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2010.01.16

【山内研の食卓!】た喜ち

 

シリーズ「山内研の食卓!」第7回は,修士1年の伏木田が担当いたします。


今回ご紹介するのは,イタリアンと串焼きのお店「た喜ち」です。

場所は本郷三丁目の駅からすぐ,大通りから1歩入った,静かな場所にひっそりとあります。

普段は歓迎会やお祝いの席として夜に利用することが多いのですが,ランチもまた絶品!ということで,お昼におじゃましました。

 

ランチは,パスタ,お魚,お肉,スペシャルの4種類が用意されており,すべてにサラダ・スープ・パンorライス・デザート・ドリンクが付くという贅沢さ。

修士の方々の"修論おつかれさま!"も兼ねて,スペシャルランチを頼んでみました。

 

お料理が出てくるのを待つ間,しばし眺めるのはランチョンマットと箸袋。

イタリアンのお店でありながら,落ち着いた藍色,やわらなか和柄,達筆な文字・・・。

舌で味わうお食事を,影でそっと支えるセンスの数々。

目で愛でる要素がきらりと光る,とても素敵なお店なのです。

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さて,お料理が運ばれてきました。

まずはサラダから。

緑,赤,白,彩りあざやかなお野菜が,しゃきしゃきとみずみずしい一品です。

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次にスープ。

今日のスープは,えのきだけとキャベツがくたっと煮込んである,お腹にやさしいお味。

ぽってりとしたカップを両手で包み一口,ほうっと安心するひとときです。

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そしてメインは,鴨のロースト,赤ワイン風味のソース添え。

ソースをたっぷりつけたお肉を口に入れると,何とも言えない香りがふわっと広がります。

付け合わせのナス,じゃがいもの甘みが,きりっとしたソースによく合います。

こっちりと厚みのあるお肉をしあわせと一緒に噛みしめて・・・あっという間に完食。
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ちなみにお肉ランチのメインは,チーズがとろりとかかったハンバーグ。

食べ応え満点,鴨肉に勝るとも劣らない一品です。

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〆はお待ちかねのデザート。

爽やかな甘みのフルーツが一口大にカットされ,目にもうつくしい盛り合わせ。

そこに添えられた,淡白な生クリームと濃厚なガトーショコラがいいコンビ!

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いかがでしょう?行きたい気持ちがくすぐられましたか?

本郷にお越しの際はぜひ,空腹と疲れを癒しに訪れてみては。

ただし,お昼はとても込み合いますので,グループで行かれる際は事前にお電話をしておいた方がよいかなと思います。

 

伏木田稚子

2010.01.12

【イベント】『創発的コロニー』の源泉をたどる旅

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2010/2/2(火) Educe Cafe「『創発的コロニー』の源泉をたどる旅」
を開催致します!!

主催: NPO法人 Educe Technologies
http://www.educetech.org/
共催:東京大学大学院情報学環・学際情報学府 山内研究室

http://blog.iii.u-tokyo.ac.jp/ylab/

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2010/2/2(火)
Educe Cafe「『創発的コロニー』の源泉をたどる旅」を開催致します。

今回のEduce Cafeでは、ゲストに新見隆さん(武蔵野美術大学芸術文化学科教授)をお招きし、「創発」と「共同体」について、芸術を巡る歴史を軸にしてお話いただきます。

19世紀後半、芸術家たちは、自然環境のなかで自由でおおらかな、思索的かつ創造的な共同生活を求め、都市郊外に集いました。これら世紀末の芸術家コロニーは、ロシア世紀末の象徴派的工芸村から、詩人リルケらの集ったドイツのユーゲント・シュティール村、神秘思想家シュタイナー派の総本山、ヘッセやブーバーのいた北イタリアのサナトリウム集落、そして、20世紀の金字塔的芸術学校たるバウハウスまで、新しい思想=芸術=生活の、ダイナミックなエネルギーのるつぼとして、人々をひきつけました。

今回のEduce Cafeは、その知られざる実態をたどりながら、未来の創発的な共同体について想いを馳せる<旅>にできればと思っています。

少人数制のイベントですので、ご興味ある方はふるってご参加ください。
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■ゲストのプロフィール
●新見隆(にいみ りゅう)
武蔵野美術大学芸術文化学科教授、広島県出身。
デザイン・美術評論家、キュレーター。
ギャラリー册、アート・ビオトープ那須、顧問・キュレーター、
イサムノグチ庭園美術館学芸顧問。
元西武美術館、セゾン美術館学芸員。「バウハウス1919-1933」「イサムノグチと北大路魯山人」「デ・ステイル1917-1932」「柳宗理のデザイン」などの展覧会を手掛ける。
著書に「モダニズムの建築・庭園を巡る断章」(淡交社)など。

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Educe Cafeではお飲み物やおつまみなどをお出しいたします。
Cafeにいる人みんなが顔見知りになってお帰りいただけるような、
アットホームな会にしたいと考えております。


■日時:2010年2月2日(火) 18:00-21:00
■ 場所:東京大学情報学環・福武ホール 地下2階スタジオ1
都営大江戸線 本郷三丁目駅 (徒歩7分)
東京メトロ丸ノ内線 本郷三丁目駅 (徒歩8分)
東京メトロ千代田線 湯島駅 (徒歩20分)

東京メトロ南北線 東大前駅 (徒歩10分)

※下記アドレスをご参照ください
http://fukutake.iii.u-tokyo.ac.jp/access.html
■定員:20名
(先着順とさせていただきます)
■ 参加費:2000円
※学生の皆様へ・・

今回、学生会費は設けておりませんが、
ボランティアスタッフを数名募集しております。
その場合、事前の会場設営等、簡単なお仕事をしていただきますが、
参加費は無料になります。
スタッフとしての参加には人数制限がございますので、
「スタッフ希望」と明記の上、ご連絡ください。

■ 参加方法:
※受付アドレスが変更され以前とは異なりますのでご注意ください。
下記フォームに必要事項をお書き込みいただき、

educecafe【アットマーク】gmail.comまでメールにてご連絡ください。
(お手数ですが【アットマーク】を@に変換お願いいたします)までメールにてご連絡ください。

〆ココカラ=======================================
参加申し込みフォーム
1月24日(日)までにお申し込み下さい。
人数が多数の場合は先着順とさせていただきます。

Educe Cafe (2/2) に申し込みます。

氏名:
フリガナ:
所属:
メールアドレス:
この情報をお知りになったきっかけ
(                       )

ご興味をもたれた理由などありましたらお願いします

(                       )

〆ココマデ=======================================

■主催:NPO法人 Educe Technologies
■共催:東京大学大学院情報学環・学際情報学府山内研究室
■企画担当:森玲奈(学際情報学府博士3年/NPO法人Educe Technologies理事)

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Educe Technologiesとは・・・
人間がその可能性を最大限に発揮できる学びの場のデザインについて、教育工学の立場から、大学・企業・教育現場をつないだ実践的研究プロジェクトを展開していきます。また、新しい時代にふさわしい「学びあう社会」を作り上げるために、研究会やシンポジウムなどを通じて、その成果を広く社会に訴えかけていく活動も進めていきます。
http://www.educetech.org/
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2010.01.10

【山内研の食卓!】レストラン・アブルボア

2010年2回目の「山内研の食卓!」は、テイが担当させていただきます。
今回ご紹介するのは農学部に昨年新しくできた東京大学向ヶ岡ファカルティハウスにあるレストラン「アブルボア」です。

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静かな弥生地区の隅にできたこの新しい建物は宿泊施設とレストランとラウンジバーを一体化したユニークな構成になっています。

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建物から入って、いきなり目に入ってくるのはアフリカ的なイメージです。

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玄関にもいろいろ面白そうな小物が棚に並べてあります。

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このような写真をご覧になったら、きっと洋食のイメージを持たれたのではないかと思います。
実は、違います!木の香りを匂わせながら、和食を楽しませる「おこわ」の専門店なのです。今回はランチに行きました。
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私が注文したのは五目おこわと豚の生姜焼きです。おいしかったですよ。お薦めです。

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ちょっと気になったのはこの店のお箸です。先がとても尖っています。おこわ一粒まで扱えるようにこうなっているそうです。

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二階には、GINZA Sの姉妹店「S」University of Tokyoというラウンジバーもあります。

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研究室からは、歩いて10分ぐらいかかりますが、軽井沢のような別世界が楽しめます。贅沢なひと時の思い出にひたりながら、紹介を終わります。

【程琳】

2010.01.04

【オピニオン】Twitterでのなりすまし行為

Twitterでの鳩山首相なりすまし事件について記憶があたらしいところですが、正月には建築家の安藤忠雄さんのなりすましがありました。(既にアカウントは削除されています)

情報学環・福武ホールの建築の際に、安藤さんと事務所スタッフの方々に大変お世話になりました。安藤さんは密度の高いコミュニケーションを大事にしており我々とのやりとりもメールすら使わないようにしていましたので、このアカウントはなりすましであると判断しました。

実際のところ、こういったケースでは本人かどうかの判断は難しいと思います。タイムラインでも、不自然な点は多いが、真偽はよくわからないという反応が多かったようです。なりすましについては一般に不自然な点を批判的に読み解ければわかるはずだという論調もありますが、そういった能力がない人はだまされてもよいということにはならないはずです。

名前と肖像の組み合わせは人格の基本であり、それを剽窃する行為*1は人格権の侵害にあたります。人格の多様性とアイデンティティを認めることは、教育をはじめ様々な文化的行為の基盤です。これらが守られなければ、ネットワーク上で新しい価値が生まれることはなくなるでしょう。
思考やコミュニケーションの過程にできるだけ人工物を介入させないというのは安藤さんの思想であり、なりすましによってその思想は踏みにじられたことになります。
私は安藤さんと違った考えを持っていますが、少なくとも本人の顔と名前においてそれを主張し実行することは保護されなければなりません。

なりすましにどう対応すればよいか、現状考えていることを書き記しておきます。

▼Twitterユーザーができること
・なりすましと疑われるアカウントがあったら、フォローしないこと。
(なりすましの最大の動機は、有名人と同じように大切に処遇されたいという欲求です。フォロワーが増えると、欲求が充足されるので行為の持続を間接的に支えることになります。)
・なりすましと疑われるアカウントに関する不自然な点を指摘して注意を喚起すること。
(なりすましをする人は、自分がどう受け入れられているか気になっているので、名前で検索したり、クライアントで自分のアカウントをモニターしている可能性が高いと考えられます。疑われていることがわかれば、自発的にやめる可能性もあります。)
・なりすまされている人が知り合いであれば、連絡して真偽を確認し、なりすましであることが判明した場合は運営会社に連絡すること。
・知名度がある重要な役職に就いており、なりすましによって社会的混乱が予想される場合は、認証済みアカウントにしてもらうよう運営会社に要望すること。

▼運営会社がすべきこと*2
・ヘルプやTwinaviに、なりすましに関する対応窓口の情報を記載すること。
・ヘルプやTwinaviに、認証済みアカウントの申請方法や審査基準などを記載すること。

▼教育・マスコミが行うべきこと
・高等学校情報科において、教員がこの問題を教えること。
・ニュースや番組においてこの問題を紹介すること。

▼法律で対応すべきこと
・不正アクセスを経由しないなりすまし行為に対応する法令を整備すること。
(現状でも名誉毀損は適用できると思いますが、より明示的にすべきだと考えます。)
・なりすましに限らず、肖像権やプライバシーなど、インターネット時代に対応した人格権関連の法令整備を行うこと。

Twitterをはじめとするソーシャルメディアは、今後の情報化社会に欠かせない重要な存在であり、過剰に規制することなく発展できるよう様々なレイヤーで努力を重ね、成熟した存在へ脱皮して欲しいと願っています。

*1 ここでいう剽窃は、明示的に本人であると認識させる行為をさします。名前の一部を変えたり、本人でないことを断った上で行う批評行為は、この中に入っていません。
*2 運営会社にはこの要望をメールで送っております。

[山内 祐平]

2010.01.01

【山内研の食卓!】讃岐饂飩・根の津

2010年になりました。新年あけましておめでとうございます。
今年もよろしくお願いいたします。

シリーズ「山内研の食卓!」今回は、新年特別編として山内が担当いたします。
ご紹介するのは研究室愛用の讃岐うどんの名店「根の津」です。

「根の津」は、不忍通り根津神社前交差点を入ったところすぐにあります。最寄りの駅は地下鉄千代田線根津になります。研究室からだとちょっと遠いのと、小さなお店でたくさんは入れないので、3,4人でタクシーをのりあわせていきます。

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おすすめは、「釜玉」です。あつあつの釜揚げうどんに生卵をからめ醤油で食べるさぬきうどんのスタンダードです。
麺が輝いているのがわかるでしょうか。ここのうどんは讃岐うどんが元々持っている野趣と、都会で営業するための洗練された味を両立させているところに特徴があります。毎日食べても飽きの来ないうどんです。
釜明太バターという変わりメニューもあります。卵の代わりに明太子とバターで食べますが、これも絶品です。パスタはもういらないと思わせてくれる一品です。

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つけあわせに「じゃこてん」はいかがでしょうか。私の出身地である愛媛県南部の特産品で、ホタルジャコという深海魚のすり身をあげたものです。

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有名な店なので、行列ができます。開店時間である11時30分の5分前ぐらいにならぶのがベストです。(1月1日から4日までは、正月限定メニューで昼11:00-17:00までの営業です。限定メニューには時間がかかる釜揚げうどんは入っていません。)

[食べログ] 讃岐饂飩・根の津

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うどんを食べて満足したら、近くの根津神社を散策してみてはいかがでしょうか。
根津神社は日本武尊が千駄木の地に創祀したと伝えられ、 江戸時代五代将軍徳川綱吉が現在の社殿を奉建した古社です。重要文化財に指定されています。

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楼門を入ってすぐ左手には夏目漱石と森鴎外が腰掛けていたという文豪憩いの石があります。ここで考えると、よいアイデアが浮かぶかもしれません。

[山内 祐平]

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