BLOG & NEWS

2013.06.10

【お知らせ】Worksight記事掲載

Worksightにインタビュー記事が掲載されました。

前半:「情報化で生まれる新しい学習のかたち」
http://www.worksight.jp/issues/vision/000221.html

後半:「オンラインとリアル空間の連携が学習を豊かなものにする」
http://www.worksight.jp/issues/vision/000223.html

ぜひご覧ください。

山内 祐平

2013.06.07

【山内研の必読書籍】「デジタル教材の教育学」

こんにちは!M2の梶浦美咲です。

今週から新テーマ「山内研の必読書籍」が始まります!
山内研究室には、研究室メンバーが読むべき必読書籍が存在し、その必読書籍から毎週一冊ずつ本を紹介していこうと思います。

山内研必読書籍は以下の通り。

hitsudoku.jpg

※しかし借りられている本もあるので、こちらで全てではないことをご了承下さい。

先日入試説明会がありましたが、そろそろ学際情報学府の受験も迫ってきている、ということで、入試対策としてもこれらの本が参考になるのではないでしょうか。

では早速1冊目、
山内祐平(編著)(2010)「デジタル教材の教育学」東京大学出版会
を紹介したいと思います。

デジタル教材に関する「歴史と思想」「活用と展開」「デザイン論」について体系的に書かれた本で、まさにデジタル教材の教育学、タイトル通りの内容です。

特に教育系のシステム開発をする方にとっては役立ちそうな知見が満載なので、読んでみてはいかがでしょうか。
また、教育システム開発に興味がない方でも、全体的に教育工学で知っておくべき重要そうなキーワードが散りばめられているため、教育工学について学びたい方にもおすすめです。

目次は以下の通り。

【目次】
 序章 デジタル教材と教育学
第Ⅰ部 デジタル教材の歴史と思想
 第1章 個人差に対応する Computer Assisted Instruction
 第2章 学びの文脈を作る マルチメディア教材
 第3章 議論の中で学ぶ Computer Supported Collaborative Learning
第Ⅱ部 デジタル教材の活用と展開
 第4章 第2言語習得での活用 Computer-Assisted Language Learning
 第5章 企業内教育での活用 eラーニング
 第6章 学びと遊びの融合 シリアスゲーム
第Ⅲ部 デジタル教材のデザイン論
 第7章 デジタル教材を設計する
 第8章 デジタル教材を評価する
 第9章 デジタル教材の開発1 「親子deサイエンス」
 第10章 デジタル教材の開発2 「なりきりEnglish!」
 終章 デジタル教材と学びの未来

序章・第Ⅰ部では教育工学における思想の変遷について、第Ⅱ部では活用例、第Ⅲ部では具体的な設計や評価方法などが述べられています。

この本が優れているのは、ただデジタル教材を作るHowTo本に終始しているのではなく、デジタル教材に関する研究的知見が述べられている点です。

近年、ICTを活用した教育が注目され、デジタル教材がますます増える中、あまり研究で得られている成果が参照されず、実社会に活かされていない現状にありました。その結果、過去の研究上で指摘されてきた問題を再度繰り返してしまうことがあるそうです。
その課題を解決するために出された本です。

特にデジタル教材を設計する上で重要な、教育システム開発に広く用いられるインストラクショナルデザインの考え方(ADDIEモデル)、学習意欲を高める教材を作るために参照できる動機づけ理論としてのKellerのARCSモデル、CSCW(Computer Supported Collaborative Work)・CSCL(Computer Supported Collaborative Learning)で活かせるWengerの実践共同体の概念なども説明されています。

デジタル教材を開発する方はもちろん、教育工学における理論などを学びたい方におすすめです!

梶浦美咲

2013.06.06

【今年の研究計画】汎用的技能に着目した学部ゼミナールに関する研究


梅雨の季節に入りましたが、夏日のような日が続いていますね。
「今年の研究計画」シリーズ、最終回は伏木田稚子が担当いたします。

今年はついにD3ということで、身の引き締まる思いで日々を過ごしています。
基本的には、これまでの研究の集大成として、博士論文の執筆に集中したいと思っています。
博士論文の主な内容については、以下のようなことを考えています。


博士論文の目標
・ ゼミナールという複雑に構成された事象を、それを構成する要素に分解することで全体像の理解を試みる

博士論文の方向性
・ ゼミナールは、「●●ゼミ」という固有名詞で表現されるように、2つとして同じものはない
e.g) 山内研で行われている毎週1回の山内ゼミと、わたしが参加させていただいている副ゼミはまったく別のゼミで、同一視することはできない
・ けれども、学習活動や指導、学生間で共有される共同体意識といったゼミナールの構成要素単位では、共通点も相違点も比較して見つけることができる
e.g) 山内ゼミでも副ゼミでも、個人の研究の進捗状況を発表する機会がある
・ ただし、それぞれの構成要素を具体的に描写し、よりミクロなレベルで複数のゼミナールを比較することには限界があることを念頭に置き、課題と今後の展望に譲る
e.g) 山内ゼミと副ゼミとでは、研究発表や質疑応答の時間、レジュメの雰囲気などが異なる

博士論文への想い
これまでの私の研究では、単位の出る授業として成立しているゼミナールに焦点を当てており、自主ゼミや院ゼミを研究の対象としていません。
また、授業内または授業内からの延長として授業外で行われている学習活動、つまりフォーマルなゼミ活動に主眼を置いているため、ゼミ合宿、ゼミコンパ、それ以外のレクリエーションといったインフォーマルな活動のすべてを包含できていません。
そこで、ゼミナールを構成要素に分解する過程でこぼれ落ちてしまう、そうした"ゼミナールらしさ"については、これからも引き続き研究していきたいと考えています。
そうした今後の展望も含めて、これまでの研究から導出された知見をしっかりと描き切っていきたいと思っています。


すでに6月ということで、2013年度も1/4が過ぎようとしていますが、悔いのないように今できることに取り組んでいきたいと思います。


※ 諸事情によりblogの更新が遅くなりましたことを、この場をお借りしてお詫びいたします。
伏木田稚子

2013.05.28

【授業資料】教育学部・学習環境のデザイン

教育学部「学習環境のデザイン」の参考資料リストを作成しました。履修学生以外にも関心をお持ちの方がいらっしゃると思いますので、公開します。

山内 祐平

▼シラバス
http://catalog.he.u-tokyo.ac.jp/ug-detail?code=0952409&year=2013&x=44&y=10

▼教科書「デジタル教材の教育学」
http://www.amazon.co.jp/dp/4130520792

▼初等中等教育での展開--Khan Adademy

サルマン・カーン「ビデオによる教育の再発明」
http://www.ted.com/talks/lang/ja/salman_khan_let_s_use_video_to_reinvent_education.html

書籍「The One World School House」
http://www.amazon.co.jp/The-World-Schoolhouse-Salman-Khan/dp/1455508381

講義が宿題になる――「反転授業」 カーンアカデミーが変えた講義と宿題の関係
http://pc.nikkeibp.co.jp/article/column/20120518/1049903/

▼高等教育での展開--MIT TEAL

書籍「学びの空間が大学を変える」
http://www.amazon.co.jp/学びの空間が大学を変える-山内-祐平/dp/4938789272

教壇がない教室――「ラーニングスタジオ」 オンラインで学べる時代には、教室は不要になるのか?
http://pc.nikkeibp.co.jp/article/column/20120618/1052782/

物理の基礎を協調学習で教える--MIT TEALプロジェクトの挑戦
http://fukutake.iii.u-tokyo.ac.jp/archives/beat/seminar/008-2.html


▼幼児教育での展開--親子de物語

幼児のNarrative Skill習得を促す親の語りの引き出し方の向上を支援するシステムの開発
http://ci.nii.ac.jp/naid/110007520570

幼児の物語行為を支援するソフトウェアの開発
http://ci.nii.ac.jp/naid/110006792153

子どもとデジタル絵本
http://fukutake.iii.u-tokyo.ac.jp/archives/beat/seminar/049.html

▼ オープンエデュケーション--Coursera

世界最良の授業はWebから来る――「オープン教育」 オンライン教育が"破壊的イノベーション"を起こす
http://pc.nikkeibp.co.jp/article/column/20120604/1051244/

変革期を迎えた学習プラットフォーム:講演ダフニー・コーラー氏
http://fukutake.iii.u-tokyo.ac.jp/archives/beat/seminar/052-2.html

▼ ソーシャルラーニング--Socla

Soclaプロジェクト学習「ソーシャルメディアを利用したキャリア学習環境」
http://fukutake.iii.u-tokyo.ac.jp/archives/beat/seminar/048.html

学習者と社会がつながる―「ソーシャルラーニング」 善意の人々が学習を支援する時代
http://pc.nikkeibp.co.jp/article/column/20120730/1057842/


書籍「ソーシャルラーニング」入門 ソーシャルメディアがもたらす人と組織の知識革命
http://www.amazon.co.jp/dp/4822248755/ref=cm_sw_r_tw_dp_nLbPrb1FK4GYB

▼シリアスゲーム--FoodForce

FoodForce公式サイト
http://www.foodforce.konami.jp

書籍「シリアスゲーム―教育・社会に役立つデジタルゲーム 」
http://www.amazon.co.jp/dp/4501542705/ref=cm_sw_r_tw_dp_fObPrb0RVMH3T

▼ 構築主義的学習環境--LOGO/LEGO

書籍「マインドストーム―子供、コンピューター、そして強力なアイデア 」
http://www.amazon.co.jp/dp/4624400437/ref=cm_sw_r_tw_dp_5PbPrb10ZDAN0

LEGO Mindstorms
http://mindstorms.lego.com/en-us/default.aspx

▼ワークショップ--CAMP

CAMP
http://www.camp-k.com

書籍「ワークショップデザイン論―創ることで学ぶ」
http://www.amazon.co.jp/dp/4766420381/ref=cm_sw_r_tw_dp_xSbPrb0N257RY

▼カフェでの対話と学び--UTalk
UTalk
https://fukutake.iii.u-tokyo.ac.jp/utalk/

書籍「未来の学びをデザインする―空間・活動・共同体」
http://www.amazon.co.jp/dp/413053078X/ref=cm_sw_r_tw_dp_WUbPrb10D9K8Q

2013.05.23

【今年の研究計画】創発的コラボレーションを促すワークショップデザイン

D3の安斎勇樹です。早いもので、もうD3になってしまいました。おかげさまで書籍『ワークショップデザイン論ー創ることで学ぶ』の出版も決まり、いよいよ今年は博士論文の執筆に向けて準備を進めていきます。

博士論文の目的は、一言で言えば「ワークショップにおいて"創発的コラボレーション"を促すためのプログラムデザインの原則を提案すること」です。

近年、「新しい学びと創造のスタイル」として、ワークショップが注目されています。ワークショップとは「創ることで学ぶ活動」のことであり、授業や研修とは違うノンフォーマルな場で行われるものです。ワークショップ実践が行われる領域は多岐にわたりますが、大学生の「創造性」の育成の手段としても注目を集めており、グループでアイデアを考えたり、アート作品をつくったりするタイプのワークショップが多く実践されてきています。

創造性については、これまで数多くの研究がなされてきました。かつては、創造性は「個人」が発揮するものだと考えられてきましたが、近年では「コラボレーション」の重要性への認識が高まり、創造性を育成する上でもコラボレーション体験が重視され始めています。たとえば心理学者のキース・ソーヤーは、創造性を育成するためには学習者同士が即興的にアイデアを連鎖させながら新しいアイデアを生み出すような、いわば「創発的コラボレーション」の体験が必要であることを指摘しています。

自由で創造的なスタイルであるワークショップは、こうした「創発的コラボレーション」の体験の場として有効であると考えられます。しかしながら、その方法論に関する実証的な研究はいまだ少なく、具体的に「どのようにワークショップのプログラムをデザインすれば、創発的コラボレーションが起こせるのか」については明らかになっていません。

そこで、本研究では、創発的コラボレーションを促すためのワークショップのプログラムデザインの原則を提案することを目的とします。修士過程では、ワークショップのプログラムデザインの中でもメインアクティビティの「課題の設定」に焦点を当てて実証研究を行いました。具体的には、創発の源泉としての「矛盾」の効果に着目し、ワークショップの課題設定に矛盾のある条件を設定することが、創発的コラボレーションを促すことを実践と質的分析によって明らかにしました。

ところが、ワークショップのプログラムデザインはメインアクティビティの課題設定だけでなく、そこに至るまでの各アクティビティをどのように構成するか、という点も重要です。そこで、昨年は「活動の構成」に焦点を当て、「ジグソーメソッド」と「類推」の効果を組み合わせた「アナロジカル・ジグソーメソッド」という活動構成を仮説として設定し、実証研究に取り組んできました。

博士論文では、文献のレビューを重ねて論文全体の構成を洗練させながらも、これら2つの実証研究をまとめてあげて「創発的コラボレーションを促すためのプログラムデザイン原則」を提案できればと考えています。

安斎 勇樹

2013.05.21

【お知らせ】2013PCカンファレンス

2013年8月3日(土)4日(日)5日(月)に東大駒場キャンパスにて「つぎの教育イノベーションを問う」と題してPCカンファレンスが開催されます。山内は実行委員長を拝命しています。ぜひご予定ください。

http://gakkai.univcoop.or.jp/pcc/2013/

山内祐平

2013.05.16

【今年の研究計画】途上国の初等教育普及におけるソーシャルメディアの活用に関する研究

本ブログ初登場です。
みなさま、はじめまして。

本年4月より、山内研究室に所属させて頂くことになりましたM1の中村絵里と申します。
よろしくお願いいたします。

【今年の研究計画】
シリーズ第7回目を担当しますが、その前に、4月に入学してからこの1カ月半で感じたことを述べさせて頂きます。

入学直前の3月末まで社会人だった私にとって、仕事と研究の大きな違いに触れたことは、やはり新鮮な驚きでした。

どんな違いかと言うと、成果を出すまでのプロセスが仕事の場合と研究の場合で大きく異なるのです。

これまでの社会人生活(10数年、、、と記しておきます)の中では、日々様々な学びが起こっていました。仕事の場合は、多種多様な学びから得られたいわゆる経験知に基づいて、自由に、創造的に、独自スタイルで、効率的に、成果を上げることが求められ、その成果が最終アウトプットとして認められてきた感があります。

しかしながら、研究の場合、経験はあくまでも個人の経験でしかなく、過去の研究で実証されていないものは、成果を上げるプロセスとしては通用しないという面があります。具体的には、先行研究において実証されているものは、定義や理論として通用しますが、一方で、一人の人間が感じたり見たりしたことは、単なる一事例に過ぎず、それを根底としてロジックを組み立てるのは難しいということです。「これまでの経験を通して暗黙知を得たからそう思った」では通用しない世界です。

社会人として経験したことは、私に沢山の示唆を与えてくれましたが、それらは、ひとまず引き出しの中に畳んでおくこととし、これからは、研究者として、成果を出すためのプロセスを大事にしたいと思います。一年目の今年は、とにかく先行研究にあたることに専念します。先行研究レビューの過程で、時々引き出しを開けて、畳んだものを広げてみる機会があると嬉しいと思います。

前置きが長くなりましたが、本題テーマに入ります。

――――――――――

■研究テーマ
「途上国の初等教育普及におけるソーシャルメディアの活用に関する研究」

■背景
2000年に策定された国連ミレニアム開発目標(Millennium Development Goals: MDGs)では、2015年までに「普遍的な初等教育の達成」を掲げている。過去10年の達成状況を見ると、サハラ以南のアフリカの初等教育就学率が、55%(1999年)→76%(2010年)に上昇(UNICEF世界子供白書2012)したものの未だ目標達成までの道のりは長い。

Millennium Development Goals (MDGs)

目標1:極度の貧困と飢餓の撲滅
目標2:普遍的な初等教育の達成
 すべての子どもたちが、男女の区別なく、初等教育の全課程を修了できるようにする。
目標3:ジェンダーの平等の推進と女性の地位向上
 できれば2005 年までに、初等・中等教育において、2015 年までにすべての教育レベルで、男女格差を解消する。
目標4:幼児死亡率の引き下げ
目標5:妊産婦の健康状態の改善
目標6:HIV/エイズ、マラリア、その他の疾病の蔓延防止
目標7:環境の持続可能性の確保
目標8:開発のためのグローバル・パートナーシップの構築
(出典:国連広報センターホームページ http://www.unic.or.jp/mdg/goal.html)

MDGsの8つの項目のうち、実に2つの項目が教育に言及していることに着目。

貧困や飢餓の撲滅、乳幼児死亡率の削減、妊産婦の健康改善、感染症などの予防、環境の持続可能性など、MDGsのもとに取り組まれているさまざまな問題を解決していくには、教育(とくに基礎教育)を通して人々が知識や技能を身につけることが必要(小川ほか,2008)と言われるように、教育はMDGs達成の大きなカギになる。


■長期的観点からの最終的な着地点(希望)
就学適齢期の小学校へ通ったことのない子どもが、男女の別なく、平等に就学の機会を得られるために、教育の重要性を地域社会ひいては政策立案関係者に対して認識させたい。


■目的(検討中)
1つの村、1つのコミュニティで実践されている初等教育普及のための住民参加型プロジェクト(参加型学習行動法:Participatory Learning and Action: PLA)の成果を、類似環境にある異なる村、コミュニティの住民と、ソーシャルメディアを通じて共有し、相互にプロジェクト効果を高め合う。


■今後1年間の研究の進め方(案)

1.先行研究をレビュー
2.問題意識→仮説に導く
3.実践・調査案(国、対象者、実践内容等)を考える

上記までを修士1年目で固める方向で研究を進めたいと思います。
続いて、以下4.~6.へとつなげて行きたいと考えています。

4.実践・調査
5.検証・評価
6.修論執筆

――――――――――

まだ、1年目がスタートしたばかりで、今後どのように計画を軌道修正して行くことになるのか先が見えない状態です。

どんな道を通ることになっても、上述の最終的な着地点(希望)に寄与することができる研究を行いたいと考えています。

【中村絵里】

2013.05.15

【参加者募集】公開研究会「ミライバ」第1回:被災地に人のつながりをとりもどす

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公開研究会「ミライバ」
第1回:被災地に人のつながりをとりもどす
― 陸前高田コミュニティカフェプロジェクト 「まちのリビング」 --
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東京大学 情報学環・福武ホールとミサワホーム総合研究所は、社会の変化により大きく意味が変わりつつ住まいなど人が集う場所の未来について考える公開研究会「ミライバ」を開催することになりました。

初回は、先の東北地方太平洋沖地震の津波による甚大な被害があった岩手県陸前高田市で
地域住民が気軽に立ち寄れる居場所=まちのリビングを地域住民自身が主体となってつくるプロジェクトにかかわっていらっしゃる小泉秀樹さん(東京大学大学院工学系研究科都市工学専攻准教授、ご専門は都市計画・コミュニティデザイン)にお越しいただき、地域の現状についてお聞きします。
後半には、フロアから質疑応答を受け、人のつながりをつくりだす空間に必要な要因についてディスカッションを行います。
みなさまのお申し込みをお待ちしております。

- - - - - - - - -

■日時:2013年5月31日(金)17:00-19:00
■場所:東京大学大学院情報学環・福武ホール
    地下2階ラーニングスタジオ1
    (http://fukutake.iii.u-tokyo.ac.jp/access/)
■定員:20名
 ※応募者多数の場合は抽選。
  抽選の結果はお申し込みいただいた皆様に
  メールでお知らせいたします。
■参加費:無料
■お申込み方法
 参加申込フォーム( http://bit.ly/ZMdA7G )よりお申し込みください。
■お申込み締切
 2013年5月24日(金)
■お問い合わせ先
 公開研究会「ミライバ」運営事務局(野口)
 Mail:m.noguchi@iii.u-tokyo.ac.jp

2013.05.10

【今年の研究計画】高校生が社会に興味を持つ、汎用的能力を高める方法とは


みなさま、はじめまして。

今年度より山内研究会でお世話になっております、修士1年の池田と申します。まだ研究テーマがふわふわしていますが、【今年の研究計画】シリーズ、今回は私が担当させて頂きます。


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◆研究テーマ
社会に対する、深い興味関心を促し、
社会の諸課題について自分の意見や汎用的能力をを高校生(又は大学生)に
もってもらえるような(出来たらストーリーテリングを使った)方法の研究

→長過ぎてよくわかんないと思うのでまとめると
高校生(もしくは大学生)が
・社会に対する、深い興味関心をもつような
・社会の諸課題について自分の意見や、解決策を考えられるような
・プログラムが終わった後も残る汎用的能力を身につけられるような
(出来たらストーリーテリングを使った)方法について研究したいと思っています。


◆研究の背景
 学部時代教職をとっていた私は、授業が終わって、暗記した知識が抜けた後も何かが残るような授業にずっと関心がありました。
 又、人は社会の中で人は生きてる、将来どんな働き方をするにしても社会につながるのにも関わらず、社会との関わり方を考える機会や社会問題について主体的に考察したりする機会が少ないなと感じていました。
 そんな2つの私のもやもやにアプローチできるような方法について研究していきたいと考えています。

◆今後やっていくこと
まずは、現在高校の公民の授業で行われている方法をレビューし、自分の最も興味のある分野、自分がやりたいことと1番にていることを探ろうと思っています。

_________________


.以上、が現在の私の研究計画です。まずは、先行研究をたくさんレビューして、研究テーマをしっかり練り上げていきたいです。。!
これからどうぞ、よろしくお願いします。


池田めぐみ

2013.05.08

【お知らせ】大学院入試説明会

6月1日(土)午後1時より東京大学大学院学際情報学府入試説明会が開催されます。研究室にご関心をお持ちの方はぜひお越し下さい。ブース展示では助教と大学院生が対応します。

http://www.iii.u-tokyo.ac.jp/event_detail.php?id=1646

山内 祐平

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