2008.12.16
一橋大学大学院国際企業戦略研究科長の竹内弘高先生のお話をうかがう機会がありました。
国際企業戦略研究科(ICS-International Corporate Strategy)は、日本初の本格的なグローバルMBAプログラムで、授業は全て英語、学生の7割は留学生という大学院です。
ICSは、I can't sleepの略だと言われるほどハードなプログラムで、それぐらいしないと、国際的に通用できる人材は育てられないとのことでした。
面白かったのは、欧米の大学院と競争するときに、日本的な「ゼミ」の仕組みを売りにしている点です。寺子屋的な手厚いサポートと教員との深い人間関係が、海外から留学生を呼ぶときの重要な差別化要因だとのことでした。
何をグローバルスタンダードとそろえ、何を特徴として打ち出すか、戦略的な思考が必要なのだと痛感しました。
[山内 祐平]