BLOG & NEWS

2007.11.23

【研究に役立つウェブサイト】ワークショップ

ちゃぷら
ちゃぷらは、ワークショップに携わる人のためのSNSです。
以前は招待制でしたが、11月16日から、登録制にかわりました。

全国のワークショップ情報や、ワークショップをされている方の体験談、こんな良い場所があった!などの情報共有が行われています。
また、 ミュージアム・エデュケーション・プランナーの大月ヒロ子さんのコラムや、苅宿俊文先生の「ワークショップの人材育成」についてのコラムなども充実しています。
「私のワークショップ未来図」では、上田信行先生、日比野克彦さんの、ワークショップの原点、実践、そして未来図が紹介されています。

さすが「ワークショップの」SNS、カラフルで見ていて楽しくなります。
ワークショップというある特殊な状況に参加者を巻き込んでいく時に、あの楽しい色合いには不思議なパワーがあるような気がします。

さて、私はワークショップと空間について考えています。
私が以前いた建築学科の周りでも、ワークショップという言葉を多く耳にします。
eAINAは、EAST-ASIAN INFORMATION NETWORK ARCHITECTUREの略で、建築の文献検索や、オンラインセミナーなどを見ることができます。

「ワークショップ」というキーワードで検索してみると、論文で390件、雑誌、行事情報でそれぞれ12件ずつありました。
まちづくりワークショップや、住宅を作る際の住民とのワークショップなどはよく聞きますが、こんなものもありました。
『建築構造物の健康診断に関するワークショップ』
『雪と建築計画に関するワークショップ』
ワークショップ。まだまだ知らない奥深さがありそうです。

[牧村真帆]

2007.11.20

【公開研究会】子どもの放課後学習環境

2007年度第3回となる12月のBEAT公開研究会は、
 「子どもの放課後学習環境」
というテーマで開催します。

学校教育のような公的に提供される学習は "Formal Learning"、
それ以外の家庭や社会で行われている学習を "Informal Learning"
と呼ぶことがあります。

"Informal Learning"は、時間的にも圧倒的に長く、重要な存在でありながら、
今まであまり注目されてきませんでした。

今回のBEAT Seminarでは、子どもが放課後や休日にどのように学んでいるのか、
また、学びをささえる空間や人工物はどうあるべきなのかについて、考えて
いきたいと思います。

—————————【2007年度 第3回 公開研究会 概要】————————
■テーマ
 「子どもの放課後学習環境」

■主催
  東京大学大学院 情報学環 ベネッセ先端教育技術学講座

■日時
  2007年12月1日(土)午後2時より午後5時まで

■場所
  東京大学 本郷キャンパス 工学部2号館北館 9階 92-B教室
http://www.beatiii.jp/seminar/seminar-map32.pdf

■定員
  70名(お早めにお申し込みください)

■参加方法
  参加希望の方は、BEAT Webサイト
http://www.beatiii.jp/seminar/
  にて、ご登録をお願いいたします。

■参加費
  無料

■内容
1. 趣旨説明 14:00−14:10
 東京大学 准教授 山内 祐平

2. 講演 14:10-16:00
 ●子どもの放課後の学びはどうなっているか—国際比較調査から
   木村治生氏
  (株式会社ベネッセコーポレーション
   Benesse教育研究開発センター 教育調査室長)
 ●‘子育て住空間’、チャレンジが続く住宅業界の動向
   藤井繁子氏 
  (住生活ジャーナリスト/株式会社リクルート 住宅総合研究所 主任研究員)

▼休憩

 ●感性を育む『おうちワークショップ』−「ヒラメキット」シリーズ
   安永哲郎氏
  (コクヨ株式会社 RDIセンター ThinkEngine 事業開発部)

3. フロアディスカッション 16:00-16:30
 フロアのみなさまのグループディスカッションから、質問を出していた
 だきます。

4. パネルディスカッション 16:30-17:00
 「子どもが自然に学べる環境、文化をどう構成するか」
  司会:山内 祐平
  パネラー ・木村治生氏・ 藤井繁子氏・ 安永哲郎氏

2007.11.16

【研究に役立つウェブサイト】『人が学ぶということ』サポートページ

人が学ぶということ サポートページ
http://www.coglearning.com/

今回ご紹介するのは,学習理論を学ぶ教科書的な本である,『人が学ぶということ 認知学習論からの視点』(今井むつみ・野島久雄著,2003,北樹出版刊)のサポートページです。

本書の冒頭にもこのwebサイトの紹介がされているので,アクセスしたことがある人もいるかもしれません。本書に載せられなかった情報をこのwebサイトを見ることで補完することができる,というサポートページとなっています。

紙面の都合上,本書に載せられなかった情報として参考文献がtxtファイル,docファイル,pdfファイルでDLすることが可能となっている他,今井先生が講義で用いたpptファイルの資料がUPされていたり,それぞれの章で用いられている用語の細かい説明,その章に関連する研究やwebサイトの紹介などが載っています。
そのため,本書を読みながらこのページを利用することで,補完的なツールとして用いることができます。

各章,インデックスページ,参考文献ページへ行くことができるリンクが貼っており,それぞれの章ごとに
 ・この章の概要
 ・この章の目次
 ・この章のことば
 ・重要な研究一覧
 ・関係する情報
が載せてあります。全体的にシンプルで見やすい構成となっています。

個人的には,基礎基本をしっかり押さえるにはよい本だと思っています。単語や関連する研究にも発展させることが出来るので,さらに細かく押さえることが出来るという点において重宝するのではないでしょうか。


関連情報
『人が学ぶということ 認知学習論からの視点』(今井むつみ・野島久雄著,2003,北樹出版刊)
amazonはこちら

[坂本篤郎]

2007.11.13

【お知らせ】iii online 授業公開中

学際情報学府のeラーニングサイト 「iii online」では、いくつかの授業を公開していますが、顔学で有名な原島博先生の授業が新しく公開されました。

http://iiionline.iii.u-tokyo.ac.jp/index.php/lecture/26#video

今回の授業では「時代をみる目」というタイトルで、大局的なビジョンについて語っていらっしゃいます。ぜひお楽しみください。

2007.11.08

【研究に役立つウェブサイト】今日のデザイン

今回の【研究に役立つウェブサイト】は,すこし趣向をかえて,「未来の学習って何だろう?」という想像を膨らませてくれるウェブページとして,dezain.netを紹介したいと思います.

普段から私たちは,まだ見ぬより良い学習/教育を求めて,いろいろと考えます.
こんな学習はあるだろうか,こういう学習はどうだろう?
こういう風に教えてみてはどうか,こんな教え方は?
でもそんなとき,私たちが想像出来るのは,私たちが見たり聞いたりした範囲に限定されてしまうことが多いのではないでしょうか.考えてみることの重要な要素の一つに,今までの見方を変えてみる,という行為があるように思うのですが,言うは易し行なうは難し,でなかなか難しいですよね.

そこで少し堅くなった頭にスパイスとして,デザイン方面のウェブサイトを覗いてみてはどうでしょうか.今回ご紹介するウェブサイトは,日本のデザイン動向を多く盛り込んだデザイン関係ウェブサイトへのリンク集的な色彩の強いサイトで,詳しい方には不向きかもしれませんが,ちょっとしたアイディアのため,日々の情報収集の一環に向いているのではないかと思います.

え?デザイン,なんて思われる方もいるかもしれません.でも,ちょっと待って下さい.先日,かの有名な教育工学者,Papart先生のもとで学んだ経験もおありになる同志社女子大学の上田先生から,Papart先生が常々"you can't think about thinking without thinking about something."と仰っていられたという逸話を聞くことが出来ました.ちょっと意訳してしまうと,「なにか考える対象がなければ,考えることについて考えることは出来ない」といったところでしょうか.私たちにとって,なかなか自分が経験してきたスタイル,場,道具以外の状況における学習を想像することは難しいように思います.その原因のひとつに,想像する対象が限られているから,という要素もあるのではないでしょうか.世界の最先端デザイナーの作品を考える素材にすることで,ちょっとだけ見方が変わることも,あるかもしれません.


ひとつだけ,具体例を挙げてみたいと思います.もしお時間があれば以下のサイトを覗いてみて下さい.
URL
http://www.3xn.dk/
【操作方法:左のメニューバーから"architecture"を選択→上から5行目,左から3列目の"Orestad College"を選択】

この建物はデンマークはコペンハーゲンの高校だそうですが,これまでに学習や教育を考える,想像するうえでの素材となってきた所謂"学校"とはかなり趣が異なるのを感じていただけるのではないかと思います.

他にもMITのMedia Labratoryから,StanfordのSCiL(Stanford Center for Innovations in Learning)等多様な学習環境が世界では増えつつあるように思います.
もちろん,これは先進的な海外の事例にとどまりません.我らが研究室も来春には国内有数の学習環境を持つことになりそうです!
http://www.u-tokyo.ac.jp/public/public01_171212_j.html
今後さまざまな場面で,今まで以上に,デザインされた場や見たことも無いデザインが,学習や教育に関わっていきそうなことだけは確かでしょう.

秋の夜長に,最新のデザインを見ながら,ここでならこんな学習が,こんな道具を使えばこんな教育が,なんて想像を膨らませ,知的好奇心を刺激しながら研究について考えてみるのは如何でしょうか.

2007.11.06

【エッセイ】打ち放しがなくなる!?

今月号のGA JAPAN 89に福武ホールの施工についての記事が掲載されています。その中に気になる一節がありました。

打ち放しがなくなる!?

安藤 「東大の現場では、まだ職人の力が生きていると思いますが、正直なところ、現場打ちのコンクリートはなくなっていく流れにあると思います。賃金も安いし、このまま合理化が追求されると、いい職人は生き延びていけません。以前と同じことをやっていても、単価が上がってしまい、クライアントの負担も大きくなります。

<中略>

◆実際に、施工の現場ではかなり職人さんが減っているのですか?

朝日 人数が減っているのは事実ですね。その結果、これまで考えていたような工期を計画しても、人数が集まらずスケジュールを変更せざるを得ないということは実際に起こっています。また、工業製品を使うような形に変えざるを得なくなるケースも増えると思います。

安藤 我々はそこまでの状況には直面していませんが、大工、左官、配筋工などの職人の高齢化も進んでいて、もう五年もすればいなくなってしまうんじゃないかと思うくらいです。

岩間 特殊技能を存続させるという意識をきっちり持っていないと、技術の伝承がなされないまま、日本の建築界は大変なことになってしまうのではという気すらしています。

(GA JAPAN 89, pp137)

私もこの建物に関わるまで、打ちっ放しのコンクリート建築が職人技によって支えられていることを知りませんでした。見た目がシンプルなだけに機械的にできそうな感じを受けますが、実は職人の高度な技によってのみ実現できるものだったのですね。

生産や流通の環境が激変する中で、職人技的な特殊技能が滅びていくという話はいろいろな領域で聞きますが、こんな身近に起きているとは意外でした。

[山内 祐平]

2007.11.01

【研究に役立つウェブサイト】ワークショップをやってみる

メルのもと.com
http://mellnomoto.com/

メルのもと.comは、情報学環の水越伸先生の研究室が中心となって作成された、メディアリテラシーの実践における送り手と受け手のコーディネーションを目的としたサイトです。「Text:読む/知る」「Link:調べる/つながる」「Workshop:やってみる」の3階層から構成され、「Text」ではこれまでメルプロジェクト(メディア表現・学びとリテラシープロジェクト)において発表されてきた論文、報告書を読むことができ、「Link」ではメディアリテラシーに関わるさまざまな書籍やウェブサイトが紹介されています。

このサイトの大きな特徴は、上のようなデータベース的な機能だけでなく、「Workshop」のページに、ワークショップを実施するための「ワークショップ型紙」が用意されているところです。「ワークショップ型紙」は、基本的なワークショップ案「基本の型紙」(クレイアニメを作ろう)と、ワークショップを彩る「アクセサリ」(チーム分けシール、チーム分けスタンド)から構成されます。基本の型紙は、スタッフ用WSシナリオ、参加者用WSシナリオ、絵コンテシート、ふり返りシートから構成されます。メディアリテラシーのワークショップをやりたいという人は、この「基本の型紙」に「アクセサリ」を自由に組み合わせ、ワークショップを作ることができます。

国立民族学博物館には博学連携の一環として子どものための学習キット「みんぱっく」を用意しており、多くの子ども向けワークショップを実施しているCAMP(Children’s Art Museum & Park)には「CAMPACO」というワークショップキットがあります。ワークショップをパッケージ化し、各地にその実践を広げていこうという事例は最近よく見られるようです(民博のものは必ずしもワークショップではありませんが)。メルのもと.comの特徴は、それをウェブサイトを通じてやろうとしているところでしょう。

メルのもと.comと今回挙げた2つの事例に共通する特徴は、パッケージだけでなく活動案を一緒に提示するなど実践へのサポートがあること、そして、基本的に無償で提供されるということです。ワークショップのパッケージはコンピュータで言うところのシェアウェア(フリーウェアではなく)のようなものであると言えるでしょうか。

あちこちCAMP
http://www.camp-k.com/otona/achikochi/
国立民族学博物館|みんぱっく
http://www.minpaku.ac.jp/museum/kids/minpack/

[平野智紀]

2007.10.25

【研究に役立つウェブサイト】図書館の本を探す

自分の研究テーマに関連した本を探すには,自分が望む条件をうまく検索することが必要となります.
今年の夏には,著作権の保護期限が切れた本の本文を検索することができる「グーグルブック検索(*1)」の日本語版サービスも開始し,慶応大学がグーグルブック検索への協力を表明して話題になりました.

さて,東京大学では大学の図書館にいかずともオンラインで書籍や論文等の電子的な学術情報を検索できるサービスが充実しています.そのゲートウェイとして「GACoS(Gateway to Academic Contents System) (*2)」が提供されています.
ここで利用できるデータベースの内,特に蔵書の検索ではOPACを利用することができます.
OPACとは,書誌情報や所在情報を電子化して検索することができるようにしたオンラインの蔵書目録です.
東京大学OPAC(*3)」は,蔵書の検索ができるだけでなくブックコンテンツのデータベースとOPACが連動していますので,本によっては,本の目次や内容も得られることができるものもあります.
さらに,書籍探索システム「Littel Navigator(*4)」というサービスが2007-05-08に開始されました.Littel Navigator とは,Web 情報資源と図書館情報資源を統合的に探索できるナビゲーションシステムです.(GACos NEWSより).具体的には,単語に対して図書館資料分類法のカテゴリに加え,参考となる書籍やウェブサイトをを返してくれるというものです.
蔵書の検索だけでなく,OPACと色々なデータベースが連携したり,OPACを対象として検索しさらなる情報を返してくれるサービスが充実しています.これらのデータベースや検索エンジン等々の情報の提供者に感謝しつつ利用したいものですね.
(*1) グーグルブック検索 http://books.google.co.jp/
(*2) GACoS http://www.dl.itc.u-tokyo.ac.jp/gacos/
(*3) 東京大学OPAC https://opac.dl.itc.u-tokyo.ac.jp/
(*4) Littel Navigator http://u-tokyo.navi.littel.jp/
[寺脇由紀]

2007.10.23

【エッセイ】教材の説明責任

教育学部の授業「学習環境のデザイン」は、今年学部横断型教育プログラム:メディアコンテンツのひとつとして、デジタル教材をレビューしています。今週は、フードフォース(Food Force)をとりあげました。
フードフォースは、国連の組織である世界食糧計画が作ったシリアスゲームで、インド洋に浮かぶ島であるシェイラン島で大規模な災害が起きたときに、緊急食料援助するために以下の6つのミッションをこなす必要があります。

1) 空からの偵察:上空から食糧援助を求めている人を把握する
2) 食糧の調合:栄養のあるバランスの取れた食糧を作る
3) 食糧投下:空中投下による食糧援助
4) 食糧の調達と搬出:食糧供給網を完成させる
5) 食糧の輸送:トラックで食糧を届ける
6) 復興支援:成長と開発のプログラムを行なう

それぞれのミッションは実際に行われた食料援助を参考にして作られており、食料援助が困難な仕事であることが理解できるようになっています。フードフォースは、コナミが日本語版を作っており、以下のアドレスからフリーでダウンロードできます。
http://www.foodforce.konami.jp/download.html

授業では、教材をデモしてもらった後で、ディスカッションをしましたが、多くの人が、ゲームとして成立させるために「世界を作り込んでいること」に危惧をもっているようでした。
ゲームに限らず、シミュレーション教材は、それが現実と対応しているのかどうかが常に問われます。フードフォースは実際の援助経験からモデルやアルゴリズムを引き出しているのだと思いますが、すべてのシリアスゲームがそうであるとは限りません。
シリアスゲームの傾向として、広報目的に使われるものが多いということがあります。(選挙運動に使われているものもあります)
シリアスゲームが教育的価値を持つことを主張するためには、その背景にあるモデルや情報をできるだけ公開し、説明責任を果たすことが必要な時代になってきているのではないかと感じました。パッケージ型の教材は中の動きが見えなくなります。ソースコードを公開したり、資料とモデルの対応を説明したサイトを用意することによって、ユーザーの懸念はかなり減らせるように思います。
[山内 祐平]

2007.10.18

【研究に役立つウェブサイト】世の中の教育に関する話題を効率よくつかむ方法

研究に役立つWebサイトということですが、今回は特に「世の中の教育に関する動向をつかむ」ということでおすすめのサイトを紹介しようと思います。サイトというよりも活用法というかんじでしょうか。

教育工学という学問分野においては特に、「世の中の教育の動向を知ること」は非常に大切です。先日の教育工学会においても、よい論文を考える一つの基準として「世の中の要請にこたえているのか」ということが挙げられていました。つまり、常に社会でどんなことが求められているのかを知っておくことは研究活動に必須といえるのではないかと思います。

ではどんなサイトがあるか?というと、それこそ非常に多くあるでしょう。以前中原先生は数百のblogに目を通しているとおっしゃっていましたが、本気で情報を集めるためには多くのblogをRSSリーダーなどを利用して常に世の中の動向を押さえておくことが重要といえるかもしれません。

ただ、そこまでではなくても、もう少し手軽においしいところだけつかみたい!という人のために今回はその方法をご紹介しようと思います。「自分の関心ある領域で、人気のあるWebサイトを簡単にゲットしたい」という人のための方法です。

具体的には、

1.はてなブックマークの「注目のエントリー」をつかう
→Webで注目されているエントリーを探す

2.注目エントリーの中から好きなタグを設定して絞り込む
→自分の関心のある領域の中で、注目されている記事が一目で分かる!
(下のリンク先で、キーワードをいれます)

はてなブックマーク - タグ一覧
http://b.hatena.ne.jp/t

3.そのキーワードごとのRSSを登録をする
→毎日、自分の関心ある領域で話題になっているblogのタイトルを自動で配信してくれる!

というわけです。

はてなブックマークでは、「注目のエントリー」というのがあって、みんながブックマークしている記事の一覧を閲覧することができます。つまり、みんなが関心を持っている記事がなにか?というのがわかるということです。その中から、自分の好きなキーワードを設定することもできます。例えば、ストレートに「教育」と入れることも可能ですし、「ワークショップ」などもいいかもしれません。

さらに、はてなブックマークが良いところは、そのキーワードの検索結果というのをRSSで登録できる点なんですよね。つまり、一度

「教育」というタグが含まれる注目のエントリー
http://b.hatena.ne.jp/t/%E6%95%99%E8%82%B2

はてなブックマーク - タグ ワークショップ
http://b.hatena.ne.jp/t/%E3%83%AF%E3%83%BC%E3%82%AF%E3%82%B7%E3%83%A7%E3%83%83%E3%83%97?sort=hot

のRSSを登録してしまえば、毎日新鮮な情報を自動で送ってきてくれるということになります。ちなみに私はSafariやFirefoxにこれを登録しておき、毎日タイトルをぱーっと眺めたり、興味がある記事があれば読むということをしています。


最近はウェブ上にある大量の情報を効率よく集める方法がたくさんあります。こうしたツールを使いこなしていくことも研究者に求められているスキルのひとつなのかもしれませんね。

[舘野泰一]

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