BLOG & NEWS

2008.06.23

【お知らせ】研究室訪問受付中

6月21日(土)に学際情報学府入試説明会が行われ、後半の「学環・学府めぐり」において山内研究室もブースを出しました。
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立錐の余地もないような状況で、たくさんの方においでいただきました。お立ち寄りいただいたみなさま、ありがとうございました。(お手伝いいただいた池尻さん、大城さん、岡本さん、林さん、ありがとうございました。)
山内研究室では、願書提出〆切(7/18)まで、研究室訪問を受け付けております。受験をお考えのみなさまは、ぜひおいでください。私に加え、現役院生も対応しますので、研究室や学府に関するいろいろな情報が手に入るよい機会になります。
ご希望の方は、contact@ylab.jp までメールで申し込んでください。

[山内 祐平]

2008.06.19

【福武ホールの歩き方】第2土曜日のテラス

みなさま、こんにちは。

「福武ホールの歩き方」第8回目です。
今回は福武ホール1階屋外スペースで行われているイベントをご紹介いたします。

福武ホール1階屋外スペースは、通常、「テラス」と呼ばれています。
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Cafeで購入したものを飲食することもできるのですが・・・


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毎月第2土曜日に、このスペースで定期開催されているのが「UTalk」です。
「UTalk」は、様々な領域で活躍している東京大学所属の研究者をゲストとして迎え、少数の一般参加者の皆様と、気軽にお茶をする感覚のまま、会話を楽しんでいただく場となっています。

ゲストには、どうして研究を志したのかという熱い想いや、今どんなことに関心を持っているのかなどなど語っていただきます。
本や論文、テレビや講演会では全く味わえない、ライブな空気感がウリです。

7月12日(土)は、情報学環の佐倉統教授にお越しいただきます。
詳細はこちらから

社会とつながる東京大学のスポットとして、情報学環・福武ホールは様々なプロジェクトを進めつつあります。

まだ駆けだしたばかりでいろいろ模索中ですが・・・
今後の展開にご注目ください!!

それでは、いつの日か、このテラスでみなさまにお目にかかることを楽しみにしております・・・
【山内研究室博士課程 2年/UTalk企画担当:森玲奈】

2008.06.16

【お知らせ】入試説明会プログラム

今週土曜日 (6/21) に開かれる入試説明会のプログラムが決まりました。当日は、テラスでインタラクティブアート展示iii exhibition 9も行われています。ぜひご来場ください。
2009年度(平成21年度)東京大学大学院学際情報学府修士課程入試説明会
日時  2008年 6 月21 日 (土) 12:30~16:45
会場 東京大学大学院情報学環・福武ホール(赤門横) 福武ラーニングシアター(B2F)
アクセス方法は、以下をご参照下さい。
http://fukutake.iii.u-tokyo.ac.jp/access.html
開催概要
0.12 時 00 分 開場
全体司会:大島まり+岡田猛
1.12 時 30分~ 13 時 10 分
タイトル:智慧の環・学びの府
登壇者: 学環・学府長 吉見俊哉+専攻長 池内克史
2. 13 時 10 分~ 13 時 30 分
タイトル:学環・学府 いったいどんなところ?
登壇者:
 社会情報学コース 橋元良明
 文化・人間情報学コース 佐倉 統
 学際理数情報学コース 池内克史
 総合分析情報学コース 坂村 健
3. 13時 30 分~ 14 時 20 分
タイトル:座談会 学環・学府のこれまで、これから
登壇者:
 原島博
 大瀧友里奈(博士・07年度 現 東京大学・大学総合教育研究センター特任助教)
 藤江清隆 (修士・03年度 現 任天堂)
休憩 10分
4.14時30分~14時50分
学環・学府の院生プロフィール紹介
5. 14 時 50分~ 15 時 30分
タイトル:平成21年度入試説明
登壇者:入試実施委員会+学務係
休憩+移動 5分
6. 15 時 35分 ~ 16時 45 分( 70 分)
タイトル:学環・学府めぐり:スタッフや院生とめぐり逢える知的バザール
参加者:教職員、現役大学院生@福武ラーニング・スタジオ
※山内研究室は、福武ラーニングスタジオ1の入り口右側で展示します。ぜひおいでください。
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2008.06.12

【福武ホールの歩き方】CAMPUS の CANVAS !?

皆様こんにちは。
福武ホールのちょっと気になるところをご紹介する「福武ホールの歩き方」第7回です。

建築に疎い私も、安藤忠雄さんの建築が、計算し尽くされたモノの配置、光と影、
コンクリートの表情などが美しく素晴らしい
という評を耳にしたことがあります。

実際にこの建物で院生活を始めて早3ヶ月。
建築と自然が創り出す素晴らしい瞬間を目にする機会に多々出会うことが出来ました。


まずは、階段。
 


↓ 縦長スリットの窓がこんな長い光を創りだします。
 
                ↑ 中央の丸階段ではこんな風に。


一歩外に出ると、木々の緑が夕日に照らされて。


一面の窓ガラスにも映し出されてます。


裏に回れば、一面のコンクリートに!!
  


まさに、CAMPUS に置かれた CANVAS、描き手は自然!?

これからも、季節や天気・時間等、様々な要素が掛け合わさり創り出される
無限の表現を存分に鑑賞していきたいと思います。

[佐藤朝美]

2008.06.09

【エッセイ】研究のテーマを考える

6月21日の入試説明会を前に、研究室訪問をされる方が増えています。研究室訪問で話すことはいろいろですが、こちらから必ず聞くのは、「何を研究のテーマにしたいのか」ということです。テーマによっては、別の研究室の方が向いている場合もありますので、大事な質問です。
ところが、この質問にさっと答えられる人はあまりいません。研究テーマは、研究計画ほど焦点化されていないものの、問題の所在を含んでいるという意味で、高度な課題だからです。
長年この仕事をしていると、テーマ設定のつまづきのパターンもある程度見えてきます。たとえば、以下のような感じです。

・テーマが拡散する
「AとBと、それからCも関係あると思うんですよ...」といろいろなテーマが混じってしまうケースです。たいていの場合、AとBとCの関係には無理があります。このようなケースの場合は、自分の命があと1年しかなかったら、AとBとCのどれから手をつけるかと考えて、優先順位をつけて絞り込むことが必要です。

・テーマが大きすぎる
「今の社会を変えるためにはAが必要だと思うんですよ...」と熱く語るケースです。たいていの場合、Aはとんでもなく大きな問題で、一生かけても解決できない場合もあります。Aを細分化して優先順位をつけ、現実的に2年で行えるテーマに落としていく作業が必要です。この場合、Aは夢に近いものです。夢を持つことはよいことですが、現実的な戦略も必要です。

・テーマが新しくない
「Aとかやってみると、おもしろいと思うんですよ...」と思いつきでテーマを話すケースです。この場合、20年前に類似のことが行われていたりして、あまり新しくないということが多いようです。先行研究をよく調べて、人がやっていないことを見つける必要があります。

・テーマがない
「Aについて、勉強したいんです。チャンスをください...」と熱意を売るケースです。学部であればこれでもいいかもしれませんが、大学院は修了後その領域の専門性を持って、社会に貢献できる能力が必要になりますので、それにつながる研究のテーマ設定が必要になります。

大事なことは時間をかけて考えたり先行研究を調べたりすることです。こんがらがっていても努力したものは話を聞けばわかります。もつれた糸はアドバイスによってほどけるかもしれませんが、糸がなければ作品を作ることはできません。

[山内 祐平]

2008.06.05

【福武ホールの歩き方】雨の福武ホール

皆さまこんにちは。
福武ホールのちょっと気になるところをご紹介する「福武ホールの歩き方」第6回です。


今回は、雨の福武ホールをご紹介します。
雨の日、福武ホールの中を歩いていると、雨の音がきれいに聞こえてきます。
コンクリートとガラスに囲まれた建物なのに、これほどきれいに雨の音が聞こえるのは不思議です。

内側から外を見ると、灰色の壁を背景に屋根から落ちる雨が白く、ガラスのようにキラキラ光って見えます。
(写真にはうまく写っていないのが残念です。)

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建物の外に出ると、さらに雨音がクリアになります。
ピチャン、ピチャン、ピチャピチャピチャ・・・
静かな大学の中では、細長い福武ホールの屋根から落ちるたくさんの雨音が、重なり合って聞こえます。

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私は今までは雨の日が嫌いでした。
でも、考えてみると、落ちる雨粒をぼんやり眺めたり、雨音に耳を傾ける機会は、普段それほどありません。

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雨を感じられる福武ホールに引っ越してからは、これからの梅雨も楽しみです。
皆さまも、雨粒を見に、雨音を聞きに、雨の日の福武ホールにぜひお越しください。

2008.06.03

【お知らせ】入試説明会が開催されます

6月21日(土)に2009年度 学際情報学府 入試説明会が情報学環・福武ホールにおいて開催されます。修士課程の受験を希望される方は、ぜひお越しください。説明会は12:30~17:30までを予定しています。前半は学際情報学府の概要と修士課程入試に関する説明、後半は「学環・学府めぐり」と題して各研究室のパネル展示が行われます。山内と研究室の大学院生もパネルの前におりますので、お気軽に声をおかけください。

情報学環・福武ホールのアクセスは以下の通りです。
http://fukutake.iii.u-tokyo.ac.jp/access.html

[山内 祐平]

2008.05.28

【福武ホールの歩き方】福武ホールのすき間から

皆様こんにちは。
福武ホールのちょっと気になるところをご紹介する「福武ホールの歩き方」第5回です。

今回は福武ホールの“内”を歩きながら“外”を感じる、
ふとした瞬間をご紹介します。


一見すると無機質な印象を与える福武ホールかもしれませんが、
驚くほどに緑や光を感じられる建物になっています。


私のお気に入りは、階段の途中にある壁のすき間です。



こちらは1階から2階に上がるところ。

昇り降りする度に、本郷通りに面したクスノキが目に入ってきます。
透けるような緑がきれいで、階段を使うたびにほわわんとした気分になります。



こちらは1階から地下1階に下がるところ。

本郷通りの足元が見えますね。


今までご紹介した写真は、ホールの端にある階段ですが、
こちらは中央にある階段。

今度は上を見上げると、天井部分にすき間が。
こちらも立派なクスノキが繁っています。


建設の際、東京大学と本郷通りとの間にあるクスノキは残され、
また建物自体も、クスノキを越えない、地上2階の高さに抑えられています。
このことで本郷通りの緑の景観が守られたと言えるでしょう。

しかし、守られたのは景観だけなのでしょうか?
福武ホールのすき間から外を覗くたびに、
むしろ建物の方が、生い繁るクスノキに守られているような、
そんな感覚を覚えるのです。

[大城 明緒]

2008.05.27

【エッセイ】「気前のよさ」をささえる文化というシステム

5月10日に、情報学環・福武ホールオープニングシンポジウム「世界の一元化に抗して文化に何ができるか」が開催され、好評のうちに終了いたしました。お手伝いいただいたみなさん、参加していただいた方々にお礼申し上げます。シンポジウムの様子は5月24日の朝日新聞に掲載されたほか、7月上旬でNHK BSフォーラムで放映される予定です。またお知らせします。

このシンポジウムではいろいろ面白いことがあったのですが、個人的には大阪大学総長の鷲田先生が最後のまとめで発言されていたことが心に残りました。(以下のまとめは私なりの解釈も入っています)

「アーティストの強さは、彼らがリベラルであることから来る。ここでいうリベラルは、自由というよりも、英語でもう一つの意味である”気前のよさ”という意味である。彼らは普通だとありえない時間や労力をかけて、表現活動をおこなっている。自分のもてるものをおしげもなく最大にふるまう、その気前のよさこそが、創造的なエネルギーの源泉になっている。」

自分のもてるものをおしげもなくふるまう「気前のよさ」をささえる、文化というシステムがなければ、創造的活動は生まれないのでしょう。

それはすぐ役に立つのか、いくらの金銭的価値になるのか、という問いは、この世に生きている以上、逃げることはできません。しかし、この呪縛からいくばくか逃れられる場を用意していかないと、新しいことを生み出すエネルギーは失われていくのだと思います。

[山内 祐平]

2008.05.23

【福武ホールの歩き方】コンシェルジュの原田さん

みなさま、こんにちは。福武ホールのちょっと気になるところを紹介する「福武ホールの歩き方」第四回目です!

今回は、福武ホールの学環コモンズを管理していただいている原田さんを紹介したいと思います。

簡単な紹介はパンフレットなどでもされていますが、今回はもっと詳しくお話を伺うべく、突撃インタビューを行ってきました!では、その様子をどうぞ。

原田さん「こんにちは。」

(原田さんは学環コモンズに入ると必ず優しく挨拶をしてくれます。)
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池尻「こんにちは!今日は色々とお話を聞かせてもらいたいと思います。よろしくお願いします。早速ですが、コンシェルジュってどんなお仕事をされているんですか?」

原田さん「なんか恥ずかしいですね(笑)仕事としては、福武ラーニングシアターや福武ラーニングスタジオの予約の申し込みを受け付けたりしています。後は、そこのドリンクシステムを管理したり、使ってる学生さんの相談があれば乗っています。」

(ここでちょうど予約の電話が入りました。今まではにこやかでしたが、仕事の時はきっちりと応対していて、かっこよかったです。)
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池尻「そういえばいつも挨拶をしてくれますが、あれは決まりなんですか?後、一人で管理されているようですが、同期がいないと寂しいなあって思いませんか?」

原田さん「挨拶は自主的です(笑)人と関わるのが好きなんです。お仕事は一人で少し寂しいですが、スタッフの方やここに来る学生さんと話をしているんで、そんなに寂しくはないですよ。」

(原田さんの気さくな性格からか、周りに学生がいる風景は良く見かけます。)
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池尻「福武ホールで勤めているってことは、お昼ごはんはやっぱりUTカフェですか?」

原田さん「そうですね、あ、でも意外と学食に行ったりもしますよ(笑)でも一人で食べに行くことが多いので、たまには学生さんとかと一緒に食べに行きたいですね。あ、そうそう食べ物といえば、コモンズのドリンクシステムで、ハワイの水が飲めるようになったんです。」

池尻「え?ハワイからわざわざ仕入れているんですか?」

原田さん「そうなんです!しかも無料なんで、是非みなさん飲みに来てください(笑)」

(僕も飲んでみましたが、本当におしかったです。名所になること間違いなしだと思います。)
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池尻「原田さんはどういった経緯でここの仕事に就くことになったんですか?後、お仕事はどうですか?」

原田さん「実は私の前に決まっている人がいたんですよ。でもたまたまその方のご主人が転勤することになったらしくて、席が空いたらしいんですね。で、たまたまこの仕事を見つけた私が就いちゃったということなんです。そういう意味では、こことご縁があったんだなあと思っています。お仕事ですが、私はもともと人と関わる仕事が好きなので、留学生を含め、色々な人と話せるこのお仕事はとても気に入っています。楽しいですよ。」

池尻「では最後に、今後の抱負をお願いします!」

原田さん「早くコモンズの看板娘になりたいです!(笑)後、居やすい空間を維持していきたいと思いますので、いつでも遊びに来てください。相談事受け付けます!」
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今回は突撃インタビューにも関わらず、快くお話をして下さってありがとうございました。実のところ、ほぼ初対面だったのですが、とても楽しい時間が過ごせました。気さくに話せる明るいお姉さん、という印象でした。学環コモンズに入る機会がれば、是非一度「コモンズの看板娘」こと原田さんに話しかけてみてください。きっと楽しい時間になると思いますよ。

[池尻良平]

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