2015.12.30
The land of the rising sun and the pearl of the orient seas: in close proximity but almost in polar opposites when it comes to culture and education systems. The Philippines, having been colonized by the Americans shortly after 3 centuries under Spanish rule, had adopted the former's education system and language. Hence, even if American "colonialization" was a mere half century, the influence and language is strong in the country even up to this day.
Although I cannot vouch for the majority of the universities in the Philippines, nor even the direct counterpart such as state universities, this piece will attempt to compare and contrast the Philippine and Japanese universities (at first impression). As a general disclaimer, I would like to roughly state that I have only been in University of Tokyo for (UTokyo) half a semester and the most significant years in my undergraduate at De La Salle University (DLSU) had been on my final 2 years of study (out of 4.5).
Furthermore, comparing an exuberantly technical bachelor's program and an international humanities postgraduate program might not be the best for validity in any case. Nonetheless, I will enumerate the most apparent differences I have experienced on my first few months: a comparison between Japanese national university experience and a Philippine private university experience.
Classes
In the onset, UTokyo and DLSU are very similar in terms of how classes are held. My professors in both institutions encourage transformative learning and a healthy discussion of the topic at hand. What I personally found different in my classes was that since there are a healthy mix of cultures and international students, the discussions are rather more reserved. In my DLSU classes, the overall vibe was relaxed and quite open to the occasional banter between classmates, and sometimes even towards the professor. In UTokyo, the aura is more quiet, toned down, and very much focused on the task at hand. The deafening silence that also accompanies Japanese classrooms would discourage the slightest of whispers as to not pull unnecessary attention towards one's self.
Zemi Presentation
Zemis are one of the things which are directly incomparable to my undergraduate experience. We never had these, and a lab group was not compulsory for the bachelor's program. What is interesting though is the manner in which zemis are conducted: we print out a transcript of our presentation and proceed reciting our findings, in almost verbatim narration of the text (literally) on hand. I found this very unique in my first experience as such a manner would be quite taboo in the Philippines. Most presentations would actually instead involve a Powerpoint with minimum text and would echo most types of talks from conferences such as say, TEDx.
Student Body Culture
In both cases, my experiences in DLSU and UTokyo were both in their main campuses. With a student body population of 20,705 and 27,955 respectively, one would expect the latter to have a more interactive student body just due to its sheer volume. However, the experience is actually a far cry- DLSU and UTokyo both fairly exclusive in their selection were almost incomparable. UTokyo, a very prestigious research university had similar to its classes, a very reserved and quiet student population. Going around campus, I could see a plethora of academic conferences, events, and various student activities but they all somehow felt restrictive in nature.
DLSU, perhaps not the top in the research field but can otherwise boast of its holistic education, had a much more enthusiastic and outgoing attitude. During the course of my undergraduate experience, you might just be bombarded with student organizations, government, some sponsors and various events here and there. The school spirit, in all its novelty was tremendously felt.
Although distinctly different in their own way, Japan and the Philippines (consequently UTokyo and DLSU) have provided numerous avenues for me to mature in facets of my being. My undergraduate experience in DLSU had helped me grow to become the resilient person I am today in facing the challenges of supporting my further studies in a foreign country. Similarly, I would like to embrace all opportunities that UTokyo has in store so I may reap the Japanese [top] university experience to its fullest extent.
I am looking forward for the rest of my years with the University of Tokyo, ITASIA Program, and Yamauchi laboratory.
Hanggang sa muli [until next time],
Lian Sabella Castillo
Credits to Albert Leonard Dizon for the photographs.
2015.12.24
こんにちは.修士1年の原田です.2015年もあと少しで終わりますね.
実は我が家では,お正月にケーキを食べながら新年の目標を3つ立てるという習慣があります.父親が張り切って家族を集めて,全員に計画を立てさせるわけです.そうやって去年立てた3つの目標も,あえなく全て達成できないまま2016年を迎えようとしています.まぁ目標もすっかり変わってしまったので良いのですが.
では,ブログのテーマ「私の20%の過ごし方」を紹介していきたいと思います.土日も研究室に居ることが多い私ですが,色々な研究会やイベントに出かけることも好きです.何かテーマを持って行っているというよりは面白そうだなと思った場所に行くという感じです.今回は「情報技術」と「学習」に分けて,「どこに行ったか」と「どうやって見つけているか」を紹介していきたいと思います.
■情報技術
最新のテクノロジーやガジェットが大好きなので土日を使って見に行くことが多いです.例えば「Java Day Tokyo 2015」,「Engadget 例大祭 」,「Scratch Day 2015 in Tokyo」などに参加しました.ちなみに,イベントではないですがゲームセンターを見て回るのも最新技術が見れるので好きです.
どうやって見つけているかというと,情報技術関係のイベントはWebサイトをRSS登録して見つけています.日々ニュースを見るついでに面白そうなイベントを見つけたら参加するという形です.詳しくは,過去の先輩の「【研究に役立つウェブサイト】 開発研究のアイデアを育む」が参考になります.
■学習
研究テーマにも直結しますがやはり学習や教育は好きなので,20%でも学習や教育関係のイベントに多く参加します.例えば「認知科学会の大会やシンポジウム」,「FLIT 公開研究会」,「JSETの大会や研究会」などです.
学習や教育関係のイベントは学会のサービスを利用して見つけることが多いです.例えばJSETであれば,SIGに登録しているとML(メーリングリスト)でイベントの情報を得ることができます.また認知科学会や日本教育工学が発行している論文誌やニュースレターなどを見ることでイベントを見つけています.
しかし,ここまで書いてまとめてみると思ったのが分野で絞ってイベントに参加する以上に,あこがれの人やコミュニティをおいかけて参加しているということです.あの人いいなと論文で読んで思ったらその人が主催するイベントに参加してみたり,こんな関係が良いなと思ったらそんな関係を築いている場所に参加してみたりしています.それが「学習」や「情報技術」を必ずしも対象にしていたかというと違う時もあります.
「どうやって見つけているか」を考えてみても,実際に参加したイベントはあこがれの人やコミュニティが発信する情報で見つけたことの方が,上で紹介したものよりも多かったです.あこがれの人やコミュニティのTwitterやfacebookなどで情報を集めつつ,お会いできた際には次のイベントを紹介してもらったりしています.
そんなこんなでいろいろなイベントに参加しあこがれを見つける中で,去年考えていた目標より,新しく大事な目標が見つかってきたのだなと振り返って気付きました.2015年あと少しですが積み上がったタスクを処理して,2016年を迎えたいと思います.
次回もお楽しみに.
【原田悠我】
2015.12.21
山内が編集を担当した教育工学選書「インフォーマル学習」(ミネルヴァ書房刊)が出版されました。生涯学習施設・職場・大学の課外活動・幼児の学習・ワークショップ・ICTによる学習など、学校外の学びの場に関する教育工学研究を網羅的に紹介する書籍になっています。
序 章 教育工学とインフォーマル学習
1 はじめに
2 教育工学とインフォーマル学習
3 学習科学とインフォーマル学習
4 生涯教育とノンフォーマル教育
5 OECDによる定義
6 本書におけるインフォーマル学習
7 教育工学会における研究動向
8 研究内容による分類
9 本書の構成
第1章 生涯学習施設とインフォーマル学習
1.1 生涯学習とは
1.2 学習の改革と生涯学習社会の出現
1.3 学習の場としての生涯学習施設
1.4 教育工学における先行研究1
1.5 科学教育における研究
1.6 来館者研究
1.7 科学教育以外の研究
1.8 博物館閲覧支援システムの開発
1.9 教育工学の定義と研究対象
1.10 教育工学研究の方法
1.11 学習環境の構成要素
1.12 教育工学が提供できること
1.13 今後の可能性
第2章 職場とインフォーマル学習
2.1 職場における学習への注目
2.2 職場とインフォーマル学習に関する諸理論
2.3 教育工学における諸研究
2.4 今後の課題
第3章 大学教育とインフォーマル学習
3.1 本章の目的と構成
3.2 大学教育におけるインフォーマル学習の拡がり
3.3 大学教育におけるインフォーマル学習の研究方法
3.4 大学教育とインフォーマル学習の可能性
第4章 子どもの発達とインフォーマル学習
4.1 子どもの発達について
4.2 子ども期におけるインフォーマル学習の概要
4.3 子ども期におけるインフォーマル学習とICT
4.4 研究の事例
4.5 子ども期への展開
第5章 ワークショップとインフォーマル学習
5.1 ワークショップのはじまり
5.2 ワークショップの拡がり
5.3 ワークショップの研究方法
5.4 ワークショップの可能性
第6章 ICTとインフォーマル学習
6.1 ICTが使われるインフォーマル学習
6.2 ICTを使用したインフォーマル学習の研究事例
6.3 ICTを使用したインフォーマル学習の評価
6.4 ICTとインフォーマル学習に関する研究のこれから
終 章 変化する社会とインフォーマル学習
1 変化する社会
2 新しい能力
3 教育工学の使命
人名索引/事項索引
2015.12.16
こんにちは。M1の長野です。
12月も中旬になり、だんだんと寒くなってきましたね...一人暮らしなので洗濯物や洗い物がつらい(手が大荒れする)季節ですね。研究室も修論提出間際の大事な時期なので、加湿器がフル稼働してくれています。先輩方が大病なく修論を書き終えられますように!
さてさて、今回のブログのテーマは『私の20%の使い方』。研究以外の20%を何に使っているのか、またそれがどう私の一部になっているのかを紹介しようというお話です。
他の方がオンライン学習や勉強会という過ごし方を紹介している中、私はというと...
実はこの半年間で、8回ほど動物園に行きました。北海道の旭山動物園、横浜のズーラシア、千葉にある千葉市動物公園、そして東大のすぐ近くにある上野動物園...今では写真を見ればどの動物園かわかるようになりました。ちなみに、下の写真は横浜動物園ズーラシアで撮ったホッキョクグマの水中からの写真です。(お気に入りです)
■プロジェクトに力を入れた半年間
私は7月頃からあるプロジェクトに関わらせてもらっています。
それは、『どうぶつ大冒険』というウェブ教材の開発プロジェクトです。
皆さんは小さいころ、動物園に行ったことはありますか?
動物園に行って、動物を見て、何と言いますか?「かわいい!」「大きい(小さい)!」とひたすら言っていませんか?(ちなみに私はそれしか言っていなかったと思います)
でも動物園は「かわいい」「大きい(小さい)」だけの場所ではないのです。
本当は、動物の進化や生物多様性、自然保護の問題など、多くの学びが隠れている場所なのです。
それをもっと動物園に来た多くの人に知ってほしい。
そんな思いの中で始まったこのプロジェクトでは、小学生の親子を対象にして、楽しみながら学べるウェブ教材を開発しようとするプロジェクトです。具体的には、動物園で動物を観察しながらミッションを進め、その後自宅に帰ってから学びをより深めていく、という流れになっています。
■簡単そうで、難しい
私はそのプロジェクトの中で、クイズのシナリオ制作や動物園での取材・撮影などを担当しています。最初は「子どもが楽しめるクイズを作るだけだ!」と思っていた私ですが、それが案外難しいことであると知ったのは、実際に作り始めてからでした。
まず最初に難しさを感じたのは、会話が起きる仕組みを作ること。
つい先週、ゼミの輪読でmCSCL(Mobile Computer-Supported Collaborative Learning:モバイルデバイスを使った協調学習の支援)の章を読みましたが、モバイルデバイスを通して協調的に学べるように設計するということが実は難しいことなのだと、このプロジェクトに関わることで気付きました。確かに、スマホやiPadを使うことで、学習のきっかけにはなるのかもしれません。しかし、それだけでは『会話』(協調学習的に言うと『社会的相互作用』)が起きません。動物園のプロジェクトでは、親子の会話を促すことが目的なので、私がシナリオを作るときには、できる限りその場面を想像しながら作るようにしています。ただ、これに関してはまだまだ改善の余地あり、といったところです。
2つ目の難しさは、動物園という場を最大限に活用できるようにすること。
それは、どれだけ凝ったシナリオを作ったとしても、動物園で動物を見なければそこにいる意味がないということです。スマホやiPadがあれば、場所や時間に縛られないため、学習の可能性は広がります。しかし、それは一歩間違えると展示物そのものを見ずに、スマホばかりを見てしまうことにもつながりかねません。動物園のプロジェクトでも、最初は深い思考を促すために、子どもたちに考えさせる問題を動物園でのミッションの中に入れていましたが、実際に使ってもらうと、動物がせっかく前にいるのに手元のスマホばかりを見て考えている、という場面が起こったことがありました。そこから私たちは、動物園ではちゃんと動物を観察しないと分からないクイズにしようという大きな方向転換をしました。あくまでもスマホやiPadは学習を手助けするもの、ということですね。
他にも「どうすれば動物園から帰ってもこのウェブ教材を開いてくれるのか」、「1つのストーリーとして考えてもらうためには、どう動物園と自宅をつなげば良いのか」など、難しいと感じることは山ほどあります。良い教材を作っていくためには追求していかないといけないことがたくさんありますね。うーん、むずかしい。
以上、私が関わらせてもらっているプロジェクトについてお話してきました。
このプロジェクト自体は私のメインの研究ではありませんが、私自身ウェブ教材の開発も視野に入れて研究をしていることもあり、実際の教材開発の流れを身を持って知ることができたことはとてもありがたい機会だったと思っています。やはり新しい学びの場をつくることは大変なことですね...仕事として本格的なプロジェクトに携わることもこれが初めてなので、日々勉強させてもらっています!
とりあえず、このウェブ教材のリリースまであと2ヶ月ほどなので、私にできることを全力でしたいと思います!詳細はまた後ほど公開されると思いますので、お楽しみに...!!
それでは今回はこの辺りで!次の担当は原田くんです!
どんなお話が聞けるのでしょうか〜?
よろしくお願いします!
【長野香織】
2015.12.08
こんにちは。M1の杉山です。
引き続き「私の20%の過ごし方」というブログテーマをお送りします。
今年も残すところあとひと月です。この1年、修士学生としてどんな20%を過ごしてきたか振り返ってみます。
○読書会に参加した
学部生時代から、読書会に頻繁に参加しています。ほとんどは参加者としてですが、たまに企画することもあります。学術書を仲間で読み合うという文化には、大学に入る前から憧れがあったのですが、大学1,2年のころは出会うことができず、3年になって社会学専攻に進学してから、同期や先輩に恵まれいろいろな読書会に顔を出してきました。
読書会の良いところは、参加者それぞれがもっている得意な分野から学べるということで、同じ本を読んでいても注目するポイントや、疑問点の引き出し方が違うため、より深い読みを促されることだと思います。振り返ってみると、ぼくは社会学を、教授による講義ではなく、読書会などの仲間どうしの交流の中で学んだという感覚を強くもっています。それは、会話のなかで、時に仲間たちの「すごさ」に圧倒されながら、社会学という学問分野の文化や空気に浸ることができたからだと思います。
大学院では、ゼミの文献講読も読書会の一種で、山内研の学生としての勉強はそこでさせてもらっています。山内先生や助教の方々、先輩や同期たちは文献をどのように読んで議論するのかというのは、いつも興味深く聞いています。
今年20%ルールの中で参加した読書会は、
・『教育工学どはどんな学問か』『授業を変える』:山内研M1で
・『宗教生活の基本形態』:社会学の人たちと
・『触発するゴフマン』『美と礼節の絆』:学府や社会学の人たちと
・"Constructing an Organizational Field" " Institutional Logics and the Historical Contingency of Power in Organizations":教育社会学の人たちと
・『小説の言葉』:状況論の人たちと
などが思いつきます。
自分の学問的バックグラウンドはやはり社会学なんだなと痛感するラインナップですが、学府に進学し、社会学とは関わりのない研究室に来ても、こうした社会学の勉強ができるのは有難いことだと感じています。今後は認知科学や人工知能方面にも節操なく手を出したいと考えています。もう少し「学習」とか「知識」について考えられる会がもてたら良いなというのが、目下考えているところです。
○フラメンコを踊った
修士研究のテーマとして舞台芸術における熟達を設定するきっかけの一つが、学部4年間を通してフラメンコを踊ってきたことでした。院生になっても続けられるか迷うところもありましたが、結局は今も継続しています。
ライブ経験は、
・八王子グランデセオ出演
・五月祭公演
・駒場祭公演
というところでした。
グランデセオは、サークルの一員としてではなく、はじめて個人名で出演したライブだったので、思うところも多い経験でした。その時の経験は、「ライブ・レポート」という形で残してあります。プロフェッショナルやアマチュアについて考えるきっかけでした。
これら以外にも単発の活動はいろいろありますが、継続して行ったものとなると読書会とフラメンコだと思います。2016年はこの中に「文章を書くこと」「アートの現場をたくさん見ること」を追加しようともくろんでいますが、それについてはいつか報告できたらと思います。
研究室の人たちが、研究室の外で何をやっているのかはあまり知る機会がないので、自分自身このブログテーマは読むのが楽しみです。次回もお楽しみに。
【杉山昂平】