2010.03.30
4月に東京大学出版会から、山内祐平編「デジタル教材の教育学」が刊行されることになりました。A5版208頁・税込み3360円です。Amazonはまだですが、書店予約は始まっています。ISBN978-4-13-052079-9になります。
学校教育、企業内人材育成、外国語教育、生涯教育など、オンライン学習が広まる中、デジタル教材に何が求められているのか、その歴史と思想から、活用の動向、設計/評価の実際まで、デジタル教材に関する基礎知識を網羅した一冊です。ぜひご予約ください。
第1部 デジタル教材の歴史と思想
第1部では、デジタル教材の歴史と背景にある思想について、理論と事例を対応させながら解説する。序文で述べた概要を詳説し、デジタル教材の歴史と思想がどのように関係しているのかをCAI, マルチメディア教材, CSCLの順に説明する。
1章 個人差に対応する:CAI
行動主義を背景としたスキナーのティーチングマシンという発想が、教師による画一的な教授行為の代替案として、一人一人の学習進度に対応するためのCAIという形態を生み出す。ここでは、事例として初期のCAIであるPlatoと人工知能技術を用いた知的CAIであるBuggyを紹介する。
2章 学びの文脈を作る:マルチメディア教材
子どもを受動的な学び手として仮定したCAIを批判して、学習者の能動性を重視し、学ぶための文脈や素材の提供に主眼をおいたマルチメディア教材が制作されるようになる。その背景には、行動主義から認知主義へのパラダイムシフトがあった。
3章 議論の中で学ぶ:CSCL
学習は社会的状況に埋め込まれた行為であるという社会構成主義の考え方を背景として、複数の学習者が議論しながら学習を進めるための学習支援システムの開発が行われる。事例として、CSILE, Knowledge Forum, ReCoNote, WISE, LeTUSを紹介する。
第2部 デジタル教材の活用と展開
学校教育での利用を中心に研究されてきたデジタル教材は、インターネットの普及とともに、社会の様々な領域で活用されるようになった。第2部では、特に利用が伸びている領域として第2言語習得, 企業内教育, シリアスゲームを取り上げ、解説する。
第2言語習得での活用:Computer-Assisted Language Learning
第2言語習得における情報通信技術利用の流れを3段階に整理し、それぞれの段階においてどのようなデジタル教材が制作されてきたかをまとめる。また、事例として、ニューハンプシャー大学と青山学院大学で行われた実践研究を紹介する。
企業内教育での活用:eラーニング
企業内人材育成のために、デジタル教材は多様な形で利用されている。企業内教育における情報通信技術の利用の流れを概説し、事例として産業能率大学で制作されたGBS理論に基づくeラーニング教材「TARA-REBA eラーニング」について説明する。
学びと遊びの融合:シリアスゲーム
教育や社会における問題解決のためにデジタルゲームを開発・利用する試みとしてシリアスゲームの動向について解説する。事例としてFood Force, Virtual U, Huzmat: Hotzoneを紹介する。
第3部 デジタル教材のデザイン論
第3部では、デジタル教材を制作するために必要な設計論・評価論を教育学的な理論と対応させながら解説し、BEATで開発されたデジタル教材「おやこdeサイエンス」と「なりきりEnglish!」を事例としてデジタル教材の設計と評価の実際について考える。
7章 デジタル教材を設計する
デジタル教材を設計するための理論として、章の前半においてインストラクショナルデザインを解説し、後半では教材設計に有用な理論として、ARCSモデル、認知的柔軟性理論、実践共同体をとりあげる。
8章 デジタル教材を評価する
デジタル教材の評価について、評価に対する考え方、実験や準実験などの評価の方法、学習履歴データを利用した仮説生成型の教材評価について解説する。
9章 デジタル教材の開発1:おやこdeサイエンス
BEATで開発された親子で科学を学ぶためのモバイル学習環境「おやこdeサイエンス」を事例として、教材開発から評価までの流れを説明する。
10章 デジタル教材の開発2:なりきりEnglish!
BEATで開発された社会人向けモバイル英語学習環境「なりきりEnglish!」を事例として、教材開発から評価までの流れを説明する。
2010.03.24
BEAT(東京大学情報学環ベネッセ先端教育技術学講座)では、2009年度第4回
BEAT Seminar「学習環境のソーシャルイノベーション:未来を拓く自律的人材
の育成」を3月27日(土曜日)に開催致します。
Twitterをはじめとするソーシャルメディアは、人と人のつながりを変える
ことによって社会的なイノベーションの契機になります。このような社会を開
拓していくのは、追求する課題を発見し、人的ネットワークを活かしながら、
プロジェクトを遂行していく「自律的人材」です。
この公開研究会では、BEAT第2期(2007-2009)の成果を総括した上で、BEAT第
3期(2010-2012)の研究テーマに関連して、ソーシャルメディアの登場による社
会の変化と、それに対応した自律的人材の育成について議論を深めたいと考え
ています。みなさまのご参加をお待ちしております。
―――――――――【2009年度 第4回 公開研究会 概要】――――――――
■主催:東京大学 大学院 情報学環 ベネッセ先端教育技術学講座
■日時:2010年 3月27日(土)午後1時より午後5時まで
■場所:東京大学 本郷キャンパス 情報学環・福武ホール(赤門横)
福武ラーニングシアター(B2F)
http://www.beatiii.jp/seminar/seminar-map41.pdf
■定員:180名(お早めにお申し込みください)
■参加方法:参加希望の方は、BEAT Webサイト
http://www.beatiii.jp/seminar/
にて、ご登録をお願いいたします。
■参加費:無料
■内容:
1. BEAT 第2期成果報告と第3期の研究計画 13:00-13:50
▼ 休憩
2.講演1 14:00-14:40
「ソーシャルメディアの発展と社会の変化」
松村太郎(慶應義塾大学 SFC研究所 上席所員)
3.講演2 14:40-15:20
「自律的人材像と今後求められる教育」
藤沢 烈(株式会社RCF 代表取締役社長)
▼ 休憩
4.参加者によるグループディスカッション 15:35-16:00
5.パネルディスカッション 16:00-17:00
「学習環境のソーシャルイノベーション:未来を拓く自律的人材の育成」
司 会:北村 智(東京大学 特任助教)
御園真史(東京大学 特任助教)
パネラー:松村太郎 (慶應義塾大学 SFC研究所 上席所員)
藤沢 烈 (株式会社RCF 代表取締役社長)
山内祐平 (東京大学 准教授)
*終了後、懇親会(有料)
2010.02.23
BEAT(東京大学情報学環ベネッセ先端教育技術学講座)では、2009年度第4回
BEAT Seminar「学習環境のソーシャルイノベーション:未来を拓く自律的人材
の育成」を3月27日(土曜日)に開催致します。
Twitterをはじめとするソーシャルメディアは、人と人のつながりを変える
ことによって社会的なイノベーションの契機になります。このような社会を開
拓していくのは、追求する課題を発見し、人的ネットワークを活かしながら、
プロジェクトを遂行していく「自律的人材」です。
この公開研究会では、BEAT第2期(2007-2009)の成果を総括した上で、BEAT第
3期(2010-2012)の研究テーマに関連して、ソーシャルメディアの登場による社
会の変化と、それに対応した自律的人材の育成について議論を深めたいと考え
ています。みなさまのご参加をお待ちしております。
―――――――――【2009年度 第4回 公開研究会 概要】――――――――
■主催:東京大学 大学院 情報学環 ベネッセ先端教育技術学講座
■日時:2010年 3月27日(土)午後1時より午後5時まで
■場所:東京大学 本郷キャンパス 情報学環・福武ホール(赤門横)
福武ラーニングシアター(B2F)
http://www.beatiii.jp/seminar/seminar-map41.pdf
■定員:180名(お早めにお申し込みください)
■参加方法:参加希望の方は、BEAT Webサイト
http://www.beatiii.jp/seminar/
にて、ご登録をお願いいたします。
■参加費:無料
■内容:
1. BEAT 第2期成果報告と第3期の研究計画 13:00-13:50
▼ 休憩
2.講演1 14:00-14:40
「ソーシャルメディアの発展と社会の変化」
松村太郎(慶應義塾大学 SFC研究所 上席所員)
3.講演2 14:40-15:20
「自律的人材像と今後求められる教育」
藤沢 烈(株式会社RCF 代表取締役社長)
▼ 休憩
4.参加者によるグループディスカッション 15:35-16:00
5.パネルディスカッション 16:00-17:00
「学習環境のソーシャルイノベーション:未来を拓く自律的人材の育成」
司 会:北村 智(東京大学 特任助教)
御園真史(東京大学 特任助教)
パネラー:松村太郎 (慶應義塾大学 SFC研究所 上席所員)
藤沢 烈 (株式会社RCF 代表取締役社長)
山内祐平 (東京大学 准教授)
*終了後、懇親会(有料)
2010.01.12
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2010/2/2(火) Educe Cafe「『創発的コロニー』の源泉をたどる旅」
を開催致します!!
主催: NPO法人 Educe Technologies
http://www.educetech.org/
共催:東京大学大学院情報学環・学際情報学府 山内研究室
http://blog.iii.u-tokyo.ac.jp/ylab/
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2010/2/2(火)
Educe Cafe「『創発的コロニー』の源泉をたどる旅」を開催致します。
今回のEduce Cafeでは、ゲストに新見隆さん(武蔵野美術大学芸術文化学科教授)をお招きし、「創発」と「共同体」について、芸術を巡る歴史を軸にしてお話いただきます。
19世紀後半、芸術家たちは、自然環境のなかで自由でおおらかな、思索的かつ創造的な共同生活を求め、都市郊外に集いました。これら世紀末の芸術家コロニーは、ロシア世紀末の象徴派的工芸村から、詩人リルケらの集ったドイツのユーゲント・シュティール村、神秘思想家シュタイナー派の総本山、ヘッセやブーバーのいた北イタリアのサナトリウム集落、そして、20世紀の金字塔的芸術学校たるバウハウスまで、新しい思想=芸術=生活の、ダイナミックなエネルギーのるつぼとして、人々をひきつけました。
今回のEduce Cafeは、その知られざる実態をたどりながら、未来の創発的な共同体について想いを馳せる<旅>にできればと思っています。
少人数制のイベントですので、ご興味ある方はふるってご参加ください。
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■ゲストのプロフィール
●新見隆(にいみ りゅう)
武蔵野美術大学芸術文化学科教授、広島県出身。
デザイン・美術評論家、キュレーター。
ギャラリー册、アート・ビオトープ那須、顧問・キュレーター、
イサムノグチ庭園美術館学芸顧問。
元西武美術館、セゾン美術館学芸員。「バウハウス1919-1933」「イサムノグチと北大路魯山人」「デ・ステイル1917-1932」「柳宗理のデザイン」などの展覧会を手掛ける。
著書に「モダニズムの建築・庭園を巡る断章」(淡交社)など。
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Educe Cafeではお飲み物やおつまみなどをお出しいたします。
Cafeにいる人みんなが顔見知りになってお帰りいただけるような、
アットホームな会にしたいと考えております。
■日時:2010年2月2日(火) 18:00-21:00
■ 場所:東京大学情報学環・福武ホール 地下2階スタジオ1
都営大江戸線 本郷三丁目駅 (徒歩7分)
東京メトロ丸ノ内線 本郷三丁目駅 (徒歩8分)
東京メトロ千代田線 湯島駅 (徒歩20分)
東京メトロ南北線 東大前駅 (徒歩10分)
※下記アドレスをご参照ください
http://fukutake.iii.u-tokyo.ac.jp/access.html
■定員:20名
(先着順とさせていただきます)
■ 参加費:2000円
※学生の皆様へ・・
今回、学生会費は設けておりませんが、
ボランティアスタッフを数名募集しております。
その場合、事前の会場設営等、簡単なお仕事をしていただきますが、
参加費は無料になります。
スタッフとしての参加には人数制限がございますので、
「スタッフ希望」と明記の上、ご連絡ください。
■ 参加方法:
※受付アドレスが変更され以前とは異なりますのでご注意ください。
下記フォームに必要事項をお書き込みいただき、
educecafe【アットマーク】gmail.comまでメールにてご連絡ください。
(お手数ですが【アットマーク】を@に変換お願いいたします)までメールにてご連絡ください。
〆ココカラ=======================================
参加申し込みフォーム
1月24日(日)までにお申し込み下さい。
人数が多数の場合は先着順とさせていただきます。
Educe Cafe (2/2) に申し込みます。
氏名:
フリガナ:
所属:
メールアドレス:
この情報をお知りになったきっかけ
( )
ご興味をもたれた理由などありましたらお願いします
( )
〆ココマデ=======================================
■主催:NPO法人 Educe Technologies
■共催:東京大学大学院情報学環・学際情報学府山内研究室
■企画担当:森玲奈(学際情報学府博士3年/NPO法人Educe Technologies理事)
==========================
Educe Technologiesとは・・・
人間がその可能性を最大限に発揮できる学びの場のデザインについて、教育工学の立場から、大学・企業・教育現場をつないだ実践的研究プロジェクトを展開していきます。また、新しい時代にふさわしい「学びあう社会」を作り上げるために、研究会やシンポジウムなどを通じて、その成果を広く社会に訴えかけていく活動も進めていきます。
http://www.educetech.org/
==========================
2009.12.21
▼遊びと創発的な学びは表裏一体です。ワークショップや学びの空間に興味がある方はぜひどうぞ。ゲストの大月さんは、学環コモンズのデザインなどでお世話になっています。クリエイティビティあふれる方ですので、当日楽しみです。
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2010/1/26(火) Educe Cafe「遊びごころって、なに?」
を開催致します!!
主催: NPO法人 Educe Technologies
http://www.educetech.org/
共催:東京大学大学院情報学環・学際情報学府 山内研究室
http://blog.iii.u-tokyo.ac.jp/ylab/
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2010/1/26(火)
Educe Cafe「遊びごころって、なに?」
を開催致します。
今回のEduce Cafeでは、こどもの遊び空間をプロデュースされてきた
大月ヒロ子さんをゲストにお呼びして、
こどももおとなも生涯持ち続けられる「遊びごころ」について、
ご自身のこれまでのお仕事のこと等も交えてお話いただきます。
会の途中では、参加者のみなさんに遊びごころが芽生えるような
アクティビティをはさむことも検討しています。
頭と体でたのしく「遊びごころ」について考える場にしたいと思います。
少人数制のイベントですので、ご興味ある方はふるってご参加ください。
※申込みアドレスがいつもと異なりますので、ご注意ください。
---
■ゲストのプロフィール
●大月ヒロ子(おおつき ひろこ)
有限会社イデア代表取締役・ミュージアムエデュケーションプランナー。
岡山県倉敷市(旧玉島市)出身。
美術館学芸員を経て、1989年有限会社イデア設立。
大阪府立大型児童館ビッグバンの総合プロデューサーをはじめとして、
数多くのミュージアムの企画運営、教育プログラムや移動ミュージアムの
開発などに携わる。
現在はコミュニケーションを誘発する学びの空間デザインや、
日本企業が海外で行うCSRとしてのワークショップ開発、
デザイン研究開発事業へのワークショップ導入など、
新たな分野でのワークショップ活用に取り組んでいる。
また、幼児のためのアート絵本も手がける。
http://www.idea-inc.jp/
■企画担当のプロフィール
●及部一仁(およべ かずひと)
学習院大学経済学部四年。飛騨高山出身。
小学生のときから歳の離れた弟や近所の子供の面倒を見て育つ。
大学一年時から先輩の紹介で始めたベビーシッターを続け、
現在 ベビーシッター歴3年。
2009年8月末-9月末までベビーシッターで一ヶ月間渡米。
関心:子育て(親子間だけでなく地域で子育て。
父親が子育て。 学生シッターが子育てヘルプ)
●森玲奈(もり れいな)
東京大学大学院学際情報学府博士課程3年。東京都出身。
大学院では山内研究室に在籍中。
「やわらかな学び」の場であるワークショップに可能性を感じ
実証研究を続ける傍ら、自らも多くのカフェイベントや
ワークショップを企画・実施している。
2008年度日本教育工学会研究奨励賞受賞。
特定非営利活動法人Educe Technologie理事。
http://www.harinezuminomori.net/
●渡辺龍彦(わたなべ たつひこ)
慶応義塾大学環境情報学部4年。川崎市出身。
高校生の時からこどもの遊びとおもちゃに興味を持ち、
高3の時にドイツ・チェコにおもちゃや絵本を巡る一人旅をする。
木製玩具店の販売員を経て、独学でおもちゃ論、遊び論の研究を進 めている。
大学での専門は社会イノベーション/社会起業。
09年秋、リトルプレス『ことな』を自費制作。
こども環境学会学会 誌編集委員。
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Educe Cafeではお飲み物やおつまみなどをお出しいたします。
Cafeにいる人みんなが顔見知りになってお帰りいただけるような、
アットホームな会にしたいと考えております。
■日時:2010年1月26日(火) 18:00-21:00
■ 場所:東京大学情報学環・福武ホール 地下2階スタジオ1
都営大江戸線 本郷三丁目駅 (徒歩7分)
東京メトロ丸ノ内線 本郷三丁目駅 (徒歩8分)
東京メトロ千代田線 湯島駅 (徒歩20分)
東京メトロ南北線 東大前駅 (徒歩10分)
※下記アドレスをご参照ください
http://fukutake.iii.u-tokyo.ac.jp/access.html
■定員:20名(応募多数の場合先着順とさせていただきます。ご了承ください。)
■ 参加費:2000円
※学生の皆様へ・・
今回、学生会費は設けておりませんが、
ボランティアスタッフを数名募集しております。
その場合、事前の会場設営等、簡単なお仕事をしていただきますが、
参加費は無料になります。スタッフとしての参加には人数制限がございますので、
「スタッフ希望」と明記の上、ご連絡ください。
■ 参加方法:下記フォームに必要事項をお書き込みいただき、
educecafe【アットマーク】gmail.comまでメールにてご連絡ください。
(お手数ですが【アットマーク】を@に変換お願いいたします)までメールにてご連絡ください。
※申込みアドレスがいつもと異なります。ご注意ください。
〆ココカラ=======================================
参加申し込みフォーム1月12日(火)までにお申し込み下さい。
人数が多数の場合は先着順とさせていただきます。
Educe Cafe (1/26) に申し込みます。
氏名:
フリガナ:
所属:
メールアドレス:
この情報をお知りになったきっかけ:
ご興味をもたれた理由などありましたらお願いします
( )
〆ココマデ=======================================
■主催:NPO法人 Educe Technologies
■共催:東京大学大学院情報学環・学際情報学府山内研究室
■企画担当:及部一仁・森玲奈・渡辺龍彦
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Educe Technologiesとは・・・
人間がその可能性を最大限に発揮できる学びの場のデザインについて、
教育工学の立場から、大学・企業・教育現場をつないだ
実践的研究プロジェクトを展開していきます。
また、新しい時代にふさわしい「学びあう社会」を作り上げるために、
研究会やシンポジウムなどを通じて、
その成果を広く社会に訴えかけていく活動も進めていきます。
http://www.educetech.org/
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2009.11.30
▼事業仕分けによって、社会における大学の役割をもう一度考え直す動きがでてきていますが、UTalkでもゲストとして、前情報学環長で濱田総長のブレーンでもいらっしゃる吉見俊哉さんをお招きして「大学の持つ可能性」について考えてみたいと思います。ぜひご参加ください。
【開催予告】UTalk: 大学ってなに?:メディア学者が考える知識の未来
UTalkは、様々な領域で活躍している東京大学の研究者をゲストとして招き、毎
月開催するイベントです。
カフェならではの雰囲気、空気感を大切にし、気軽にお茶をする感覚のまま、ゲ
ストとの会話をお楽しみいただける場となっています。
UTalkのコンセプトのひとつに、「大学と社会の架け橋」というアイデアがあり
ます。大学を広く社会に対して開いていく窓口になろうというものです。
しかし、では、「大学」というのはそもそも何なのでしょうか?
勉強をするところ、研究をするところ、いろいろ言い方はありそうですが、どう
も、「知識」に関わる場所であることは間違いなさそうです。
12月のUTalkでは、メディア研究者であり、UTalkを企画している大学院情報学環
の前学環長でもある、吉見俊哉さん(情報学環・教授)に、「知識」をキーワー
ドにして、大学とは何か、その誕生と変容、新たなコンセプトが模索されている
現在についてお話を伺います。
みなさまのご参加をお待ちしています。
■日時: 12月12日(土)午後2:00 - 3:00
■場所:UT Cafe BERTHOLLET Rouge(東京大学 本郷キャン パス 赤門横)
http://fukutake.iii.u-tokyo.ac.jp/access.html
■料金:500円(要予約)
■定員:15名
■申し込み方法: (1)お名前(2)ご所属(3)ご連絡可能なメールアドレス をご記
入の上、utalk2009@ylab.jp までご連絡ください。
※申し込みの締め切りは 12月6日(日)までとします。
なお、申し込み者多数の場合は抽選とさせていただく場合がございます。ご了承ください。
2009.11.11
▼11月27日にKDDI研究所との共同研究「テレコミュニケーションの文化とリテラシーに関する質的、デザイン論的研究」主催のシンポジウムがあります。阪大CSCDの平川さん(科学技術論)をお迎えし、山内はパネルディスカッションのコーディネートをします。ぜひご参加ください。
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シンポジウム開催のお知らせ
「ケータイの未来モード:文化と技術の新たな関係性を求めて」
Future mode of the keitai
--toward a new relationship between culture and technology--
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■日時:2009年11月27日(金)18時~20時
■会場:東京大学 本郷キャンパス 大学院情報学環・福武ホール(赤門左脇)
福武ラーニングシアター(B2F)
地下鉄丸の内線・大江戸線[本郷三丁目駅]から徒歩6分
地下鉄南北線[東大前駅]から徒歩8分
http://www.u-tokyo.ac.jp/campusmap/map01_02_j.html
■主催:「テレコミュニケーションの文化とリテラシーに関する質的、デザイン論的研究」(KDDI研究所&東京大学)
■定員:180名(お早めにお申し込みください)
■参加方法:【未来モード参加】というタイトルをつけた電子メールに、お名前、ご所属、連絡先、パーティ出欠をご記入のうえ、<symposium-fmode@cnpl.kddilabs.jp>までお送りください。締切は11月21日(土)。
■参加費:無料(ただし懇親パーティは3,000円いただきます)
■概要
ケータイというメディアの社会的なありようが引き裂かれています。一方ではこれからの次世代ICT産業を担う旗手として礼賛され、他方では青少年の害悪のように語られる。そしてグローバル化と「ガラパゴス化」のはざまにあって、日本のケータイはさまざまな意味で難局に直面しているといえるでしょう。
こうした状況のなかで、私たちは、当たり前のようにとらえているケータイとのかかわり方をいったん離れ、新たなケータイのありようを模索してみる必要があるのではないでしょうか。ケータイの専門家だけではなく、ユーザーである市民が参画するかたちで、未来のモバイル・メディア社会をデザインしていくべきではないでしょうか。
このシンポジウムは、ワークショップを用いた研究教育活動を中心として進められているKDDI研究所と東京大学大学院情報学環の共同研究を踏まえつつ、参加者のみなさんとともにこうした課題について議論を深めていきたいと思います。
お誘い合わせの上、お越しください。
■スケジュール
17時30分:開場、受付開始
18時00分~18時05分:開会のあいさつ
18時05分~18時30分:ケータイをめぐる文化とリテラシー研究の概要
・水越伸(東京大学)&山内祐平(東京大学)
18時30分~18時45分:指定討論
・平川秀幸(大阪大学)
18時45分~20時:参加型パネルディスカッション
・登壇者
平川秀幸(大阪大学)
新井田統(KDDI研究所)
水越 伸
・コーディネーター:
山内祐平
■懇親パーティ
20時過ぎから福武ホール1階「ベルトレ・ルージュ(http://www.reims.co.jp/UTcafe/index.html)」にて
会費:3,000円
2009.10.27
┏━━━━┯━━━━━━┓
┃お知らせ│BEAT Seminar┠──────────────────────
┗━━━━┷━━━━━━┛2009年度 第3回 BEAT公開研究会
「モバイルARが拓くPlace Based Learningの世界」 12月5日(土)開催!
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
BEAT(東京大学大学院情報学環ベネッセ先端教育技術学講座)では、公開
研究会「モバイルARが拓くPlace Based Learningの世界」を開催いたします。
モバイルARは、拡張現実(Augumented Reality)技術を携帯デバイスで実現す
るもので、ケータイをかざすことによって、その場の映像の上に様々な情報を
重ねて見ることができます。iPhone用のアプリケーション「セカイカメラ」で
注目を集めたこの技術は、他キャリアのケータイでの試験的サービスも始まっ
ており、近い将来教育をはじめとした各種サービスの基盤になる可能性を持っ
ています。
教育の領域でも博物館などでARの利用が進められてきましたが、モバイルAR
の出現によって、様々な場所で学びのきっかけを作り出すことが可能になりま
す。今回のBEAT Seminarでは、試行的に行われている事例を検討し、今後新し
く生まれてくるであろう場所を基盤とした学習の可能性について検討していき
たいと考えています。
みなさまのご参加をお待ちしております。
-------------【2009年度 第3回 BEAT Seminar概要】-------------
■主催:東京大学大学院情報学環 ベネッセ先端教育技術学講座
■日時:2009年12月5日(土) 午後2時00分~午後5時00分
■場所:東京大学 本郷キャンパス 情報学環・福武ホール(赤門横)
福武ラーニングシアター(B2F)
http://www.beatiii.jp/seminar/seminar-map40.pdf
■定員:180名(お早めにお申し込みください)
■参加方法:参加希望の方は、BEAT Webサイト
http://www.beatiii.jp/seminar/?rf=bt_m65
にて、ご登録をお願いいたします。
■参加費:無料
■内容:
1.趣旨説明 山内祐平(東京大学大学院情報学環 准教授(BEAT併任))
久松慎一(BEAT特任研究員)
2.◎講演(問題提起・事例紹介)
[事例紹介]
・Past Viewer / 東京大学ARキャンパスツアー
中杉啓秋(博報堂DYメディアパートナーズ メディア環境研究所)
・バーチャル飛鳥京
角田哲也(株式会社アスカラボ代表取締役)
[指定討論]
西森年寿(東京大学教養学部 特任准教授)
3.参加者によるグループディスカッション
4.パネルディスカッション
『場所を基盤とした新しい学びの形とは』
司会:山内祐平
パネラー:中杉啓秋・角田哲也・西森年寿
2009.09.25
▼Open Access "Friday & Night" 2009でお話させていただくことになりました。
ご関心のある方はぜひご参加ください。
―――――――――――――――――――――――――-
Open Access Week 2009 セミナー「Open Access "Friday & Night" 2009」の
ご案内
【テーマ】
オープンアクセスの多様な可能性:
e-Research, OpenCourseWare , Social Network
―――――――――――――――――――――――――-
2009年10月19日~23日は、オープンアクセスに関する認識と理解を深める「オープンアクセス週間 (Open Access Week)」として設定されることになりました。
これは2008年に「オープンアクセスの日 (Open Access Day)」として始まったものが、今年から「週間」に拡大されたものです。SPARC (the Scholarly Publishing & Academic Resources Coalition)、PLoS (The Public Library of Science)、Students for FreeCulture、OASIS (the Open Access Scholarly Information Sourcebook)、OAD (Open Access Directory)、eIFL.net (Electronic Information for Libraries)が参加しています。
日本においても、SPARC Japanによって2009年10月20日にOpen Access Week 2009 セミナーが開催されますが、オープンアクセスに関心を持つ有志により「オープンアクセスの多様な可能性:e-Research, OpenCourseWare, Social Network」というテーマで、以下のような会を企画いたしました。
一部(Friday)では、学術雑誌論文のオープンアクセスだけではない、多様な研究・教育に関わる情報のオープンアクセスを含めて、ある種の問題意識を共有しながらも、なかなか同じ場所で話すことの少ない領域の方々からお話しいただき、オープンアクセスが持つ広がりと可能性を考えてみたいと思います。
二部(Night)では、ドリンクを片手に、オープンアクセスの広がりについて主催者・講演者・参加者の皆様と語り合い,交流を深めます。
―――――――――――――――――――――――――-
【概要】
日程: 2009年10月23日(金)18:00~21:00
場所: 東京大学 情報学環・福武ホール
一部(Friday): 福武ラーニングシアター
二部(Night): UT カフェ
定員: 事前登録制(申込締切: 2009年10月15日(木)13:00)
一部(Friday): 180名
二部(Night): 100名
参加費:
一部(Friday): 無料
二部(Night): 2,000円(ドリンク+フィンガーフード)
主催: Open Access "Friday & Night" 2009
共催: 「オープンアクセス、サイバースカラシップ下での学術コミュニケーションの総合的研究」プロジェクト(科学研究費基盤研究(B))、
クリエイティブ・コモンズ・ジャパン
後援: NPO法人エデュース・テクノロジーズ、コンテンツ学会
事務局: My Open Archive
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【プログラム】
【一部(Friday): 18:00~20:00】Open Access Friday 2009
a. オープニング(18:00~18:10)
坂東 慶太(My Open Archive, Managing Director)
b. セッション-1(18:10~18:25)
「e-Researchとデータアーカイブ(仮)」
高久 雅生(独立行政法人物質・材料研究機構, 科学情報室 主任エンジニア)
c. セッション-2(18:30~18:45)
「文書・データの保存と著作権(仮)」
調整中(クリエイティブ・コモンズ・ジャパン)
d. セッション-3(18:50~19:05)
「OpenCourseWareとオープンアクセス(仮)」
山内 祐平(東京大学, 大学院 情報学環 准教授)
e. セッション-4(19:10~19:25)
「e-Researchとオープンアクセス(仮)」
倉田 敬子(慶應義塾大学, 文学部 人文社会学科 図書館・情報学専攻 教授)
f. パネルディスカッション(19:30~20:00)
「オープンアクセスの多様な可能性:
e-Research, OpenCourseWare, Social Network」
モデレーター: 林 和弘(社団法人日本化学会, 学術情報部 課長)
【二部(Night): 20:00~21:00】Open Access Night 2009
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【申込方法】
こちらより必要事項を入力の上、お申し込み下さい。
受付は先着順とし、定員に到達次第終了とさせて頂きます。
(申込締切: 2009年10月15日(木)13:00)
登録頂いた個人情報は、セミナー受付けや前後の連絡以外に利用することはありません。「受付票」を返送しますので、当日ご持参ください。
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【Open Access "Friday & Night" 2009 発起人】
倉田 敬子(慶應義塾大学, 文学部 人文社会学科 図書館・情報学専攻 教授)
林 和弘(社団法人日本化学会, 学術情報部 課長)
渡辺 智暁(クリエイティブ・コモンズ・ジャパン, 理事)
生貝 直人(クリエイティブ・コモンズ・ジャパン, 理事)
坂東 慶太(My Open Archive, Managing Director)
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【お問い合わせ先】
Open Access "Friday & Night" 2009 事務局
坂東 慶太(My Open Archive, Managing Director)
info@openaccessweek.jp
http://www.openaccessweek.jp/
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2009.08.17
MEET Video Explorerの研究パートナーであるNHKアーカイブスの新しいプロジェクトとして、NHK戦争証言アーカイブスが公開されました。
NHK戦争証言アーカイブストライアルサイト
http://www.nhk.or.jp/shogenarchives/
戦争体験者の証言だけでなく、戦争の背景情報に関する番組も見ることができ、立体的な理解ができるように構成されています。
NHKには良質で貴重な映像がたくさんあります。これらが学習社会の基盤になるように、こういった試みを応援していきたいと思います。
[山内 祐平]