2009.06.10

【エッセイ】2015年の人材

先週土曜日に、株式会社リクルート ワークス研究所 主任研究員である豊田義博さん、株式会社博報堂 イノベーション・ラボ 上席研究員である田村大さんをお招きして、「2015年の学習環境を考える」というタイトルでBEAT Seminarが開催されました。
学習のことを語るときに、学習者が置かれている社会状況を無視することはできません。今回、豊田さんにご報告いただいた人材マーケットに関する予測は、興味深いものでした。

1 「正社員時代」は、2010年までに終焉する。
2 ますます進むサービスシフト。需給のミスマッチは解消しない。
3 人材流動化は、全年齢にわたって進行する。
4 小売・サービスへの転職が7割を占める。
5 若手正社員は希少価値。優秀な大卒の争奪戦が熾裂化する。
6 フリーターは減少しない。変質しながら増え続ける。
7 「転職35歳限界説」は、瓦解する。
8 「バブル入社世代」「団塊ジュニア」の民族大移動が起こる。
9 Silver Ageは、どの職場、どの職種でも増大し、活躍する。
10 中高年インディペンデント・コントラクターが急増する。

このような変化が起これば、大学の学生に求められる資質も大きく変化することでしょう。また、働くために学び続けるというニーズも飛躍的に拡大すると考えられます。
報告書本体は、こちらからご覧になれます。

[山内 祐平]

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