2009.04.06

【エッセイ】創発ワークショップの世界

3月29日(日)にプラス・サーキュレーション・ジャパンの中西紹一さんのコーディネートによる「ケータイ葬送ワークショップ」が開催されました。このワークショップは福武ホールアフィリエイトであるKDDI研究所と情報学環水越研究室・岡田研究室・山内研究室との共同研究で、市民のメディア表現やワークショップ活動と新しいサービスの創造をつなぐ試みを行っています。山内研究室からは、私と博士課程の森玲奈さんがプロジェクトに参加しています。

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ケータイ葬送ワークショップは、亡くなった人を送るという行為とケータイがどうつながるのかという観点から、長期的なサービスの新しいプランを考えるもので、KDDI研究所のエンジニア、脚本作家、TVプロデューサ、ワークショップ関係者など、様々な領域で活躍している人々が集まり、本質的で深い議論を元に、新しいアイデアが次々に生まれました。

創発を目標にしたワークショップに企画段階から参加したのははじめてでしたが、想像以上に深い議論と新しいアイデアの創造に感銘を受けました。このような経験は、参加者に深い次元での変容を促し、学習という観点でも注目すべき成果を残していると推測できます。このあたりについて今年度から来年度にかけて研究していきたいと考えています。

[山内 祐平]

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