。時間記録系のアプリはたくさんあるので、特にこのアプリがおすすめということでもないですが、私がやりたいことが無料で十分にできるので、toggl trackというアプリを使っています。基本的な使い方は、今からやることのタイトルを書いて、タイマーのスタートを押す。作業が終わったらストップを押す。これだけです。
私は事前に計画をたててその通りにこなしていくというのが本当に苦手なので、あくまでやったことを記録するだけをやる、と心に決めてtoggl trackを使っています。作業時間の履歴を残していくことで、パソコンに向かって作業してる時間は1日平均これくらいなんだなとか、この本を1章分精読すると2時間くらいかかるなとか、前回はこの発表の準備にこれだけ時間がかかったから次もこれくらい見ておこうとか、そういう見通しは立てやすくなったように感じます。

【田中冴】

2022.05.19

研究に役立つウェブサイトやツール(M1加藤亮介)

皆さん初めまして。今年の春に入学した加藤です。

まあまずは本題の前に自己紹介を。私は東京学芸大学の初等社会科選修を2017年に卒業して商社で保険の企業営業を5年していました。学部では教育や経済学、デザインに特に興味があってあれこれ手を出したものの、吸い寄せられるものに出合えず(生意気ですね)、ふらふらしている私を拾ってくれる会社に迷わず就職、そこでは本当に色々な経験をさせてくれました。今でも感謝です。

会社でもいろいろ手を出す癖が止まらなかった私ですが、いろいろな関心が共存しているのが自分の個性なのかなと思い始め、でも自分が一生かけて取り組むフィールドは決めたいなという気持ちがずっとありました。そこで出合ったのが情報学環でした。人の成長という軸はありつつも、教育=学校というイメージを壊してくれるぶっちぎりの多様性に惹かれて山内先生の研究室にチャレンジしたところ、運よく拾っていただきました。

拾われてばかりの私ですがこれからの素敵な出会い・出合いを楽しみにしつつ日々学んでいます。

さて、ここでようやく「研究に役立つウェブサイトやツール」です。研究計画書で役立った、修士論文で役立っているものをメモします。

・教育業界ニュース「ReseEd(リシード)」
https://reseed.resemom.jp/
私の場合、教育と距離のある環境で研究計画書を書く必要があったので、「教育では今何が課題になっているか」に目を向けることから始めました。いくつかニュースサイトは見ましたが、RedeEdは政府系(文科省など)と企業系(商品・サービスのリリースなど)、研究系(実態調査のリリースなど)がバランスよく載っているサイトのように感じました。

・Zotero(論文の管理アプリ)
https://www.zotero.org/
研究計画書を書いている1年前の自分に教えてやりたい、というアプリです。皆さんは論文を読みためているうちにパソコンのフォルダがいっぱいに、フォルダ分けしようにもカテゴリに悩むにという経験はないでしょうか。このアプリだと論文から書籍のメモまでまとめて一つのフォルダに保存、検索でき、一つのファイルを複数のカテゴリに分類することができます。ファイルによっては自動で論文情報を登録、参考文献の書式で出力してくれるので、参考文献を手打ちしていた私にとっては感動でした。似たようなアプリはいくつかあるようですので使いやすいものを選ばれることをおススメします。

2022.05.11

研究に役立つウェブサイトやツール(M2早川裕貴)

お久しぶりです。修士二年の早川裕貴です。

案外ブログ記事を読む人が多いことを知ったので今回は真面目に書こうかなと思います。
今回のテーマは「研究に役立つツール」なので、最近使って便利だったツールを紹介します。

Zapier
アンケート調査を行うにあたり、煩雑な操作を自動化するために各種webツールを用いています。
特にZapierは特定アクションに対して、連続する操作を設定することができる便利なウェブアプリです。
例えば
・グーグルフォームに回答があったら、その回答者にメールを送る
・回答に対して乱数を生成して、アンケートに埋め込んで送信するとか
・未回答者に対して定期的にDMを送る
などの作業を自動で行うことができます。

Slack sdkというAPIを利用してbotを作れば、Personalizedした研究フォームをDMすることもできます。
縦断調査にはもってこいですね。


無料かつノーコードなので(slack sdkは別)気軽に使える点が魅力です。
なので研究のみならず、趣味や仕事など様々な場面で役立てることができます。

遊び半分でツールを作るのが好きなので心に余裕ができたらYlabのslackで、
「研究室にある書籍を呟くbot」とか
「卒業生の修論のどこか一節を脈絡なく呟くbot」とか
作ってみたいと思ってます。

おまけコーナー【先輩への手紙編】
Wさん、お元気ですか
私も春からM2になり、同時に新しいM1が入学してきました。
去年の自分とは比べ物にならない優秀な方々で面食らいまくっております。

私が入学した当初は右も左もわからず彷徨っていましたが、ようやく先輩方が言っていたことがわかるようになってきました。
M1の研究を見て「これめっちゃいいな…」的な魅力を感じられるようにもなってきました。

Wさんは去年の同じ時期、テーマが定まらない自分を目にかけてくださりました。
それによって救われていた自分がいるのも事実です。
最終的な研究スケジュールはWさんと同じには絶対になりたくないのですが、後輩に安心感を与えられる良きM2としての姿勢はWさんから学び、体現できるように努力していきます。

素敵な後輩より

2022.04.22

【お知らせ】大学院夏季入試研究室説明会

5月15日(日)より、山内研究室が所属する大学院学際情報学府の入試説明会がオンデマンド形式で開催されます。
詳細は決まり次第こちらのサイトに告知されますので、受験をお考えの方はご確認をお願いします。

大学院学際情報学府の入試説明会に引き続き、研究室説明会を以下の日程で開催します。
(Zoomによるオンライン開催)

5月26日(木)15時から16時まで

15時00分〜15時15分:研究室の概要説明 と質疑応答 ※1
15時15分〜15時30分:大学院生・スタッフの自己紹介
15時30分〜16時00分:大学院生・スタッフとの個別相談 ※2

※1 受験の公平性を確保するため、研究計画に関するコメントはできません。
ゼミの運営や研究プロジェクトについて質問を受けます。
大学院生・スタッフとの相談
※2 研究室の雰囲気や研究の内容について聞いてください。
大学院生・スタッフは審査に関わりませんので、研究計画について意見を求めてもかまいません。

参加を希望される方は、こちらからお申し込みください。

2022.04.14

研究に役立つウェブサイトやツール2022ver.(M2菊池ゆみこ)

こんにちは、修士2年の菊池ゆみこです。
新年度、新学期!春ですね〜〜〜。
私も2年次に進学いたしまして、丁寧にしかしスピード感とアツい気持ちは失わずに研究していこう、と心持ちを新たにしております。

さて今回のターンは「研究に役立つウェブサイトやツール」をテーマに、山内研所属メンバーがブログを執筆いたします。
このタイトルでの記事は過去2007、2012年にも書かれていたのですが、装いも新たに2022年バージョンとして情報をお届けできればと思います。

では早速参りましょう!今回私からは2件、研究に役立つウェブサイトをご紹介いたします。

①博士論文に頼ろう!
ProQuest Dissertations & Theses Global
海外の博士学位論文の検索サイトです。
研究を始めるにあたってはまずは先行研究をレビューし、自分の研究対象となる分野を概観する必要があるのですが、Google scholarでキーワード検索をしてみても期待していたような文献が見つからないこともしばしば。そうなるとそして研究群の概観もなかなか掴めない…
(Google Scholarで検索して、偶然面白い論文が見つかる瞬間も好きですが)
そこで広い学術の海にこぎ出す海図の一つとして頼りにし始めたのが博士論文です。2012年の記事で池尻さんも言及されていますが、博士論文は前半部分に先行研究のレビューがあるので、その箇所を読んだり、参考文献リストからさらに他の文献を辿ったりしています。また私はタイトルの付け方をバーッと見て、自分の研究分野においてどのような問いの立て方がありうるのかを考えたりすることもあります。
そして個人的に、自分の研究対象となる分野に多くの先達がいることに勇気づけられたりもしています。

②おもしろ記事だって研究の肥やしだ!
デイリーポータルZ
急に方向転換しまして、こちら老舗のおもしろ記事サイトです。息抜きに読むことがあるのですが、それぞれの記事に研究に通じるものを感じることがあります。例えば「メガネ」というキーワード一つとっても、メガネ屋さんの名前を収集しておもしろがる記事から、メガネ職人の専門学校に体験入学する記事、わざと斜めにずれ落ちるメガネを工作する記事といった具合に各記事の切り口がユニークかつシャープでバラエティに富んでいます。しかも、記事の構成もかっちりしていて、イントロダクション⇨リサーチクエスチョン⇨手法⇨結果⇨考察、と、論文に近い構成になっているではありませんか。何よりニッチなテーマを扱っていても、記事構成や文章力、そして説得力ある情報・データを用いてあらゆる読者に興味を持たせ、わかりやすく伝えきるという意味では、大いに修士論文の参考にしたいところです(していいのかしらん?)


これらのサイトをうまく使いながら、引き続き研究がんばろうと思います!
では今回は、この辺で・・・・。

(M2 菊池ゆみこ)

2022.04.06

【Press Release】中高生の興味喚起を目指した研究を開始

東京大学大学院情報学環 山内研究室はNPOカタリバと連携し、文京区青少年プラザ(b-lab)において中高生の興味喚起を目指したデザイン研究を開始いたします。ユースセンターという中高生にとっての第三の居場所(サードプレイス)の可能性をさらに引き出せるよう、興味研究や学校外学習研究の知見を活かしながら実践的な研究を進めて参ります。

【研究概要】
期間:
・2022年4月1日(金)~2023年3月31日(金)
研究員:
・研究責任者 山内祐平(東京大学大学院情報学環 教授)
・研究従事者 杉山昂平(東京大学大学院情報学環 特任研究員)
研究目的:
・b-labの日常空間のなかで中高生の興味を喚起し、新しいことをやってみたいと思えるような仕掛け方をデザインすること。
・興味を喚起する立場として専門分野を持った東京大学の若手研究者・大学院生に参画してもらうことで、大学で取り組まれている専門分野への興味を刺激すること
研究方法:
・学習科学における興味論や学校外学習論の知見をもとにデザイン研究を行う。b-labスタッフの方々と協力しながら興味を喚起するための日常空間における「仕掛け方」を設計する。
・デザインした仕掛けを実践に移し、参加した中高生に得られた体験を尋ねることで、興味が喚起できたか効果検証を行う。効果検証をもとにさらなるデザインの改善案をまとめる。
研究結果の公表方法:
・日本教育工学会をはじめとする学会での発表・学会誌への投稿を予定。

課題意識などの詳細についてはNPOカタリバによるリリースもご覧ください。
https://www.katariba.or.jp/news/2022/04/06/37111/


本リリースに関するお問い合わせは以下にご連絡ください。
東京大学大学院情報学環 山内研究室
担当:杉山 昂平 (iiiylabcontact[atmark]gmail.com)

2022.03.31

研究に役立つ自分なりの小さなTips、マイルール(D1 増田悠紀子)

D1の増田です。
研究に役立つTipsということで、これまでのみなさんがとても面白い&役立つ投稿をされており、自分が行なっていることもほぼ出尽くしたなかなのですが、最近意識していることについて書こうと思います。

私は昨年度修士課程を卒業し、今年度から博士課程に入学しました。
修士と博士で大きく変わったと感じたことは、研究のスケジュール感(規模感と言い換えてもいいかもしれません)の変化でした。修士課程は2年間という限られた期間であり、その期間でやれることは自ずと限られてきます。自分は修士課程で何度も迷子になりましたが、それでも2年間という時間のリミットが、「ここから先はもう悩んでいる時間ではない!」と拡散する思考を強制的に収束させてくれたように思います。
一方、博士課程は修士課程と違い、領域による差もありますが、何年で博士論文を提出するかというのは個々人のペースに委ねられている部分があります。それは、時間をかけて研究できるというとても自由で豊かな時間ではありますが、時にこの自由さが研究をまとめることを難しくさせているようにも思います。もともと、山内研究室の博士学生には、下記のような大・中サイクルとしての日々のマイルストーンがあったのですが、最近それよりも小さなサイクルを回そうと試みています。小さいサイクルでは、完成にこだわらない強制的なアウトプットをすることで、ちょっとずつ大きなサイクルに近づければと思っています。


⑴大きなサイクル:博士コロキウム
学際情報学府の博士課程の学生は、毎年11月に博士コロキウムという発表会に参加します。ここでは、博士論文の構想について発表し、主査の先生以外の学環の先生からも意見をいただける貴重な機会です。修士課程では、M2の際に、「構想発表会」「中間発表会」という研究進捗の報告の場が設けられていますが、博士課程では、オフィシャルに研究進捗を報告する場は1年に1回のコロキウムのみです。コロキウムはその意味で博士課程の大きなサイクルのマイルストーンの1つで、1歩ずつ博士論文の提出に近づいていることを感じたい・・・と思いならが臨みたいと思っています。

⑵中サイクル:研究室ゼミやファシリテーターの先生との相談
山内研究室は毎週ゼミを開き、持ち回りで院生が自分たちの研究進捗を報告・相談しています。研究室の人数にもよりますが、大体1ヶ月に1回は自分の番が回ってきます。ここでは、研究の流れをよく知ってくれているゼミ生や助教の先生方からアドバイスをいただき、それに対応できるよう次回のゼミ発表までに文献調査や構想を練ります。また、これは過去の記事のなかでも度々紹介されていますが、ゼミ生1人づつにつくファシリテーターの先輩との相談も行うことで、具体的なアドバイスや悩み相談にも載ってもらっています。

⑶小サイクル:少人数での研究進捗報告会
1ヶ月ごとのゼミのサイクルでも、途中期間どうしてもぼーっとしてしまう集中力のない人間であることと、ゼミは春休みなどの長期休暇は開催されず、その期間を有効活用するため、もう少し小さいサイクルを回したいと考えました。現在、博士課程の学生とOBの先輩とともに、週に1回の進捗報告会を行なっています。1週間という期間のなかなので、大きな進捗をつくるというよりは、小さいブロックを積んだり崩したりしながら、先輩たちに相談に乗ってもらっています。また、研究の辛さや行き詰まりの愚痴を吐き出す場として気持ちが楽になる場でもあります。コロナ禍でゼミ生と気軽におしゃべりできる機会が減っている中、このような少人数での気楽な会というのは、研究のペースメイキング以上に精神的な面で救われているように思います。


また新しい年度が始まりますが、良い博士課程ライフをゼミ生のみなさんと送っていきたいです。


D1 増田悠紀子

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