2011.09.07
東京大学の1年生・2年生のみなさま
冬学期水曜日5限に、全学自由研究ゼミナールとして「情報社会のキーワード」という授業を開講することになりました。この授業では、レノボ株式会社と日本マイクロソフト株式会社の協力を得て、情報社会の第一線で働く人たちの話を聞きながら、その背景にある課題や可能性について考えていきます。将来、情報について学びたい人や、情報系の企業で働くことに興味がある人のご参加をお待ちしています。
授業科目名 全学自由研究ゼミナール
担当教員 山内 祐平 所属 情報学環
講義題目 情報社会のキーワード
開講日時 水曜日5限(16:20-17:50)
開講教室 21KOMCEE K201
授業の目標
ICT(情報通信技術)による社会の変化について理解するために、情報系の企業で働く人々から話を聞くとともに、その背景にある概念や社会動向について、調査学習を行う。
情報学に関する基礎知識の習得とともに、情報系の企業で働くことについて知るキャリア学習の機会としても位置付ける。
授業の方法
1トピック3時間を基本ユニットとする。最初の1時間は、レノボ・ジャパン/日本マイクロソフトからゲストを招き、それぞれのトピックに関する最新の動向についてレクチャーを受ける。2時間目にそのレクチャーに関係する情報社会のキーワードについてタブレットPCを用いた調査学習を行う。3時間目にそれぞれのキーワードをグループで共有し、まとめの議論を行う。
授業計画
トピック1 情報社会とグローバリゼーション
(ゲスト:レノボ・ジャパン株式会社 常務執行役員 留目 真伸)
トピック2 情報社会を支えるPC・その開発技術の変遷
(ゲスト:レノボ・ジャパン株式会社 取締役副社長 内藤 在正)
トピック3:情報社会とエンターテイメント
(ゲスト:日本マイクロソフト株式会社 執行役 泉水 敬)
トピック4:情報化による公的領域の再構築
(ゲスト:日本マイクロソフト株式会社 業務執行役員 中川 哲)
第1回 10/12 ガイダンス/タブレットPC利用講習
第2回 10/19 トピック1 ゲスト講義
第3回 10/26 トピック1 調査学習
第4回 11/2 トピック1 共有と議論
第5回 11/9 トピック2 ゲスト講義
第6回 11/16 トピック2 調査学習
第7回 11/30 トピック2 共有と議論
第8回 12/7 トピック3 ゲスト講義
第9回 12/14 トピック3 調査学習
第10回 12/21 トピック3 共有と議論
第11回 1/11 トピック4 ゲスト講義
第12回 1/18 トピック4 調査学習
第13回 1/25 トピック4 共有と議論
第14回 2/1 総合調査実習
第15回 2/8 授業のまとめと総合発表
2011.08.23
9月19日(月)12:00~13:10 の時間帯に、首都大学東京で開催される日本教育工学会において、高校生と大学生・社会人がTwitterを用いて進路について学ぶ「Soclaプロジェクト」についてポスター発表いたします。ぜひお越し下さい。
一般研究4ポスター
・P3a-105-54 会場:105
ソーシャルメディアを利用したキャリア学習環境
山内 祐平(東京大学)、北村 智(東京経済大学)、椿本 弥生(はこだて未来大学)、御園 真史(島根大学)、大辻 雄介(ベネッセコーポレーション)、鈴木 久(ベネッセコーポレーション)
日本教育工学会第27回全国大会
http://www.jset.gr.jp/taikai27/
2011.07.26
2011年度第2回 BEAT公開研究会
「楽しさと学びを融合するシナリオデザイン」 9月3日(土)開催!
BEAT(東京大学情報学環ベネッセ先端教育技術学講座)では、
2011年度第2回 BEAT Seminar 「楽しさと学びを融合するシナリオデザイン」を
9月3日(土曜日)に開催致します。
学習環境のデザインにおいて、学習者の意欲を高め、学習活動に引き込む手法は
これまでにもさまざまな形で提案されています。
ユーザーを活動に引き込むという観点からは、デジタルゲーム開発で取り組まれている、
楽しさを生み出す世界観やコンテンツデザインの手法は独自の発展を続けています。
今回のBEATセミナーでは、コーエーテクモゲームスで歴史ゲームをプロデュース
されている竹田智一さんと、eラーニング教材開発の専門家、熊本大学の鈴木克明さんに
お越しいただき、ユーザーの活動を促進する環境デザインについて議論します。
みなさまのご参加をお待ちしております。
日時:2011年9月3日(土) 14:00~17:00
場所:東京大学 本郷キャンパス 情報学環・福武ホール(赤門横)
福武ラーニングシアター(B2F)
アクセスマップ>>http://www.beatiii.jp/seminar/seminar-map45.pdf
内容:
14:05-14:45
1.講演1「歴史ゲームのシナリオ開発の実際」
竹田智一 (コーエーテクモゲームス)
14:50-15:30
2.講演2「シナリオを重視した学習コンテンツデザイン」
鈴木克明 (熊本大学)
15:40-16:00
3.参加者によるグループディスカッション
16:00-17:00
4.パネルディスカッション「楽しさと学びを融合するシナリオデザイン」
司会:高橋薫 (東京大学)
パネリスト:
竹田智一 (コーエーテクモゲームス)
鈴木克明 (熊本大学)
藤本徹 (東京大学)
定員:180名
参加費:無料(懇親会:セミナー終了後
1F UTCafeにて 参加希望者(¥3,000))
※参加申し込みはこちらからお願いします。
2011.07.19
高校生と大学生・社会人をソーシャルメディアでつなぎ進路について考えるSoclaプロジェクトについてBetween誌に掲載された記事がPDFでご覧いただけるようになりました。
http://shinken-ad.co.jp/between/backnumber/pdf/2011_06_tokushu06.pdf
2011.06.08
▼お知り合いに高校2年生の方がいらっしゃれば、ぜひご紹介ください。
東京大学情報学環ベネッセ先端教育技術学講座では、2010 年度より(株)ベネッセコーポレーションと共同で、高校生がソーシャルメディアを活用し、高校生同士や大学生・社会人とのコミュニケーションのなかで学ぶことを支援するソーシャルラーニングプログラム「Socla(ソクラ)」を実施しています。
本プログラムでは、高校生・大学生・社会人をソーシャルメディアでつなぐことによって、高校生が学ぶ意味について体験的に理解し、高度に進展する情報化・国際化社会において、自らの学びを自ら切り開いて行けるような人材の育成を目指しています。
今年度は「この夏、東大でインターネットを使って進路について考えてみよう!」をキャッチフレー
ズにオンラインサマースクールを実施します。進路に関するテーマについて、主体となる高校生と、第一線で活躍している社会人、大学生などのサポーターとをFacebook で結び、調べ学習を主体としたプロジェクト学習を行います。
つきましては、本サマースクールに参加する高校生(2 年生)を募集しています。実施期間や応募要件は次の通りです。
日程:平成23 年7 月30 日(土)~8 月13 日(土)
内容:「大学生活」「就職と職業」「ライフプランニング」などをテーマに、自分たちが設定した問い
について、インターネットを使って調べ学習を行ったり、ソーシャルメディアを通してサポーターの大学生や社会人と交流したりしながら、問いに対する自分なりの答えを導き出していきます。最終的に自らの学びをレポートやポスターとしてまとめ、成果発表会で発表していただきます。学習にあたっては、Facebook やTwitter で公募した社会人や大学生、大学院生が、高校生の問いに先輩としてヒントを投げかけます。また、トレーニングを受けた大学院生が、ファシリテーターとして高校生の学習の支援を行います。
募集人数:高校2 年生100 名 文系・理系は問いません
参加要件:以下1~4 のすべての要件を満たす方
1.ご自身の携帯電話をお持ちで、携帯メールのできる方
2.サマースクールの期間中にインターネットに接続できるパソコンを使って学習を進められる方
3.7 月30 日(土)と8 月13 日(土)に東京大学(文京区本郷三丁目)まで起こしいただける方
4.保護者の方からサマースクール参加の同意が得られている方
開催場所:東京大学大学院情報学環福武ホール(赤門横)
都営大江戸線本郷三丁目駅徒歩7 分/東京メトロ丸ノ内線本郷三丁目駅徒歩8 分
東京メトロ千代田線湯島駅徒歩20 分/東京メトロ南北線東大前駅徒歩10 分
※実際にご来学いただくのは、以下の2 回の予定です。それ以外の期間は、ご自宅でインター
ネット接続を利用してプロジェクトを進めていただきます。
7 月30 日(土) 期間初日(オリエンテーション他)
8 月13 日(土) 最終発表会
※上記の日程すべてにご来学いただけることが条件です。
※最終発表会は貴校のご担当の先生方にも披露させていただきたいと存じます。
ご都合がつきましたらぜひお越しください。
費用等:参加費は無料です。
但し、大学までの交通費や学習に伴う通信料はご自身でご負担いただきます。
お申し込み方法:
個人でお申し込みいただく場合は、Facebook のBEAT のページから
(http://www.facebook.com/BEAT.Socla)必要事項を記入の上、お申し込みください。
2011.05.17
6月11日(土)12時30分から17時30分まで、情報学環・福武ホールにて東京大学大学院学際情報学府の入試説明会が開催されます。大学院で情報化社会における学習の問題を研究することに関心をお持ちの方のご来場をお待ちしております。
山内研究室は午後4時ぐらいから始まる「学環・学府めぐり」にてポスター展示を行います。山内と大学院生がおりますのでお気軽にお声掛けください。またこの日のご都合が悪い場合、研究室訪問はいつでも歓迎しております。contact[atmark]ylab.jp宛にご連絡ください。
画像(リンク切れ)
2011.05.10
▼残席わずかです。おはやめにお申し込み下さい。
BEAT Seminar 2011年度 第1回 BEAT公開研究会
「ソーシャルメディアによって変わる学びのかたち」
BEAT(東京大学情報学環ベネッセ先端教育技術学講座)では、
震災の影響で延期になっていたBEAT Seminar「ソーシャルメディアによって
変わる学びのかたち」を6月4日(土曜日)に開催致します。
TwitterやFacebookなどのソーシャルメディアは、人と人のつながりを変
えるインフラストラクチャになりつつあります。学習が本質的に社会的なもの
であることを考えれば、人のつながりを変える力のあるメディアは、学びの形
を変える力も持っているはずです。
この公開研究会では、BEATで2010年度展開したソーシャルメディアに
よって高校生と大学生・社会人をつなぐ「Socla」プロジェクトを中心に、
ソーシャルメディアによって変わる学びのかたちについて議論を深めたいと
考えています。
尚、3月にお申し込みをされた方には、4月末からメールにて優先的に
ご案内させていただきました。一般の方には5月9日(月)からBEATのHPにて
受付を開始いたします。
みなさまのご参加をお待ちしております。
■主催:東京大学 大学院 情報学環 ベネッセ先端教育技術学講座
■日時:2011年 6月4日(土)午後1時より午後5時まで
■場所:東京大学 本郷キャンパス 情報学環・福武ホール(赤門横)
福武ラーニングシアター(B2F)
アクセスマップ>>http://www.beatiii.jp/seminar/seminar-map45.pdf
■内容:
1. 講演 13:00-13:40
「ソーシャルメディアが変える社会」
津田 大介(ジャーナリスト)
▼ 休憩
2.報告1 14:00-14:40
「Twitterを利用して高校生と大学生・社会人が進路と学ぶ意味について
考える"Soclaプロジェクト"」
山内 祐平(東京大学 准教授)
北村 智 (東京経済大学 専任講師)
3.報告2 14:40-15:20
「グループで小論文を相互添削するシステム"Re:"(アール・イー)」
椿本 弥生(公立はこだて未来大学 特任講師)
高橋 薫 (東京大学 特任助教)
▼ 休憩
4.参加者によるグループディスカッション 15:35-16:00
5.パネルディスカッション 16:00-17:00
「ソーシャルメディアによって変わる学びのかたち」
司 会:藤本 徹 (東京大学 特任助教)
パネリスト:今村 久美(NPOカタリバ 代表理事)
椿本 弥生(公立はこだて未来大学 特任講師)
高橋 薫 (東京大学 特任助教)
山内 祐平(東京大学 准教授)
(※報告者、パネリストは一部変更になることがあります。)
■定員:180名
申込ページ:http://www.beatiii.jp/seminar/index.html
■参加費:無料
■懇親会
セミナー終了後1F UTCafeにて
参加希望者(¥3,000)
2011.04.26
地震の影響で開講が遅れましたが、4月27日(水)より東京大学大学院学際情報学府の授業「学習環境デザイン論」を開講します。東京大学に所属する大学院生の方はどなたでも履修することができます。
【授業概要】
学習環境のデザイン原則について、事例研究・理論研究・企画立案を通じて検討する。
【授業計画】
(10時15分〜11時45分:情報学環・福武ホール 地下2F 福武ラーニングスタジオ3)
4月27日 オリエンテーション 授業の内容と進め方
5月11日 事例研究:活動ーCAMP クリケットワークショップ
5月18日 理論研究:活動ーフロー理論
5月25日 事例研究:共同体ー湧源サイエンスネットワーク
6月1日 理論研究:共同体ー実践共同体論
6月8日 事例研究:空間ー駒場アクティブラーニングスタジオ
6月15日 理論研究:空間ーアフォーダンス論
6月22日 デザイン課題(グループワーク)
6月29日 デザイン課題(グループワーク)
7月6日 デザイン課題(グループワーク)
7月13日 発表
(地震の影響で減った回は文部科学省の通達に従いレポートで補う)
【授業の進行】
▼事例研究・理論研究
1) 担当者が事例や理論について発表する。
2) グループで議論し、デザインの特徴と課題について検討する。
3) 議論から出た疑問を報告グループに投げかけ、問いを深める。
4) 教育・学習研究の概念との接続について教員が解説する。
▼デザイン課題
大学における現実の問題状況を解決するための学習環境を事例研究や理論研究の知見を援用しながらデザインする。(課題は6月22日に提示する。)
【評価】
出席 25%
事例研究・理論研究報告 25%
デザイン課題 25%
レポート 25%
【教科書】
山内祐平編「学びの空間が大学を変える」ボイックス出版, 2010
美馬のゆり・山内祐平著「未来の学びをデザインする」東京大学出版会, 2005
【山内 祐平】
2011.04.19
山内が代表理事を務めているNPO Educe Technologiesの勉強会「Fledge」のメンバーを募集します。
FLEDGE は「これからの社会のために、よりよい学びとは何かを考え、学びの場を自ら創りだし、増やしていく」というコンセプトのもと、理論と実践を行き来しながら進む大学生向けの勉強会です。
第4期では、ワークショップという新しい学びの場について考えます。魅力的なワークショップをデザインできるようになるために、プレ実践や専門家からのレクチャーを経て、最終的にメンバー自身でワークショップを企画・実践することを目標としています。
詳しい情報とお申し込みは、こちらからどうぞ。
[山内 祐平]
2011.04.12
地震の影響で開講が遅れましたが、4月19日(火)より東京大学教育学部の授業「学習環境のデザイン」を開講します。学部横断型教育プログラム・メディアコンテンツの一コマとしてデジタル教材を中心とした構成になります。東京大学に所属する学部生の方はどなたでも履修することができます。
【授業概要】
デジタル教材、ワークショップ、サイエンスカフェ、アクティブラーニングスタジオなどのデザイン原則について、事例研究を通じて検討する。
【授業計画】
(13時10分〜14時40分:情報学環・福武ホール 地下2F 福武ラーニングスタジオ3)
4.19 オリエンテーション 授業の概説
4.26 学習環境デザイン論 研究の概説
5.10 映像による学習 セサミストリート
5.17 マルチメディアと能動学習 ミミ号の航海
5.24 ゲストトーク「教材開発の現場」 ベネッセ・大辻氏
5.31 初等中等教育での展開 Time to Know
6.7 高等教育での展開 MIT TEAL
6.14 幼児教育での展開 親子de物語
6.21 シリアスゲーム FoodForce
7.5 ゲストトーク「ワークショップの現場」京都大学・塩瀬氏
7.12 ワークショップ CAMP
7.19 カフェでの対話と学び UTalk
(地震の影響で減った回は文部科学省の通達に従いレポートで補う)
【授業の進行】
1) 担当グループが事例研究を行い発表する。
2) 事例についてグループで議論し、デザインの特徴と課題について検討する。
3) 議論から出た疑問を報告グループに投げかけ、問いを深める。
4) 教育・学習研究の概念との接続について教員が解説する。
【評価】
出席 25%
事例研究報告 25%
議論における貢献 25%
レポート 25%
【教科書】
山内祐平編「デジタル教材の教育学」東京大学出版会, 2010
美馬のゆり・山内祐平著「未来の学びをデザインする」東京大学出版会, 2005
【山内 祐平】