2015.10.04
【学びのアルバムを開いて】
こんにちは。金木犀の香りに包まれる季節になりましたね。
M2の池田です。"学びのアルバムを開いて"シリーズということで、
何を書こうか、どんな学びを書こうか迷いましたが、
食欲の秋ということで、料理に関する"学び"のアルバムを開いてみようかと思います。
小さい頃から食いしん坊だった私は、
「お料理楽しそうーーー!」と、レシピ本を見ながら
お料理ごっこをしていました。
意気揚々とキッチンにいき、はなうたまじりに料理ごっこをするものの
出来上がるものはいつもなにかよくわからないもので、
なんで自分のつくるものはこんなにおいしくないんだろう。これじゃ大人になったとき大変だと深刻に悩んだのを今も覚えています。
そんな風にへたくそなお料理ごっこしかできない私は、
いつのまにか、料理をすることや、夕ご飯の支度を手伝うことをほとんどしなくなっていました。
高校くらいになり、バレンタインにみんなで交換こしようという文化や、お菓子つくってきて交換しよう♪みたいな文化がでてきたとき、
わたしは困惑しました。ああ。私の苦手なお料理ごっこやらなきゃいけないやつだ。。おいしいお菓子は好きだけど、自分がつくるとおいしくないな。。うわあ。と。
そんな私を助けてくれたのは"お母さんの料理する姿"でした。
料理本を見ているだけじゃ、メレンゲを泡立てることはわかっても
どうすれば綺麗にメレンゲを泡立てることができるのかわからない。
でも、お母さんがメレンゲを泡立てている様子をじーーっとみていると、
どんなふうにボールを傾けて、どれくらいのつよさでどれくらいの長さ泡立て続ければメレンゲが綺麗にあわだつのか、なんとなくわかるようになってきたのです。
そうして、じーーっとお母さんの手元をみて、観察して
自分でもやってみて、ということを繰り返していると
奇跡的に意味の分からないものができるわたしのお料理ごっこは、
だんだんと普通のお料理へと近づいていきました。
今も、お母さんの手元をじーーっと見つめて、
お料理ごっこを、お料理へとかえるべく奮闘しています。
写真は、最近つくったおべんとうです。お母さんのお料理姿を観察してもっといろんなものがつくれるようになりたいなー。
心理学者のアルバート・バンデューラが、観察学習の理論を提唱したように、人は観察からも多くのことを学んでいるような気がします。
自分より上手な人がどんな風に動いているのかという観点で、ものごとを見つめること、お料理ではしていたけど、他のことに関してはまだあまりできていないなー。精進しなければですね。
次の【学びのアルバムを開いて】は、博士課程の佐藤朝美さんです。お楽しみに〜
【池田めぐみ】