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2022.05.23

研究に役立つウェブサイトやツール(M1田中冴)

皆様はじめまして。この春入学したM1の田中冴と申します。
いつも読む側だったこの山内研ブログを、自分が書くことになるとは…としみじみしつつ書いています。

まずは自己紹介を兼ねまして、これまで何をしていた人かを簡単に紹介します。
私の生まれは福岡で、大学学部時代は九州工業大学というところで機械工学をやってました。この大学にはグループワーク向けにデザインされたMILAiSという教室がありまして、私はここの学生スタッフをずっとやっていました。そこのスタッフ研修で学習環境デザインに関する文献のゼミをやったり、それをもとにワークショップを企画したりする中で、私は徐々に山内先生の研究室に興味を持つようになりました。そこで学部4年時に学際情報学府の院試にチャレンジしましたが、あえなく不合格。今考えてもあまりに向こう見ずだったと思うんですが、当時併願も就活もまったくしていなかった私は、来年度行く宛が完全になくなりました。2021年2月ごろのことです。
その後、MILAiSでお世話になっていた先生の元同輩というご縁で、聖心女子大学の先生が私を研究生として1年受け入れてくださることになりました。私は上京し、この先生のもとで1年修行しつつ、学際情報学府にまたチャレンジしました。そして、学部時の夏季冬季院試を全て合計して実に4回目(!)のチャレンジでやっと合格をいただき、2022年4月に入学するに至りました。

入学してから早1ヶ月ですが、各自の研究テーマに限らずにいろんな興味や思いについての話に付き合ってくださる同期の方々や、面白くて頼もしい先輩方に出会うことができ、忙しくも楽しく過ごしています。
私の研究テーマですが、皆様にツッコミをビシバシいれていただきつつ、絶賛問い直し中です。恐れを捨ててざっくり書きますと、人の考えの枠組みを変えるというところを、ハイパーテキスト的な文書システムによって支援できないか、といった感じです。はやくこのブログに書けるくらいにまとめられるよう頑張ってまいります。

では、ここから「研究に役立つウェブサイトやツール」の紹介に入っていこうと思います。

①研究を進める場所
学環コモンズ
1つ目は、研究を進める場所についての話題です。2021年はせっかく東京に来たのに自宅での作業ばかりだったので、2022年はなるべく外に出てみようと思っています。最近は、本郷キャンパス内の学環コモンズという場所でよく作業をしています。学環コモンズは、情報学環・学際情報学府の全メンバーが利用できるスペースで、個人作業をしている人もいれば、グループで会議をしている人もいたり、その辺でちょっと世間話をしている人もいたりと、いろんな使い方が混ざり合っている場所です。学際情報学府の方々はとりわけ研究テーマが多彩ですが、そういう垣根も超えて「何読んでるんですか?」と話しかけてくださる方がいたりと、越境がテーマのひとつである学際情報学府の特徴がよく滲み出ている場所だなとも感じます。
場所場所によって、いる人も違えば文化も違ったりするので、気分や作業内容によっては、学環コモンズに限らずに場所を変えたりもします。研究をする場所を気にしてみたり、いつもとはちょっと違う場所に体ごと移してみるというのは、結構気分転換にもなって良いかもしれません。

②作業時間記録アプリ
toggl track
2つ目は、作業時間記録アプリです。学際情報学府に入ってから、思っていたより授業が忙しく、なにかと時間に追われて、気づいたら一週間経ってる、ということがよくあるので、何に時間がかかっているのかを残していくために使い始めました。時間記録系のアプリはたくさんあるので、特にこのアプリがおすすめということでもないですが、私がやりたいことが無料で十分にできるので、toggl trackというアプリを使っています。基本的な使い方は、今からやることのタイトルを書いて、タイマーのスタートを押す。作業が終わったらストップを押す。これだけです。
私は事前に計画をたててその通りにこなしていくというのが本当に苦手なので、あくまでやったことを記録するだけをやる、と心に決めてtoggl trackを使っています。作業時間の履歴を残していくことで、パソコンに向かって作業してる時間は1日平均これくらいなんだなとか、この本を1章分精読すると2時間くらいかかるなとか、前回はこの発表の準備にこれだけ時間がかかったから次もこれくらい見ておこうとか、そういう見通しは立てやすくなったように感じます。

【田中冴】

2022.05.19

研究に役立つウェブサイトやツール(M1加藤亮介)

皆さん初めまして。今年の春に入学した加藤です。

まあまずは本題の前に自己紹介を。私は東京学芸大学の初等社会科選修を2017年に卒業して商社で保険の企業営業を5年していました。学部では教育や経済学、デザインに特に興味があってあれこれ手を出したものの、吸い寄せられるものに出合えず(生意気ですね)、ふらふらしている私を拾ってくれる会社に迷わず就職、そこでは本当に色々な経験をさせてくれました。今でも感謝です。

会社でもいろいろ手を出す癖が止まらなかった私ですが、いろいろな関心が共存しているのが自分の個性なのかなと思い始め、でも自分が一生かけて取り組むフィールドは決めたいなという気持ちがずっとありました。そこで出合ったのが情報学環でした。人の成長という軸はありつつも、教育=学校というイメージを壊してくれるぶっちぎりの多様性に惹かれて山内先生の研究室にチャレンジしたところ、運よく拾っていただきました。

拾われてばかりの私ですがこれからの素敵な出会い・出合いを楽しみにしつつ日々学んでいます。

さて、ここでようやく「研究に役立つウェブサイトやツール」です。研究計画書で役立った、修士論文で役立っているものをメモします。

・教育業界ニュース「ReseEd(リシード)」
https://reseed.resemom.jp/
私の場合、教育と距離のある環境で研究計画書を書く必要があったので、「教育では今何が課題になっているか」に目を向けることから始めました。いくつかニュースサイトは見ましたが、RedeEdは政府系(文科省など)と企業系(商品・サービスのリリースなど)、研究系(実態調査のリリースなど)がバランスよく載っているサイトのように感じました。

・Zotero(論文の管理アプリ)
https://www.zotero.org/
研究計画書を書いている1年前の自分に教えてやりたい、というアプリです。皆さんは論文を読みためているうちにパソコンのフォルダがいっぱいに、フォルダ分けしようにもカテゴリに悩むにという経験はないでしょうか。このアプリだと論文から書籍のメモまでまとめて一つのフォルダに保存、検索でき、一つのファイルを複数のカテゴリに分類することができます。ファイルによっては自動で論文情報を登録、参考文献の書式で出力してくれるので、参考文献を手打ちしていた私にとっては感動でした。似たようなアプリはいくつかあるようですので使いやすいものを選ばれることをおススメします。

2022.05.11

研究に役立つウェブサイトやツール(M2早川裕貴)

お久しぶりです。修士二年の早川裕貴です。

案外ブログ記事を読む人が多いことを知ったので今回は真面目に書こうかなと思います。
今回のテーマは「研究に役立つツール」なので、最近使って便利だったツールを紹介します。

Zapier
アンケート調査を行うにあたり、煩雑な操作を自動化するために各種webツールを用いています。
特にZapierは特定アクションに対して、連続する操作を設定することができる便利なウェブアプリです。
例えば
・グーグルフォームに回答があったら、その回答者にメールを送る
・回答に対して乱数を生成して、アンケートに埋め込んで送信するとか
・未回答者に対して定期的にDMを送る
などの作業を自動で行うことができます。

Slack sdkというAPIを利用してbotを作れば、Personalizedした研究フォームをDMすることもできます。
縦断調査にはもってこいですね。


無料かつノーコードなので(slack sdkは別)気軽に使える点が魅力です。
なので研究のみならず、趣味や仕事など様々な場面で役立てることができます。

遊び半分でツールを作るのが好きなので心に余裕ができたらYlabのslackで、
「研究室にある書籍を呟くbot」とか
「卒業生の修論のどこか一節を脈絡なく呟くbot」とか
作ってみたいと思ってます。

おまけコーナー【先輩への手紙編】
Wさん、お元気ですか
私も春からM2になり、同時に新しいM1が入学してきました。
去年の自分とは比べ物にならない優秀な方々で面食らいまくっております。

私が入学した当初は右も左もわからず彷徨っていましたが、ようやく先輩方が言っていたことがわかるようになってきました。
M1の研究を見て「これめっちゃいいな…」的な魅力を感じられるようにもなってきました。

Wさんは去年の同じ時期、テーマが定まらない自分を目にかけてくださりました。
それによって救われていた自分がいるのも事実です。
最終的な研究スケジュールはWさんと同じには絶対になりたくないのですが、後輩に安心感を与えられる良きM2としての姿勢はWさんから学び、体現できるように努力していきます。

素敵な後輩より

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