2026.01.14

東京大学制作展に参加してみて(M1 飯島洋輔)

皆さま、あけましておめでとうございます

M1の飯島洋輔です

早いもので今年度の授業もあと少しという時期になりました。
今回は振り返ってM1の間で特に印象が残った授業を紹介しようと思います。

学際情報学府にはさまざまな授業がありますが、印象で言うとどうしても強くなるのが「学際情報学府制作展示」です。
学際情報学府のM1の学生を中心に展示会の企画、作品の制作、運営を行うというもので、今年度は11月の13日から17日にかけてありました。趣旨としては「テクノロジーとアートの融合を探求する展覧会」でして、学内外問わず無料で見ることができます。

私は1つ作品を出させてもらった他、展覧会ウェブサイトの作成にも携わりました。この記事では、出展者側になってみての感じたことをご紹介したいと思います。

【アイデアを提案・実装する経験】
制作展では全ての履修者がチームもしくは個人で作品の制作を行います。アイデアを発想して提案を行い、作業をスケジューリングして期限内に実装するという流れを一通り経験することができます。制作期間は主に7月から11月と、展覧会運営の作業や研究と並行することもあって長いようで短いような時間です。
山内研ではM1は主にレビューに時間を割くので、修士で開発研究を行う場合は必然的に開発に費やす時間が短くなりがちです。M1のうちに技術に触れておきたい、短期間で実装をする経験を積んでおきたいという場合は、制作展は良い機会だと感じました。ですが一から展示できる制作物を作成する必要があるため、何を作りたいかのアイデアを持っておいた方が安全かもしれません。

【ネットワーキング】
制作展の履修者は作品の制作を行うだけでなく、企画・運営を行うチームにも参加します。私は展覧会用のウェブサイトを作成するチームに所属していました。チームで連携して長期間作業を進めることから、山内研以外の学生と知り合うことができる機会になります。個人で研究しているとチームでアイデアを発想・実現するという機会も少ないので、その側面でもいい経験になったと感じています。
また制作展本番では大学内外から様々な方がいらっしゃるので、自分の研究テーマに関心を持ってくれる方と繋がる機会にもなり得るとも感じました。

【「展示物」を作成する経験】
制作展ではさまざまな展示物が見られますが、基本的には来場者が短時間インタラクションするスタンドアローンな展示物が良いのではないかと感じました。来場者は次々といらっしゃるので、1人が展示物を長時間占拠することは望ましくないと思われます。また授業もあるので、制作者が必ずしも展示会場に常時いられるとは限りません。
私がそれまで作った経験のあるメディアは1人が長時間遊ぶことを前提としたシリアスゲームであったため、この制約の中で考えることは新鮮でした。学習のメディアでいうと、なんとなく博物館の展示物のデザインや工夫は参考になりそうだと感じました。私の場合は伝えたいメッセージを直接教授するものより、来場者が知見の創出に「貢献」することを許容するデザインにすることが効果的なのではないかと思い、それを念頭に参加型の展示の方向で制作を進めました。

以上、東京大学制作展に参加してみての感想となります。
研究と並行で進めるとなると、とにかく大変なので気軽におすすめできるものではないですが、特別な体験をさせてもらえる授業だと思いました。

11月の本イベントのほかに、7月にもプレイベントがあります。もし「面白そう」「参考になりそう」と感じましたら、覗いてみてはいかがでしょうか?

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