2015.03.24
みなさま、こんにちは。
M1の松山彩香です。
Ylabのwebページがリニューアルされましたね!
すでに自分の名前が修士2年として載っていて、身の引き締まる思いです。
さて、今学期最後のブログとなりました。
「1年間を振り返って」書かせていただきます。
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この1年間を振り返ると、毎日いろいろなことを考えていたなあ、と思います。
そのせいか、あっという間に終わってしまうと思っていた修士1年目は、私にはとても長く感じられました。
研究に関しても、授業に関しても、日常の何気ないようなことにすら、入学前の何倍も頭を働かせていたような気がします。
考えることが増えた理由は大きく分けると2つあると感じており、ひとつは、いろいろな人に会って話を聞いたり、たくさんの場所に出向いたりする機会に恵まれたことです。
岐阜大学でのJSET、隠岐國学習センターへの訪問、小学校見学などを通して、学びについても研究についても多くの新しい発見がありました。
また、専修大学ネットワーク情報学部のTAを1年間務めさせていただき、他の大学の授業に関わることで考えさせられることもたくさんありました。年度末にはCreater's Talkという枠で、私が学部時代学んできたことと現在の研究を紹介するミニ講演をさせていただき、それが自分自身を振り返るきっかけになりました。
そしてもうひとつの理由は、同期と議論ばかりして過ごしたことにあると感じています。
私の同期は全員同い年の同性で身長もほぼ同じという、一見共通点だらけなのですが、考え方や価値観は意外とバラバラなので、口論に近い意見のぶつけあいをすることもよくあります。でもそのたびに価値観を揺さぶられたり、自分の考えが明確になったりするので、日々学び合っているのではないかと思っています。
そんなふうに思考を繰り返した分だけ、自分が少しずつ成長していることを感じることができた一年間でした。
一方で、まだまだだと感じることもたくさんあります。
ゼミの研究発表では、自分のやりたい研究を説明することすら上手くできず、自分の発表資料や発言を振り返っては「なにか違う」という思いをずっと抱えていました。
自分ではよく考えているつもりでも、いざアウトプットしようとすると、ありきたりな言葉を並べただけの浅い内容になってしまい、今でも愕然とすることばかりです。
思考の深さも、伝えたいことを伝える力もまだまだ圧倒的に足りていません。
自分の考えを整理することの難しさ、言葉にできない歯がゆさには、これからも向き合っていくことになりそうです。
それにしても、この1年間、研究内容を二転三転させながらも、あれこれと自分のやりたいことを考えることができたのは、とても貴重な時間だったのだなあと最近になって思います。
来年度からは、修論執筆というアウトプットに向かっていくため、ぐるぐると考えてばかりもいられないからです。
これからの一年は、M1の一年間とはまったく違ったものになりそうな予感がしています。
大変なこともあると思いますが、とにかく楽しんで研究していきたいです。
来年度もよろしくお願いいたします。
【松山彩香】