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2015.03.31

【研究会】高齢者の学習環境としてのMOOC

4月24日(金)に「高齢者の学習環境としてのMOOC」と題してラーニングフルエイジング研究会で発表させていただきます。
MOOCの現状に加え、今後の高齢化社会の中でオンライン学習がどのような役割を担っていくかについて可能性を話したいと考えています。
ご関心がある方はぜひご参加ください。

山内 祐平

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第8回 ラーニングフルエイジング研究会
「高齢者の学習環境としてのMOOC(大規模公開オンライン講座)」
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本研究会はこれまで「死ぬまで学び続け成長する存在」として高齢者を位置づ け、高齢者を取り巻く居住、健康、社会参加などに関わる現状と課題を検討してきました。
第8回研究会では、「高齢者の学習環境」として、昨今話題になっているMOOC(大規模公開オンライン講座)の事例を取り上げます。世界的にMOOCが普及する中、日本でもgaccoなどのプラットフォームで大学の公開講義を無料で受けられる環境が整ってきています。大学レベルの知を無料で学べることが、高齢者の学習にどのような意味を持つのか、動向と事例などから考察します。
みなさまのお申し込みをお待ちしております。

■ゲストプロフィール
山内祐平(東京大学大学院情報学環 教授)
東京大学大学院情報学環教授。大阪大学助手、茨城大学助教授を経て、2014年より現職。研究テーマは「学習環境のデザイン」。情報から知恵を生み出す学習環境について、実践的なプロジェクトを行いながら研究を進めている。著書に「デジタル教材の教育学」(編著、東京大学出版会)など。
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■日時:2015年4月24日(金)18:00-20:00
■場所:東京大学大学院情報学環・福武ホール
地下2階ラーニングスタジオ1
http://fukutake.iii.u-tokyo.ac.jp/access/
■定員:20名(先着)
■参加費:無料
■お申込み方法
http://goo.gl/forms/gLAfm2hqo7
からフォーム記入でお申し込みください
■お申込み締切
2015年4月16日(木)
■お問い合わせ先
ラーニングフルエイジング研究会 運営事務局(園部友里恵/東京大学大学院教育学研究科)
Mail: (※[at]を@に変えてお送りください)
learningful.ageing[at]gmail.com
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■ラーニングフルエイジング研究会とは?
この研究会は、ミネルヴァ書房から2015年度刊行予定の書籍『ラーニングフルエイジング 高齢化社会に向けた学びの可能性』(仮題)との連動企画です。
本書では、死ぬまで学び続け成長する存在として高齢者を位置づけ、高齢者特有の学習課題に焦点を当てます。そして、多様な高齢者像の視点に立ちながら、高齢者の学習にはどのような方法をとりうるか、国内外の豊富な取材事例を盛り込みながら、研究者・実務家との領域横断的な議論で検討することを試みます。この研究プロジェクトは、東京大学大学院 情報学環・福武ホールと医療法人医凰会との共同研究の一環として開催しています。
(企画責任者:森玲奈/帝京大学高等教育開発センター講師・東京大学大学院情報学環客員研究員)

2015.03.24

【お知らせ】サイトデザイン更新

Primus Designさんにお願いして、ウェブサイトのデザインを新しくしました。
モバイルやタブレットからのアクセスも増えているので、一覧でほとんどの情報を見えるようにしています。

更新にあわせて、主要著書と主要業績一覧をつけました。
主要業績については最近のものを中心に選んであります。

山内 祐平

2015.03.24

【1年間を振り返って】千思万考

みなさま、こんにちは。
M1の松山彩香です。
Ylabのwebページがリニューアルされましたね!
すでに自分の名前が修士2年として載っていて、身の引き締まる思いです。
さて、今学期最後のブログとなりました。
「1年間を振り返って」書かせていただきます。

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この1年間を振り返ると、毎日いろいろなことを考えていたなあ、と思います。
そのせいか、あっという間に終わってしまうと思っていた修士1年目は、私にはとても長く感じられました。
研究に関しても、授業に関しても、日常の何気ないようなことにすら、入学前の何倍も頭を働かせていたような気がします。
考えることが増えた理由は大きく分けると2つあると感じており、ひとつは、いろいろな人に会って話を聞いたり、たくさんの場所に出向いたりする機会に恵まれたことです。
岐阜大学でのJSET、隠岐國学習センターへの訪問、小学校見学などを通して、学びについても研究についても多くの新しい発見がありました。
また、専修大学ネットワーク情報学部のTAを1年間務めさせていただき、他の大学の授業に関わることで考えさせられることもたくさんありました。年度末にはCreater's Talkという枠で、私が学部時代学んできたことと現在の研究を紹介するミニ講演をさせていただき、それが自分自身を振り返るきっかけになりました。
そしてもうひとつの理由は、同期と議論ばかりして過ごしたことにあると感じています。
私の同期は全員同い年の同性で身長もほぼ同じという、一見共通点だらけなのですが、考え方や価値観は意外とバラバラなので、口論に近い意見のぶつけあいをすることもよくあります。でもそのたびに価値観を揺さぶられたり、自分の考えが明確になったりするので、日々学び合っているのではないかと思っています。
そんなふうに思考を繰り返した分だけ、自分が少しずつ成長していることを感じることができた一年間でした。

一方で、まだまだだと感じることもたくさんあります。
ゼミの研究発表では、自分のやりたい研究を説明することすら上手くできず、自分の発表資料や発言を振り返っては「なにか違う」という思いをずっと抱えていました。
自分ではよく考えているつもりでも、いざアウトプットしようとすると、ありきたりな言葉を並べただけの浅い内容になってしまい、今でも愕然とすることばかりです。
思考の深さも、伝えたいことを伝える力もまだまだ圧倒的に足りていません。
自分の考えを整理することの難しさ、言葉にできない歯がゆさには、これからも向き合っていくことになりそうです。

それにしても、この1年間、研究内容を二転三転させながらも、あれこれと自分のやりたいことを考えることができたのは、とても貴重な時間だったのだなあと最近になって思います。
来年度からは、修論執筆というアウトプットに向かっていくため、ぐるぐると考えてばかりもいられないからです。
これからの一年は、M1の一年間とはまったく違ったものになりそうな予感がしています。
大変なこともあると思いますが、とにかく楽しんで研究していきたいです。
来年度もよろしくお願いいたします。


【松山彩香】

2015.03.16

【1年間を振り返って】大器晩成

みなさんこんにちは。
年度始めに行われる学府恒例の研究構想発表会に向け、本格的に焦りを見せはじめた、M1の逆瀬川です。

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1年を振り返って

私は、経済学部から学際情報学府に進学し、教育や学習といった分野の知識がない状態でのスタートでした。
また、一斉講義型の授業しか受けてこなかった学部時代に比べ、グループワーク中心の授業やゼミでは、学ぶスタイルも変わり、うまくできないと感じることがたくさんでてきました。

M0の頃からゼミに参加していましたが、最初は質問することができない自分がとても悔しく、コンプレックスを感じていました。

M1になってからも、なかなか質問することができない日々が続きましたが、なぜできないのか考えてみることにしました。
その結果、私は人の話を素早く理解し、その上で、自分の言葉で意見を述べるということに、ひどく時間がかかる。つまり、瞬発力がないのだと気付いたのです。
瞬発力がないから、研究発表を聞いていてもうまく質問することができないし、グループワークで話し合っていたことを、まとめて全体に発表することにも苦手意識を持ってしまうのだと。

それからは、理解を早めるために、必要なキーワードはメモするように心掛け、数をこなさないと成長しないと考え、今までびくびくして言えなかった陳腐に思えるような質問でも積極的にするようになりました。

一年をかけてだんだんと質問が自然と浮かんでくるようになり、グループワークでの話し合いの内容を全体共有することも、苦にはならなくなってきました。

そして最近、就職活動の一貫で行った会社訪問で、企業の方に「君は質問するのがうまいね」と、とても軽い感じで褒められたのですが、
学府に進学が決まり山内研にきてからずっとコンプレックスに感じていたことを、思わぬタイミングで褒められた私は、とても嬉しく終始ニヤニヤしてしまいました。
この1年で確実に成長したと実感できたからです。

上記以外にも、厳しい授業やゼミ、歯に衣着せぬ物言いをする研究室の仲間のおかげで、これまでは気付かなかった自分に不足している部分に出会わなければけない瞬間がたくさんあり、
その度に、少し落ち込み、時には見てみぬ振りをしてしまう自分がいますが、なんとか受け止め、ダメな部分に向き合える人になりたいと思います。

自分ができないんだと悟った瞬間、私たちは成長するための一歩を踏み出していて、できない部分を変えたいと思い、少しずつでも行動することができれば、それは大きな学びに繋がる。というのが、1年間を通して感じたことです。

もちろん、変えていくことは簡単ではなく、たくさんの時間がかかり、性格上どうしようもないこともあるかもしれません。
それでも、まだまだ伸びしろしかない私には、社会にでるまでにたくさんできることが残っているはずです。

今まで見えなかった自分に出会える学習環境があることに感謝しながら、あと1年間、ゆっくり時間をかけて自分と対話しながら、修士論文という経験したことのない大作業を成し遂げたいと思います。

来年度もよろしくお願いいたします。


逆瀬川

2015.03.09

ylab春合宿

少しずつ、暖かな空気が漂い、それに伴い、花粉が舞い始め、春の訪れを感じさせますね。

さて、3月4.5日と、ylab恒例の春合宿にいってまいりました。
今回の舞台は、鬼怒川温泉。温泉で普段の疲れを癒しつつ、通常のゼミでは補えない、研究に必要な学びを2日間がっつりやっていこう。というのが、春合宿の趣旨です。

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1日目はお昼に鬼怒川温泉駅に集合し、お昼を食べた後、早速学習プログラムが始まります。
このプログラムは、修了する先輩方の修論を、M1が読み込み、内容を発表するというものです。
文章の形になった修論を、最初から最後までしっかり目を通すことで、来年度自分たちが執筆するイメージを抱くことができます。


その後は、レクリエーションの一環として、ビブリオバトルをしました。
最近?はやりのビブリオバトルですが、個性豊かなylabメンバーが、普段どのような本を読んで生活しているのか知りたくなり、企画をしました。
学術書に限らず、小説、新書、エッセイ、レシピ本など様々なジャンルの本が集まりました。
本の内容に限らず、自分の好きなものの魅力を相手に伝えるための、効果的なプレゼンを学ぶいい機会になったと思います。
チャンプ本に選ばれたのは、安斎さんの『レトリック感覚』でした。おめでとうございます。
2位はM0の杉山くんの『千字文』と、大健闘でした。

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2日目は、朝から2つ目の学習プログラム「修論ができるまで」を行いました。
修了する先輩方3人と助教のお二人に、終始生活のスケジュールと、修論執筆し終えた経験から言える、当時の工夫や技などを教えていただきました。
その後は、それぞれの疑問点を持ち寄りパネルディスカッションを行いました。

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M0もM1も、修士生活は生まれて初めてのことであり、知らないこと・見当のつかないことで溢れています。そんな不安を和らげ、自分たちの修士生活を描くいい機会になりました。


最後は、鬼怒川観光ということで、ロープウエイに乗り、お猿に会いに行きました。
凄まじい餌の取り合いを目の当たりにし、どの世界にも生きる厳しさがあるのだと痛感しました。

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2日間、みなさんお疲れ様でした。この合宿で学んだことを残りの修士生活に活かし、充実した1年にしたいと思います。

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