2023.04.25
皆さまこんにちは、M2になりました田中です。
今回は、今年3月に千葉県いすみ市方面にて実施した、春の合宿研究会について紹介しようと思います。
夏の合宿研究会は、学習科学の古典理論を中心としたプログラムであったのに対して、
(参考:2022夏 合宿研究会 活動報告(学者レビュー会))
春の合宿研究会は、学習環境研究の多様な方法論に関するプログラムになっています。
研究会では、まずNPOいすみライフスタイル研究所の江崎亮様に、地域が抱えている困りごとを大学と連携しつつサポートするいすみライフスタイル研究所の取り組みについて紹介していただきました。
また、講演いただいた内容から、介入を行う学習環境研究において欠かせない、実践連携先との関係構築についてディスカッションを行いました。
私たちが日々接している研究も、実践先や研究協力者の協力なしにはできないことばかりなので、実際に地域の方が抱えている問題や、それを支えているいすみライフスタイル研究所の方たちのリアルな事情や困りごとをお聞きできたのはとてもありがたい機会でした。
江崎様のプログラムの後は、学習環境研究における多様な研究方法や分析方法(質的分析、量的分析など)についての講演とディスカッションを行い、様々な研究法への理解を深めました。
二日間通して、実際に現場で学習を支援したり評価したりする際のリアルな難しさや困りごと、またそのやりがいや楽しさについて、いろいろな研究手法や立場から見つめ直す機会となりました。
M2の私は、まさにこれから自分の研究を実際に組み立てていこうというところなので、これからの1年でこの研究会の内容を再度噛みしめ直すことになるのかな、と想像しています。
ちなみに、研究会の二日間、研究プログラムがみっちり入っていてバタバタではありましたが、江崎様が「ぜひ見てほしい」とおっしゃっていた九十九里海岸を、空き時間でメンバーが写真におさめて共有してくれたので、こちらでも紹介しようと思います。ずばーっと開けた開放感がすごいですね。