2009.10.20

【エッセイ】"Doing Science"を学ぶ教師

教員の専門性向上は、日本のみならず世界的な課題になっています。コロンビア大学では、NSF(National Science Foundation)の財政支援を受けて、CUSRP (Columbia University's Summer Research Program for Secondary School Science Teachers)という、中高の理科教員に対するインターンシッププログラムを提供しています。このプログラムは、大学にある最先端の知識よりも「科学するための一般的技能 (Generic Skills of Doing Science)」の育成を志向し、サマープログラムを中心としながら2年間のプログラム構成されている点に特徴があります。

NSFによれば、このインターンシッププログラムの効果として、学生の成績に対しても直接的な効果が確認されたそうです。(テストの通過率の10%程度の向上)

日本とアメリカの教員の資質は異なっているので、このシステムが直接的に日本で有効であるかどうかはわかりませんが、大学と初等中等教育の連携の可能性として、試してみる価値はあるでしょう。

[山内 祐平]

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