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2011.10.29

【山内研メンバーの一日】コーヒーを片手に。

皆様こんにちは。
修士課程1年の末 橘花です!

冬学期が始まって早いもう1ヶ月。
大学にいると、夏休みが明けるのが10月なので、10月から秋が始まる気がしますが、もうジャケットやコートを羽織らないと寒い季節になりましたね。

さて、山内研に所属する大学院生が普段どのような生活を過ごしているのか、その日常に迫る【山内研メンバーの1日】シリーズ、第6回目は私が担当させていただきます。


ご存知の通り、この研究室は理系の研究室のように、実験室で白衣を着て試験管を振るわけでもなく、またコアタイムもありませんので、研究室にいなくても、論文とパソコン、それに紙と鉛筆さえあればどこでも研究ができます。

かくいう私は、昔から家で集中して本を読んだり、勉強することが苦手だったので、とにかく家の外に出ていることが多いです。


お気に入りは、「カフェ」で研究することです。

カフェで作業するの最大の魅力は、
空間にいるのは自分一人ではなく、自分の知らない人がたくさんいるので緊張感を持てる、でも図書館のような静かすぎる雰囲気ではないのである程度リラックスできる。といったところでしょうか?集中力のない私にとっては、とってもいい空間です。

他にも、バリスタの作るカフェアートを見て癒されたり、お洒落な空間に身を置くことでモチベーションが上がったり、おいしいケーキやパンを食べたり(時には昼ご飯を食べたり)、とカフェの良いところはたくさんあります。

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その中でも、私は日の光が入る明るいカフェが好きです。
カフェでなくてもそうなのですが、だいたいいつも窓全開で風通しがよく、光が入り、部屋の中にいても外界とつながっている、そんな空間に居心地の良さを感じます。また、ほどよい明るさは本を読むのにも最適です。

研究室は一面ガラス張りなのに北向きで日差しが全く入らないので、ガラス越しに見えるお向かいの史料編纂所が太陽の光を浴びているのを見ると、むずむずしますw

一番好きなのは、晴れた日にカフェのテラスで本を読むことなのですが、本郷三丁目のスタバのテラスにいると知人がたくさん通るので気恥ずかしいですね。というわけで、現在こっそりテラスが気持ちいいカフェを探し中です。本格的に寒くなる前に見つかるといいなぁ...。

私がカフェによく行くようになったのは、学部時代、特に卒論を書いている頃からです。昔は図書館派だったのですが、去年卒論を書いている頃からよくカフェで研究するようになりました。

私は学部時代には、吉祥寺に住んでいたのですが、
吉祥寺にはお洒落なカフェがたくさんあります。

新しいカフェを発掘していくのも楽しみの一つですが、
一つのカフェに通い続けて店員さんと仲良くなるのも好きです。

吉祥寺には通い詰めたカフェがあります。

cafe ZENNON です。

ここのフリーのwifiは重宝しました。天井も高くて圧迫感のない空間で、赤が基調となっているところも好きです。また、吉祥寺には漫画家やクリエイターさんがたくさんいらっしゃるそうなのですが、このカフェのコンセプトは「漫画」「アート」「カフェ」で、「創造性を育むカフェ空間」とうたっており、漫画をモチーフにした作品が多く飾ってあります。実際にお客さんでデザインを描いている方も見かけたりしました。とってもお洒落で素敵な空間なので、吉祥寺に行った際は是非寄ってみてくださいね。

他にもこれまで行ったカフェをブログで紹介しています。
(良かったらご覧ください。→ Kiccafe )

バリスタ


だけど、なんだかんだいって研究室が一番落ち着きますね。
やっぱり仲間の顔を見るとホッとするし、元気が出ます。

研究室では、先輩のアカデミック雑談に耳を傾けたり、
同期とお互いの進捗を話して励まし合ったり、
隣に山内先生のお部屋があるので適度な緊張感を保ちつつも、
先生から時々お菓子をいただいて癒されたり♡笑

大きなテーブルをみんなで囲んで座るスタイルも、そこで交わされる雑談も、真剣な話も、どこか家族のような雰囲気があってとっても素敵な研究室だと思います。


これからも、ファーストプレイス(家)、セカンドプレイス(研究室)、
サードプレイス(私の場合はカフェ)とうまく使い分けて
ストレスをためこまない研究生活を送りたいなと思います。

2011.10.26

【記事掲載】研究者の仕事術

研究室博士課程の安斎(@YukiAnzai)が企画・制作に関わっている「研究者の仕事術」サイトに、山内(@yuuhey)のインタビュー記事が掲載されました。

「研究が実践を生み、実践が研究を生む理想のサイクル」
http://amphibia.jp/

2011.10.21

【山内研メンバーの一日】私の1日

 皆様こんにちは。修士課程1年の吴重恩です。

 【山内研メンバーの1日】第5回目はわたしが担当させていただきます。
 
自分の1日を書くというのは、ほぼ日記みたいなものですね。日記は文学的素養の深さに関わらず、誰でも気軽に書けるはずです。なのに私は、昨日この「山内研メンバーの1日」のシリーズタイトルを5分間以上見つめて、1文字も書けませんでした。
 
唐宋八大家の一人の韓愈は嘗て言いました:「業は勤むるに精しくて、嬉しむるに荒み、行いは思うに成りて、随うに毀る」("业精于勤荒于嬉,行成于思毁于随")。充実な生活ぐらいあれば、書けないわけがないですね。一体いままでどれだけ怠けていてつまらない暮らしをしてたのかを自分に問いをしたい気分です。
 
「充実で面白みでいっぱいな1日」を書いてお送りしたいつもりでしたが、事実上こんな暮らしではないですから、それよりも「真実の1日」を送らせていただきます。
  
 殆どの時間をパソコン作業か読書で使っていますが、いかにも真面目そうなイメージです。しかし、途中チャットツールで友たちとチャットしたり飲み物を買いに行ったりするから非効率の至りで、視力が下がる一方で脳と心は相変わらず「空っぽ」状態のままです。

それにしてもなるべく落着いて勉強しようと頑張っています。「押詰め」教育を受けてきた私にとって、研究室やコモンズのような割とインフォーマル・ラーニングに向いている学びの場よりも伝統式な教室で集中できるのです。しかし最近図書館に行っても、つい寝てしまうから、結局やめました。いまはコモンズでバッハを聞きながら研究の作業をするのが一番多い感じです。お昼の時間になると、コモンズにいる違う研究室の人や違う国の人と一緒に大学付近のお店でご飯を食べながら悠々としたのが大好きです。

一人で海外で生活するのは色々と大変ですが、人生の「スプリング」(Spring)を常に意識しいます。スプリングは、何種の意味があります。春という意味もありますし、金属製の部品という意味もあります。人間とその生活はスプリングと同じように、ストレッチ(stretch) とリラックス(relax)を両立させることができるからこそ、いつになっても良い状態で働けるわけです。いくら忙しい日でも、趣味と休憩の時間を保証して、余裕を持って生活するのは大事だと思います。

吴重恩

2011.10.18

【参加者募集】大学生向けワークショップ勉強会

学びの場づくりを考え実践する大学生向け勉強会『FLEDGE』では、5期メンバーを募集いたします。
 FLEDGE とは「これからの社会のために、よりよい学びとは何かを考え、学びの場を自ら創りだし、増やしていく」というコンセプトのもと、理論と実践を行き来しながら進む大学生向けの勉強会です。 
 第5期では、ワークショップという新しい学びの場について考えます。魅力的なワークショップをデザインできるようになるために、勉強会を通してワークショップについて考え、最終的にメンバー自身でワークショップを企画・実践することを目標とします。
 ワークショップ初心者も大歓迎です!半年間、参加者一人ひとりの中で化学反応が起こるような場を一緒に創りましょう!

【参加資格】
-大学生(大学院生は除く)
-下記に挙げた活動日に全て参加できる方

【定員】
12名程度

【実施概要】
10月から 3月の半期で終了します。
勉強会は毎月1回程度開催されます。
活動時間は以下の通りです。
勉強会への参加は無料です。(実費が発生する場合を除く)

【内容】
第1回 10月27日(木) 19:00〜21:00(終了後、懇親会)  ガイダンス/ワークショップ体験
第2回 12月1日(木) 19:00〜21:00   ワークショップの作り方を学ぶ
第3回 12月27日(火) 17:00〜21:00    プレワークショップ実践
第4回 1月26日(木) 19:00〜21:00  プレ実践の振り返り
第5回 2月17日(金) 18:00〜21:00  本実践に向けての準備
第6回 3月29日(木)  16:30〜19:00(終了後、懇親会) 活動報告会
※本実践日は、第5回目と第6回目勉強会の間で、各班ごとに設定していただきます。

【活動場所】
東京大学本郷キャンパス 福武ホール 地下 2 階スタジオ1
http://fukutake.iii.u-tokyo.ac.jp/

【主催】
NPO 法人 EduceTechnologies http://www.educetech.org/

【ディレクター】
池田 龍太朗(千葉大学4年)Twitter:@ruxu_taro_
近藤 麻紀子 (千葉大学4年) Twitter:@makikonkon
中野 啓太(東京大学3年) Twitter:@kt_nakano
渡辺 彩紀(実践女子大学1年)Twitter:@KtSaki

【責任者】
山内祐平(NPO 法人 EduceTechnologies 代表理事/東京大学大学院 情報学環 准教授)
森玲奈(NPO 法人 EduceTechnologies 理事/東京大学大学院 情報学環 特任助教)

申し込みはこちらから

山内 祐平

2011.10.13

【山内研メンバーの一日】夏休みのとある一日

皆様こんにちは。修士課程1年の河田承子です!
だんだんと秋も深まってまいりましたね。先週から新学期が始まり、慌ただしく毎日が過ぎていきます!入学からもう半年が経ったのが信じられません。

さて、山内研に所属する大学院生が普段どのような生活を過ごしているのか、その日常に迫る【山内研メンバーの1日】をお送りいたします。

第四回目は私が担当させていただきます。
大学の近くに住んでいる私は、毎日自転車で通学しています。大学近辺は坂が多く、研究室にたどり着くのも一苦労です。夏の間は大変でしたが、最近は涼しい風が吹いてきたので、気持ちよくペダルをこいで通っています。東大は敷地がとても広い為、食堂や書籍部に行く時に自転車があるととても便利です。半年前までは、自転車にはあまり乗らなかったのですが、今ではとても重宝しています。

大学に到着すると、真っ先に向かうのは研究室です。論文を調べたり、先輩や同期とお話をしてお昼過ぎまで過ごします。ランチはもっぱらメトロ食堂に通っているのですが、最近は大学近辺で美味しいお店を探索中です!

さて、大体3時〜4時を過ぎるとまた自転車に乗って我が家へ戻り、研究室で調べた論文を読み始めます。大学生の頃は、図書館で勉強する時間の方が長かったのですが、大学院に入ってからは家で勉強する時間の方が長くなりました。一息ついた時には、Cook Padで夜ご飯何にしようかな〜?と検索したりしています。(私は食べる事が大好きなんです・・・)

こうやって振り返ると、夏休みはかなりのんびりした一日を過ごしていましたね。これも新学期が始まると一変しそうです。また気を引き締めて頑張っていきたいと思います。

河田承子

2011.10.11

【エッセイ】存在しない職業への準備

10月5日に、21世紀型スキルを育てるためのICT活用に関する記者発表を行いました。
東大、MS、レノボが「21世紀型スキル」育成を目指した教育の実証研究

21世紀型スキルは、今後の社会を生きていく子どもたちが必要な能力群として定義されていますが、以下のような内容が含まれています。

(1) 批判的思考力
(2) 問題解決能力
(3) コミュニケーション能力
(4) コラボレーション能力
(5) 自律的に学習する力
(6) ICT(情報通信技術)を確実に扱うことのできる能力・スキル
(7) グローバルな認識と社会市民としての意識
(8) 金融・経済に対する教養
(9) 数学、科学、工学、言語や芸術といった分野への理解を深めること
(10) 創造性

このような高次な思考力/応用力への傾斜は、高等教育におけるアクティブラーニングでも同様に見られる現象です。学力テストのPISAも同じ思想から設計されています。

欧米を中心にこのような考え方が強くなってきた背景には、情報化・国際化による労働市場の変容があります。「今年小学校に入学する子どもたちの65%が現在存在しない職業につく」という予測もあります。こういう状況では、医者や弁護士などの「固い専門職」をのぞいて、職業と学業の体系的な接続が難しくなります。そのため、転移可能性が高いコアスキルとして、思考力や応用力が重視されるようになっているのです。

参考記事:What's Your Major? Working Toward the Uninvented Job

山内 祐平

2011.10.08

【山内研メンバーの一日】出会い溢れる日々

皆様、こんにちは。修士課程2年の土居由布子です。

肌寒くなり、本郷キャンパス中からおなじみの銀杏の香り(←ちょっと苦手ですが)が漂うようになって秋を感じられます

昨日から冬学期のゼミが始まりました!M0(春に山内研究室に入ることが決まった未来の後輩達)の歓迎式も例年通り開かれました。

本当に時間が過ぎるのを早く感じる今日この頃です。

さて、山内研に所属する大学院生が普段どのような生活を過ごしているのか、
その日常に迫る【山内研メンバーの1日】が今回のブログのシリーズ、第三回目なんですが、

私の日常をキーワードにすると「出会い溢れる日々 」 が一番しっくりくるかと思います。

私の1日の過ごし方を簡単にいうと、

往復の電車で研究関連の本や論文などを読む時間、約2時間。

研究室に来る時間はいつもバラバラ(早い時は朝9時、遅いときは夕方3時)ですが平均お昼ごろでしょう。

毎日ではないですが、お昼休みまたは5時以降には本郷の御殿下ジムのフィットネスクラスを受けに行っています。(ヨガ、エアロビクス、ヒップホップ、シェイプボクシング等!)

山内研はコアタイムのような制度がなく、研究室に毎日来る人もいれば、あまり見かけないメンバーもいます。

私は土日も含め、ほぼ毎日研究室に来ていて、1日3〜6時間くらい研究室で過ごしています。

最近は友達とランチやディナーを食べに行くことも多く、お気に入りのお店を増やすことが最近の楽しみです。

友達との語らいを通して自己の振り返りや今後どうしていくべきかを整理することが多いですね。本当に多くの素敵な方々に支えられていて幸せ者だと思います。

さて、タイトルに示したように私の日常は出会いが多いなぁと思うのですが、その原因は2つ。

Facebookを駆使して自身が住むつくばのコミュニティ、そして都内のコミュニティをこの1年半でどんどん広げていきました。

もう一つは国際的な異業種交流会を月1で主催していることです。毎回500人規模の人々が集まります。

研究においても自身が所属する研究室だけではなく、青山学院、NHKの方々とワークショップを実践したり、研究の相談をさせて頂いたりしています。

これもご縁で、TAとしてアルバイトしていた授業の中で特別講演をされた先生が青山学院で映像関係のラボをやっていて、呼んで頂いたのがきっかけです。

私はとにもかくにも自分で企画して実践することが大好きな人間で頭の中には次の企画のことが常にあります。

半年後には社会人になるわけですが、自身の仕事以外に、交流会やSNSを越えてワークショップや、展示会など色々な企画にこれからも挑戦していきたいと思っております。

その前にあと3か月で修論を書き上げなくてはいけないので、ここに書いた私の日常はひとまず置いといて、修論と本格的に向き合っていこうと思います。

調査では一般の方々にインタビューをしていくのですが、このフットワークとエネルギーを活かして、多くのことを見出して行ければと思います。

[土居 由布子]

2011.10.05

【記者発表】21世紀型スキルを育成するための実証研究

▼10月5日水曜日13時30分より、駒場に新設された21KOMCEEにて以下の記者発表を行いました。

東京大学、日本マイクロソフト、レノボ・ジャパンが、21世紀型スキルを育成するための実証研究を実施

~ 東京大学の「21 KOMCEE」の取り組みと連携し、豊島区立千川中学校でタブレットPCとクラウドの活用を検証 ~

 国立大学法人 東京大学(総長:濱田 純一、以下 東京大学)、日本マイクロソフト株式会社(本社:東京都港区、代表執行役 社長:樋口 泰行、以下 日本マイクロソフト)、レノボ・ジャパン株式会社(本社:東京都港区、代表取締役 社長:ロードリック・ラピン、以下 レノボ・ジャパン)は、次世代を担う子どもたちの21世紀型スキルの育成を目指して、ICTを活用した実証研究に連携して取り組むことで合意しました。3者では、東京大学に9月28日(水)に竣工した「21 KOMCEE」(注1)において、タブレットPCとクラウドサービスを活用した能動型学習(アクティブラーニング)に取り組むとともに、本取組みと連携し、同様の最新のICT環境を、豊島区教育委員会(教育長:三田 一則)の協力のもと、豊島区立千川中学校に展開し、実証研究を行います。

 現在、これからの国際社会で活躍する人材育成の課題に対して、世界の教育科学者やUNESCO(United Nations Educational, Scientific and Cultural Organization)、OECD(Organization for Economic Co-operation and Development)などの国際教育機関が連携して、21世紀の国際社会で必要な、子どもたちがこれから身に着けていくべき能力として「21世紀型スキル」を規定し、その育成に取り組んでいます。21世紀型スキルでは、コミュニケーションやコラボレーションの能力や、課題発見解決力などともに、それらのスキルを支えるICT活用力や情報リテラシーの育成が推奨されています。

 東京大学、日本マイクロソフト、レノボ・ジャパンおよび豊島区教育委員会の4者は、ICTを活用した21世紀型教育を再構築し、日本のこれからの教育を提示するために連携し、東京大学では10月上旬から、豊島区立千川中学校では10月下旬から本プロジェクトを開始します。

■実証研究の内容
 東京大学では、Microsoft(R) Windows(R) 7を搭載したタブレットPC60台と教育向けソフトウェア、およびクラウドサービスを備えた最新のICT環境を、「21 KOMCEE」に構築し、2006年4月~2009年3月に実施したMEET(Microsoft chair of Educational Environment and Technology:マイクロソフト先進教育環境寄附研究部門)の研究成果をもとに、タブレットPCを活用したアクティブラーニング型のモデル授業を実施します。また、そこで得た経験やノウハウを、豊島区立千川中学校でのICTの活用や21世紀型スキル育成のために共有するとともに、本プロジェクト全体の実証研究の成果を公開授業等で紹介することで、ICTを活用した21世紀型教育を提示していきます。

 豊島区立千川中学校に、Windows 7を搭載したタブレットPC40台と教育向けソフトウェア、およびクラウドサービスを備えた最新のICT環境を構築し、生徒1人につき1台のPCを活用した授業や、クラスの枠組みを超えた教育活動を実現することで、21世紀型スキルの育成に有効なICT活用の検証を行います。
*利用するソフトウェアやクラウドサービスの詳細は、添付資料を参照ください。

■各者の役割
東京大学:
 21世紀型スキル育成のためのICT活用に関する助言、教職員研修の講師や教材の提供。駒場キャンパスの「21 KOMCEE」での講義で最新のICT環境を利用し、そこで収集した経験やノウハウを実証研究に活用

日本マイクロソフト:
 マイクロソフトが世界で展開している教育支援プログラムの「Innovative Schools Program」(注2)の一環として、教育専門家の手配や、教育改革を進めるためのWebツールであるスクールリサーチの提供、海外で実績のある教材および教育向けICTツールの提供、豊島区立千川中学校の教職員への技術研修、海外との情報共有の場の提供などを実施

レノボ・ジャパン:
 若者の夢の実現を支援する「U.dream」プロジェクト(注3)の一環として、東京大学の21 KOMCEEへタブレットPC 60 台の寄贈、豊島区立千川中学校へのタブレットPC 40台の寄贈と、実証研究に際してのテクニカルサポートの提供

豊島区教育委員会および豊島区立千川中学校:
 実証研究への教職員の参加・協力、教育委員会や学校が実施する教職員研修との連携、実証研究に伴うICT環境の整備 


(注1)21 KOMCEE(21 Komaba Center for Educational Excellence, 理想の教育棟):自ら考えて判断したり、仲間や教員と議論しながら互いに切磋琢磨したりする主体的な学び・能動的な学びを表す「アクティブラーニング」を支援するための施設として、東京大学 駒場キャンパス内に2011年5月に完成し、2011年冬学期より授業での利用を開始します。21 KOMCEEの詳細は下記Webサイトを参照ください。
 http://www.komcee.c.u-tokyo.ac.jp/

(注2)Innovative Schools Program:マイクロソフトが、企業市民活動の一環で全世界で展開している教育機関向けプログラム。教育現場が抱えている共通の課題に対応して、自治体や教育機関、パートナー企業と連携してICTを活用したソリューション作りに取り組み、教育現場でのICT利活用ソリューションの活用モデルを提示することを目指しています。

(注3)「U.dream」プロジェクト:レノボ・ジャパンが、志を持つ若者の夢の実現と、若者の未来を支援する団体をサポートするプロジェクト。「Education(教育)」「Entrepreneurship(起業)」「Environment(環境)」「Global(グローバル)」の4つのカテゴリがあります。PCの貸し出しや寄贈ならびにその団体の活動紹介を通して、国際社会で活躍する人材育成のための活動の一環。

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