2007.07.16
文献を探す魔法のような方法があればと思っている人は多いでしょう。
実際には、多くの研究領域では電子データベースが急速に整備され、私が学生だったころに比べると、はるかに恵まれた環境ができています。私が関係している領域で、役に立つものをいくつか紹介しましょう。
1) 日本語の論文検索
最近書かれた日本語の論文は、国立情報学研究所が提供しているCiNii(さいにー)というデータベースで調べることができます。最近はPDFで本文を提供している学会も増えているので、オンラインだけでもかなりの情報を手に入れることができます。
2) 日本語の書籍検索
同じくNIIが提供しているWebcat Plusを使うという手もあるのですが、意外に使えるのが、Amazonです。キーワードでひっかかった本を買った人が、別のどんな本を買っているかをみると、参考になります。
3) 英語の論文検索
教育関係の英語論文は、ERICを使って探すことができます。その領域の概要を知りたい場合は、絞り込み条件で、ERIC Digestというレビュー論文を指定して読むと、研究動向がよくわかります。
4) 英語の書籍検索
日本語と同じようにAmazonを使うのも有効ですが、こちらは、Google Scholarもおすすめです。左側に研究者の名前がでてきますので、上手に活用してください。
[山内 祐平]