2010.03.20

【ylabと私、この1年】 新しい大地へ

みなさま、こんにちは。

【ylabと私、この1年】最終回は、
博士課程3年の森玲奈が担当いたします。

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1年があっという間。そんな印象です。
ふりかえるといろいろな事がありました。

初夏には、博士論文の1次審査を受けるという大きな出来事がありました。
ワークショップ実践者の方々へのインタビュー調査・質問紙調査も夏に終え、
いよいよ執筆という段階に。
初めて経験する、産みの苦しみを味わっています。

忙しい時間を割き私に協力してくださった実践者の皆様のためにも、
今までの研究知見をまとめるとともに、
そこから見えてきたことをカタチにできたらと思っています。

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博論の研究以外にも研究、実践ともに精力的に取り組むことのできた1年でした。

まずはUTalk
福武ホールができて以来、続けてきたUTalkは、前回(3/13)で25回を迎えました。
立ち上げから関わってきたので、ついにここまで来たかと思うと感慨深いです。

さらに、福武ホールのアフィリエイトである企業との共同研究。
昨年度に引き続き、行っています。

株式会社CSKホールディングスとの共同研究では、「CAMPファシリテーター研修」で、受講者の方の学習に関する調査研究を行いました。おかげさまで115名の方にご協力いただき、現在分析を続けています。

株式会社KDDI研究所との共同研究では、創発を促すワークショップのデザインと評価について取り組みました。
昨年度得た手応えをもとに実践し、今年の実践も大変好評でした。

修士1年の時から学生会員として関わってきた NPO法人 Educe Technologiesでは、理事に就任いたしました。以前より続けてきたEduce Cafeの他に、大学生と学びについて考える勉強会FLEDGEをスタートさせるなど、NPOでの活動にもウェイトを割いた1年になりました。

今年はもう一つ、チャレンジを始めた1年でした。
夏から始めたtwitterでは、自分の考えや想いを、1個人として発信するとともに、自分の関心の幅を拡げつつ、<仲間>を見つけ<つながり>を創ることを始めました。

殻に閉じこもりがちな自分の性格を少しでも変えて、新しい学びの種を沢山拾い、
また、自分も沢山の種を大地に蒔けるようにと自らを鼓舞する毎日です。

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山内研究室に入って5年になります。
この春、私はこの研究室を去り、新しい一歩を踏み出すことになりました。

2010年4月から、東京大学大学院情報学環の特任助教を務めます。
今後は情報学環・福武ホールの広報担当としてお仕事をいたします。

勿論、ワークショップや創造的な場のデザインに関する研究も続けますが、
何か新しいことにもチャレンジできるといいなあと思っています。


今までお世話になった皆様に、御礼を申し上げます。

そして、、、
良き先輩・同輩・後輩に恵まれ、楽しく学び多い研究室生活でした。
メンバーの皆様ありがとう。

この研究室でなかったらD3まで続いてなかったことでしょう。
充実した院生生活でした。楽しかったです!!

指導にあたってくださった諸先生方にも勿論御礼を言いたいのですが、
それは博論を出せた時までとっておこうと思います(苦笑)


まだまだ未熟ではありますが、今後ともご支援賜りますよう、
どうぞよろしくお願いいたします。


【森 玲奈】

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