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2021.04.30

【研究テーマ紹介】若年労働者のレジリエンス向上の支援に関する研究(M2 倉持裕太)

みなさんこんにちは!山内研M2の倉持裕太と申します。
まずは自己紹介ということで、簡単に経歴をお話したいと思います。
私は生まれも育ちも富山県で、好青年として順調にスクスクと育っていったはずなのですが、どこかで道を外し、尾崎豊的な理由(興味があれば研究室訪問で聞いてください)で高校を中退することになりましたが、高卒認定試験を突破し、大逆転ラッキーパンチで慶應義塾大学の文学部に合格・入学しました。
そして、文学部の教育学専攻を卒業し、1年間のギャップイヤー過ごして、山内研にお世話になりはじめ、とうとう2年目に突入しています(あっという間!!)。

研究テーマについて、M1の頃は正直なところ、紆余曲折がありました(紆余曲折の歴史を知りたい方はコチラをクリック☆)が、現在は「若年労働者のレジリエンス向上の支援に関する研究」というテーマで研究を進めています。
「レジリエンス」という言葉に馴染みのない方もいると思いますが、この研究を一言で言い表すなら、
職場で困難な状況に陥った時、他者からどのタイミングで、どんな支援があれば困難な状況を乗り切り、その後精神的に強くなれるのか
になるかなと思います。

私自身、学部時代から現在まで、企業に属して働くという経験をしながら学生生活を過ごしてきたのですが、重めの仕事と激闘する過程において、「苦しいな〜」と思いながらもどこかで「楽しいな〜」と感じながら取り組み、最終的に、以前よりも一回り成長しているといった経験が多くありました。
そんな経験を研究として深掘っていきたいなと思い、M1の頃は、「経験学習」「一皮むける経験」といったキーワードを中心にレビューしていましたが、それはもう、全然リアリティのある問いを導出できず、どん詰まりしていました。
“これじゃ埒が明かねえ!“ということで、インタビューを行い、現場でゴリゴリに戦う戦士たちに、職場での苦労話とそれをどう乗り越えていったかを聞いてみました。
すると、みんな共通してざっくり以下の2点を話してくれていました。
①苦労する結果、以前よりも精神的に強くなれる
②苦労する過程では、周囲からのコミュニケーションや手助けがあるとより強くなれる

これらの発見をヒントに、
「苦労している過程において、他者からの“どんな支援“が重要なのか?」
「その支援は、苦労している過程の中の“どのタイミング“で与えられるべきなのか?」
なんてことを真剣に考えるようになり、近い領域の先行研究をたくさんレビューし、発表し、フィードバックをもらった結果、この路線を攻めたるぜ〜〜ってことになり、今に至ります。
1年間もがき続け、「どんなタイミングで、どんな支援があれば、精神的に苦しいときも強くなれるのか」というクエスチョンを導き出せたので、
M2の1年間では、しっかりとアンサーを作っていきたいと思っています。

また、私の研究から導かれるアンサーにどれだけの価値を出せるのかはわかりませんが、個人的には、職場で落ち込んでいる若手を見て、
「あの人には今どんな声かけが必要なんだろう。。。?」
と悩む上司(または同僚や部下の)皆さんに対して、有用な知見を作り出せるといいな〜〜なんて考えています!

予想以上に長くなってしまいました!すみません!
修論提出まであと9ヶ月もないと思うとガクガクブルブルですが、後悔のないように、納得のいく研究をしたいと思います!

【倉持裕太】

2021.04.28

【お知らせ】大学院入試・研究室説明会

5月16日(日)13時より、山内研究室が所属する大学院学際情報学府の入試説明会がオンラインで開催されます。
詳細は決まり次第以下のサイトに告知されますので、ご確認をお願いします。

http://www.iii.u-tokyo.ac.jp/event/0422exam

大学院学際情報学府の入試説明会に引き続き、研究室説明会を以下の日程で開催します。
5月20日(木)12時から13時まで

12時00分〜12時15分:研究室の概要説明 と質疑応答 ※1
12時15分〜12時30分:大学院生・スタッフの自己紹介
12時30分〜13時00分:大学院生・スタッフとの個別相談 ※2

※1 受験の公平性を確保するため、研究計画に関するコメントはできません。
ゼミの運営や研究プロジェクトについて質問を受けます。
大学院生・スタッフとの相談
※2 研究室の雰囲気や研究の内容について聞いてください。
大学院生・スタッフは審査に関わりませんので、研究計画について意見を求めてもかまいません。

参加を希望される方は、研究テーマ(相談する大学院生・スタッフを選ぶ際の参考にします)を書いていただいた上で、iiiylabcontact[atmark]gmail.comにメールしてください。
折り返しZoomのアドレスをお知らせします。


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