2015.12.08

【私の20%の過ごし方】 読む・話す・踊る

こんにちは。M1の杉山です。
引き続き「私の20%の過ごし方」というブログテーマをお送りします。
今年も残すところあとひと月です。この1年、修士学生としてどんな20%を過ごしてきたか振り返ってみます。


○読書会に参加した
 学部生時代から、読書会に頻繁に参加しています。ほとんどは参加者としてですが、たまに企画することもあります。学術書を仲間で読み合うという文化には、大学に入る前から憧れがあったのですが、大学1,2年のころは出会うことができず、3年になって社会学専攻に進学してから、同期や先輩に恵まれいろいろな読書会に顔を出してきました。
 読書会の良いところは、参加者それぞれがもっている得意な分野から学べるということで、同じ本を読んでいても注目するポイントや、疑問点の引き出し方が違うため、より深い読みを促されることだと思います。振り返ってみると、ぼくは社会学を、教授による講義ではなく、読書会などの仲間どうしの交流の中で学んだという感覚を強くもっています。それは、会話のなかで、時に仲間たちの「すごさ」に圧倒されながら、社会学という学問分野の文化や空気に浸ることができたからだと思います。
 大学院では、ゼミの文献講読も読書会の一種で、山内研の学生としての勉強はそこでさせてもらっています。山内先生や助教の方々、先輩や同期たちは文献をどのように読んで議論するのかというのは、いつも興味深く聞いています。

今年20%ルールの中で参加した読書会は、
・『教育工学どはどんな学問か』『授業を変える』:山内研M1で
・『宗教生活の基本形態』:社会学の人たちと
・『触発するゴフマン』『美と礼節の絆』:学府や社会学の人たちと
・"Constructing an Organizational Field" " Institutional Logics and the Historical Contingency of Power in Organizations":教育社会学の人たちと
・『小説の言葉』:状況論の人たちと
などが思いつきます。

 自分の学問的バックグラウンドはやはり社会学なんだなと痛感するラインナップですが、学府に進学し、社会学とは関わりのない研究室に来ても、こうした社会学の勉強ができるのは有難いことだと感じています。今後は認知科学や人工知能方面にも節操なく手を出したいと考えています。もう少し「学習」とか「知識」について考えられる会がもてたら良いなというのが、目下考えているところです。


○フラメンコを踊った
 修士研究のテーマとして舞台芸術における熟達を設定するきっかけの一つが、学部4年間を通してフラメンコを踊ってきたことでした。院生になっても続けられるか迷うところもありましたが、結局は今も継続しています。

ライブ経験は、
・八王子グランデセオ出演
・五月祭公演
・駒場祭公演
というところでした。

 グランデセオは、サークルの一員としてではなく、はじめて個人名で出演したライブだったので、思うところも多い経験でした。その時の経験は、「ライブ・レポート」という形で残してあります。プロフェッショナルやアマチュアについて考えるきっかけでした。

 これら以外にも単発の活動はいろいろありますが、継続して行ったものとなると読書会とフラメンコだと思います。2016年はこの中に「文章を書くこと」「アートの現場をたくさん見ること」を追加しようともくろんでいますが、それについてはいつか報告できたらと思います。

 研究室の人たちが、研究室の外で何をやっているのかはあまり知る機会がないので、自分自身このブログテーマは読むのが楽しみです。次回もお楽しみに。

【杉山昂平】

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