2011.12.28
ミサワホームと一緒に、「ラーニングコモンズ」のある家をデザインしました。
発達段階に応じてリビングまわりに学習スペースを設けるとともに、中学生ぐらいから家族と一緒に学べる部屋として「ホームコモンズ」をもうけているのが特徴です。子どもが一人で部屋にこもって勉強するというスタイルから、親や兄弟、ゲストを招いてともに学ぶという文化へのきっかけになればと思います。
また、ホームコモンズは、子どもだけでなく、親も変化する時代に応じて学び続けることを強く意識しています。子どもだけに勉強部屋があり、親は食卓で学ぶというのは不自然です。家族全員が充実した環境で学べる家が今後重要になってくると考えています。
子どもの成長に合わせて"学び空間"をステップアップする「ホームコモンズ設計」を新提案
HYBRID 自由空間 Edu(エデュー)
【山内 祐平】
2011.12.14
研究室出身で情報学環助教の佐藤朝美さんが、こども環境学会で優秀ポスター発表賞を受賞されました。
社会性を育む保育環境デザイン-ごっこ遊び遊具の提案
佐藤朝美 (東京大学大学院情報学環)
山内祐平 (東京大学大学院情報学環)
星野俊樹 (ミサワホーム総合研究所)
星野裕之 (ミサワホーム株式会社)
中川正男 (ミサワホーム株式会社)
発表論文はこちらからアクセスできます。
【山内 祐平】
2011.12.06
東京大学大学院情報学環は教育部研究生を募集しています。メディア・ジャーナリズム、情報産業、情報社会、情報技術について学べる学部副専攻相当の教育プログラムです。他大学の学部生や社会人の方も受験できます。山内も「教育と情報」に関する授業を担当する予定です。
詳しくは以下のページをご覧ください。
平成24(2012)年度 東京大学大学院情報学環 教育部研究生入学試験の概要
【山内 祐平】
2011.11.01
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お知らせ BEAT Seminar ─────────────────────
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2011年度第3回 BEAT公開研究会
「デジタル読解力を育てる情報教育」 12月17日(土)開催!
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BEAT(東京大学情報学環ベネッセ先端教育技術学講座)では、
2011年度第3回 BEAT Seminar 「デジタル読解力を育てる情報教育」
を12月17日(土曜日)に開催致します。
今年6月にPISAのデジタル読解力調査の結果が発表されました。
本テストでは「インターネットの上の情報の信頼性を検証しウェブページ
をナビゲードしながらその信頼性を評価するという課題」を実施しており、
従来のプリント読解とは異なる方法で測定しています。
調査の結果、大半の国ではプリント読解力とデジタル読解力には密接な
関係が見られたものの、成績最上位層の比率が国によって大きく異なる
ことが分かりました。
21世紀における教育、雇用、社会参加の機会に完全な形でアクセスする
ためには、このデジタル読解力が大きな鍵を握っていると思われます。
では、デジタル読解力を高めるためにはどのような教育が求められるので
しょうか。
今回のBEATセミナーでは、PISA型読解力の研究をされている
国立教育政策研究所の有元秀文さんと、情報教育の研究をされている
横浜国立大学の野中陽一さんにお越しいただき、
デジタル読解力を育成する情報教育のあり方について議論します。
みなさまのご参加をお待ちしております。
日時:2011年12月17日(土)14:00~17:00
場所:東京大学 本郷キャンパス 情報学環・福武ホール(赤門横)
福武ラーニングシアター(B2F)
アクセスマップ>> http://www.beatiii.jp/seminar/seminar-map47.pdf
内容:
14:05-14:45
1.講演1「デジタル読解力を育てるe-Book Club」
有元秀文(国立教育政策研究所)
14:50-15:30
2.講演2「情報教育研究の実践的課題」
野中陽一(横浜国立大学)
15:40-16:00
3.参加者によるグループディスカッション
16:00-17:00
4.パネルディスカッション「デジタル読解力を育てる情報教育」
司会:
高橋 薫 (東京大学)
パネリスト:
有元秀文(国立教育政策研究所)
野中陽一(横浜国立大学)
山内祐平(東京大学)
定員:180名(定員になり次第締切りますので、お早めにお申し込みください)
参加費:無料
懇親会:セミナー終了後1F UT Cafeにて 参加希望者(3,000円)
お申込みはこちらから
2011.10.26
研究室博士課程の安斎(@YukiAnzai)が企画・制作に関わっている「研究者の仕事術」サイトに、山内(@yuuhey)のインタビュー記事が掲載されました。
「研究が実践を生み、実践が研究を生む理想のサイクル」
http://amphibia.jp/
2011.10.18
学びの場づくりを考え実践する大学生向け勉強会『FLEDGE』では、5期メンバーを募集いたします。
FLEDGE とは「これからの社会のために、よりよい学びとは何かを考え、学びの場を自ら創りだし、増やしていく」というコンセプトのもと、理論と実践を行き来しながら進む大学生向けの勉強会です。
第5期では、ワークショップという新しい学びの場について考えます。魅力的なワークショップをデザインできるようになるために、勉強会を通してワークショップについて考え、最終的にメンバー自身でワークショップを企画・実践することを目標とします。
ワークショップ初心者も大歓迎です!半年間、参加者一人ひとりの中で化学反応が起こるような場を一緒に創りましょう!
【参加資格】
-大学生(大学院生は除く)
-下記に挙げた活動日に全て参加できる方
【定員】
12名程度
【実施概要】
10月から 3月の半期で終了します。
勉強会は毎月1回程度開催されます。
活動時間は以下の通りです。
勉強会への参加は無料です。(実費が発生する場合を除く)
【内容】
第1回 10月27日(木) 19:00〜21:00(終了後、懇親会) ガイダンス/ワークショップ体験
第2回 12月1日(木) 19:00〜21:00 ワークショップの作り方を学ぶ
第3回 12月27日(火) 17:00〜21:00 プレワークショップ実践
第4回 1月26日(木) 19:00〜21:00 プレ実践の振り返り
第5回 2月17日(金) 18:00〜21:00 本実践に向けての準備
第6回 3月29日(木) 16:30〜19:00(終了後、懇親会) 活動報告会
※本実践日は、第5回目と第6回目勉強会の間で、各班ごとに設定していただきます。
【活動場所】
東京大学本郷キャンパス 福武ホール 地下 2 階スタジオ1
http://fukutake.iii.u-tokyo.ac.jp/
【主催】
NPO 法人 EduceTechnologies http://www.educetech.org/
【ディレクター】
池田 龍太朗(千葉大学4年)Twitter:@ruxu_taro_
近藤 麻紀子 (千葉大学4年) Twitter:@makikonkon
中野 啓太(東京大学3年) Twitter:@kt_nakano
渡辺 彩紀(実践女子大学1年)Twitter:@KtSaki
【責任者】
山内祐平(NPO 法人 EduceTechnologies 代表理事/東京大学大学院 情報学環 准教授)
森玲奈(NPO 法人 EduceTechnologies 理事/東京大学大学院 情報学環 特任助教)
申し込みはこちらから
【山内 祐平】
2011.10.08
皆様、こんにちは。修士課程2年の土居由布子です。
肌寒くなり、本郷キャンパス中からおなじみの銀杏の香り(←ちょっと苦手ですが)が漂うようになって秋を感じられます
昨日から冬学期のゼミが始まりました!M0(春に山内研究室に入ることが決まった未来の後輩達)の歓迎式も例年通り開かれました。
本当に時間が過ぎるのを早く感じる今日この頃です。
さて、山内研に所属する大学院生が普段どのような生活を過ごしているのか、
その日常に迫る【山内研メンバーの1日】が今回のブログのシリーズ、第三回目なんですが、
私の日常をキーワードにすると「出会い溢れる日々 」 が一番しっくりくるかと思います。
私の1日の過ごし方を簡単にいうと、
往復の電車で研究関連の本や論文などを読む時間、約2時間。
研究室に来る時間はいつもバラバラ(早い時は朝9時、遅いときは夕方3時)ですが平均お昼ごろでしょう。
毎日ではないですが、お昼休みまたは5時以降には本郷の御殿下ジムのフィットネスクラスを受けに行っています。(ヨガ、エアロビクス、ヒップホップ、シェイプボクシング等!)
山内研はコアタイムのような制度がなく、研究室に毎日来る人もいれば、あまり見かけないメンバーもいます。
私は土日も含め、ほぼ毎日研究室に来ていて、1日3〜6時間くらい研究室で過ごしています。
最近は友達とランチやディナーを食べに行くことも多く、お気に入りのお店を増やすことが最近の楽しみです。
友達との語らいを通して自己の振り返りや今後どうしていくべきかを整理することが多いですね。本当に多くの素敵な方々に支えられていて幸せ者だと思います。
さて、タイトルに示したように私の日常は出会いが多いなぁと思うのですが、その原因は2つ。
Facebookを駆使して自身が住むつくばのコミュニティ、そして都内のコミュニティをこの1年半でどんどん広げていきました。
もう一つは国際的な異業種交流会を月1で主催していることです。毎回500人規模の人々が集まります。
研究においても自身が所属する研究室だけではなく、青山学院、NHKの方々とワークショップを実践したり、研究の相談をさせて頂いたりしています。
これもご縁で、TAとしてアルバイトしていた授業の中で特別講演をされた先生が青山学院で映像関係のラボをやっていて、呼んで頂いたのがきっかけです。
私はとにもかくにも自分で企画して実践することが大好きな人間で頭の中には次の企画のことが常にあります。
半年後には社会人になるわけですが、自身の仕事以外に、交流会やSNSを越えてワークショップや、展示会など色々な企画にこれからも挑戦していきたいと思っております。
その前にあと3か月で修論を書き上げなくてはいけないので、ここに書いた私の日常はひとまず置いといて、修論と本格的に向き合っていこうと思います。
調査では一般の方々にインタビューをしていくのですが、このフットワークとエネルギーを活かして、多くのことを見出して行ければと思います。
[土居 由布子]
2011.10.05
▼10月5日水曜日13時30分より、駒場に新設された21KOMCEEにて以下の記者発表を行いました。
東京大学、日本マイクロソフト、レノボ・ジャパンが、21世紀型スキルを育成するための実証研究を実施
~ 東京大学の「21 KOMCEE」の取り組みと連携し、豊島区立千川中学校でタブレットPCとクラウドの活用を検証 ~
国立大学法人 東京大学(総長:濱田 純一、以下 東京大学)、日本マイクロソフト株式会社(本社:東京都港区、代表執行役 社長:樋口 泰行、以下 日本マイクロソフト)、レノボ・ジャパン株式会社(本社:東京都港区、代表取締役 社長:ロードリック・ラピン、以下 レノボ・ジャパン)は、次世代を担う子どもたちの21世紀型スキルの育成を目指して、ICTを活用した実証研究に連携して取り組むことで合意しました。3者では、東京大学に9月28日(水)に竣工した「21 KOMCEE」(注1)において、タブレットPCとクラウドサービスを活用した能動型学習(アクティブラーニング)に取り組むとともに、本取組みと連携し、同様の最新のICT環境を、豊島区教育委員会(教育長:三田 一則)の協力のもと、豊島区立千川中学校に展開し、実証研究を行います。
現在、これからの国際社会で活躍する人材育成の課題に対して、世界の教育科学者やUNESCO(United Nations Educational, Scientific and Cultural Organization)、OECD(Organization for Economic Co-operation and Development)などの国際教育機関が連携して、21世紀の国際社会で必要な、子どもたちがこれから身に着けていくべき能力として「21世紀型スキル」を規定し、その育成に取り組んでいます。21世紀型スキルでは、コミュニケーションやコラボレーションの能力や、課題発見解決力などともに、それらのスキルを支えるICT活用力や情報リテラシーの育成が推奨されています。
東京大学、日本マイクロソフト、レノボ・ジャパンおよび豊島区教育委員会の4者は、ICTを活用した21世紀型教育を再構築し、日本のこれからの教育を提示するために連携し、東京大学では10月上旬から、豊島区立千川中学校では10月下旬から本プロジェクトを開始します。
■実証研究の内容
東京大学では、Microsoft(R) Windows(R) 7を搭載したタブレットPC60台と教育向けソフトウェア、およびクラウドサービスを備えた最新のICT環境を、「21 KOMCEE」に構築し、2006年4月~2009年3月に実施したMEET(Microsoft chair of Educational Environment and Technology:マイクロソフト先進教育環境寄附研究部門)の研究成果をもとに、タブレットPCを活用したアクティブラーニング型のモデル授業を実施します。また、そこで得た経験やノウハウを、豊島区立千川中学校でのICTの活用や21世紀型スキル育成のために共有するとともに、本プロジェクト全体の実証研究の成果を公開授業等で紹介することで、ICTを活用した21世紀型教育を提示していきます。
豊島区立千川中学校に、Windows 7を搭載したタブレットPC40台と教育向けソフトウェア、およびクラウドサービスを備えた最新のICT環境を構築し、生徒1人につき1台のPCを活用した授業や、クラスの枠組みを超えた教育活動を実現することで、21世紀型スキルの育成に有効なICT活用の検証を行います。
*利用するソフトウェアやクラウドサービスの詳細は、添付資料を参照ください。
■各者の役割
東京大学:
21世紀型スキル育成のためのICT活用に関する助言、教職員研修の講師や教材の提供。駒場キャンパスの「21 KOMCEE」での講義で最新のICT環境を利用し、そこで収集した経験やノウハウを実証研究に活用
日本マイクロソフト:
マイクロソフトが世界で展開している教育支援プログラムの「Innovative Schools Program」(注2)の一環として、教育専門家の手配や、教育改革を進めるためのWebツールであるスクールリサーチの提供、海外で実績のある教材および教育向けICTツールの提供、豊島区立千川中学校の教職員への技術研修、海外との情報共有の場の提供などを実施
レノボ・ジャパン:
若者の夢の実現を支援する「U.dream」プロジェクト(注3)の一環として、東京大学の21 KOMCEEへタブレットPC 60 台の寄贈、豊島区立千川中学校へのタブレットPC 40台の寄贈と、実証研究に際してのテクニカルサポートの提供
豊島区教育委員会および豊島区立千川中学校:
実証研究への教職員の参加・協力、教育委員会や学校が実施する教職員研修との連携、実証研究に伴うICT環境の整備
(注1)21 KOMCEE(21 Komaba Center for Educational Excellence, 理想の教育棟):自ら考えて判断したり、仲間や教員と議論しながら互いに切磋琢磨したりする主体的な学び・能動的な学びを表す「アクティブラーニング」を支援するための施設として、東京大学 駒場キャンパス内に2011年5月に完成し、2011年冬学期より授業での利用を開始します。21 KOMCEEの詳細は下記Webサイトを参照ください。
http://www.komcee.c.u-tokyo.ac.jp/
(注2)Innovative Schools Program:マイクロソフトが、企業市民活動の一環で全世界で展開している教育機関向けプログラム。教育現場が抱えている共通の課題に対応して、自治体や教育機関、パートナー企業と連携してICTを活用したソリューション作りに取り組み、教育現場でのICT利活用ソリューションの活用モデルを提示することを目指しています。
(注3)「U.dream」プロジェクト:レノボ・ジャパンが、志を持つ若者の夢の実現と、若者の未来を支援する団体をサポートするプロジェクト。「Education(教育)」「Entrepreneurship(起業)」「Environment(環境)」「Global(グローバル)」の4つのカテゴリがあります。PCの貸し出しや寄贈ならびにその団体の活動紹介を通して、国際社会で活躍する人材育成のための活動の一環。
2011.09.22
東京大学情報学環福武ホールでは、計画点検のため、下記の通り停電が予定されています。停電に伴い、本ウェブサイトは下記の時間帯、停止します。
2011年9月25日(日) 10:00 - 19:00
ご利用の皆様にはご不便をおかけしますが、あらかじめご了承ください。
2011.09.13
9月17日(土)18:00からJSET全国大会(首都大)にて、「教育実践研究論文査読シミュレーション」ワークショップを開催します。教育実践を学術論文にするための方法について関心のある方々のご参加をお待ちしております。
W09 教育実践研究論文査読シミュレーション
9月17日(土)18:00~19:30 会場:209
主催者:山内祐平(東京大学)
教育実践研究論文の構成について学ぶことを目的に、学会誌に掲載された論文について参加者が査読者の役割をシミュレーションしながら議論するワークショップを行う。大学院生など査読経験のない参加者に査読のプロセスを理解してもらうとともに、査読者の相互理解の場としても位置づける。教育実践研究論文に関する投稿規定と査読ガイドラインについて説明した後、3人グループで論文担当・査読者1・査読者2のロールプレイを行う。対象論文は、編集担当理事である山内と小柳が協議した上で選定する。定員は30名を予定。