2021.10.24
M2の岩澤です。前回の倉持さんのブログに引き続き、「研究に役立つ自分なりの小さなTips、マイルール」をご紹介します。
研究計画そのものに向けたTipsではないですが、今回挙げるのは下記の3つ。たぶん研究方法に関しては、博士の先輩方が参考になることをいろいろ書いてくれると思います。
1. 研究モードになる環境を作る
2. 心の拠り所を作る
3. 寝る
1. 研究モードになる環境を作る
私は基本的にマルチタスク型の人間なので、読書も複数の本を並行して少しずつ読み進めたり、いろんな仕事や書き物を往復しながらこなしていく方が得意なタイプなのですが、研究ではこれができませんでした。研究そのものがマルチタスクを求められるからです。膨大な量の先行研究を思い出し、ここまで積み重ねてきたロジックになる格の部分を肉付けするように情報を探しながら、同時に実践の内容も考えるーーとなってくるとそれだけで脳のCPUが限界になるので、途中で仕事や他のタスクを思い出した瞬間にシャットダウン…再起動にすごい時間がかかる…。ので、普段の作業から研究モードに切り替えるための環境作りが大事だと感じています。
私の場合は自宅のデスクよりも、近所のワークスペースに必要なものだけを持っていって作業をすることが多いです。(自宅だと他の書類が目に入ってしまう)もしくは大学の研究室や、ラーニングコモンズ。周りで集中して頑張ってる人たちがたくさんいると、だらけてる場合じゃないな、と気持ちが切り替わります。
また、せっかく場所を切り替えて研究モードになっても、途中で仕事や遊びの連絡がきたら脱線してしまうので、「この日は研究以外をしない」「今日は○○時以降は他の作業をしない」と意思を強くして決めておくようにしています。その代わり、決めてない日に研究が進まなくても、自分を責めないのがマイルール(苦笑)
これは、研究室の池尻大先輩が「やっぱり研究日作らないとだね〜」と言っていたのをM1の時に聞いてから実践してることですが、本当にその通りだなと実感しています。「研究日確保スタイル」というらしいですが、詳しくはブログを遡ったら出てきたので、興味のある方は読んでみてください。ちなみに、「最初の頃はうまく機能していたものの、半年も経つとこのスタイルも失敗だなと判断するようになりました」とのことです。
2011.12.03【山内研メンバーの一日】博士課程専用ライフスタイル
2. 心の拠り所を作る
メンタル維持の観点からたぶん2番目に重要。私の場合は趣味がこれに当てはまっていて、美味しいワインを飲んだり、料理をしたり、海に入ったりする時間をしっかり作ることで、気持ちに余裕を持たせてあげるようにしています。今は新型コロナウイルスの感染防止のためにお店は時短営業で、お気に入りのお店もワインのラストオーダーが20時。「ラストオーダーまでにここまで終わらせる!」と頑張ってから、感性だけでじっくり楽しめるワインと向き合いながら、脳内に眠っていた昔の旅や出会いの記憶たちを掘り起こすのが好きです。
修論締め切りまであと2ヶ月少し。同じ状況でも、「やばい、あと2ヶ月なのに全然進んでない上に沼にハマった…どん底…。」と狭い部屋に1人で篭って作業しようとしても、焦るだけで効率は悪い上に、メンタルやられます。「あと2ヶ月ちょいか〜、海入ってワイン飲んで気持ち切り替えて頑張ろう〜〜」と思っている方が健康的だと思うんです。(え、この余裕がラスト3週間の時点で維持できているかどうか…?それは次のブログ更新くらいのタイミングでご報告できると思います…。)
趣味である必要もないかもしれませんが、友達と会う時間を作ったり、散歩してちゃんと空気を身体に入れてあげたりと、気持ちの整理ができる方法を見つけるのはおすすめです。
3. 寝る
1番大事なのは、やっぱり睡眠です。私も一時期「ショートスリーパーだから5時間で全然平気!」と思って夜遅くまで作業をしていたのですが、急に倒れたことがあったので、睡眠時間は何よりも優先させています。寝る前に湯船に浸かったり、アロマを焚いたりするのが最近は好きです。(締め切り何日前までこれを実践できるのかどうか…それは次のブログ更新のタイミングで……)
ところで、イルカって可愛いですよね。脳を休めたいときにYoutubeで可愛いイルカの動画を見ています。修論頑張ります。
M2 岩澤直美