2008.04.08

【エッセイ】建築家が見る世界

赤門横の遅咲きの八重桜が咲きました。

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建築家・安藤忠雄氏は環境の中で建築を作る人です。福武ホールの壁が切れる先に、赤門と桜がある光景を細長い敷地を歩きながら思い浮かべていたのでしょう。

できあがって見るとなるほどと思えることでも、図面からは想像できないものです。この風景を敷地に重ねて見ることができるかどうか - そのインスピレーションはどこから生まれるのでしょうか。

専門家の所以は、普通の人には見えないものを見て、深い洞察のもとに形にしていけるかどうかにかかっています。想像力という手あかのついた言葉の先にあるもの、それこそが学びの核心なのかもしれません。

[山内 祐平]

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