2019.07.01

【山内研の日々】ファシリテーター制度とは?

こんにちは。修士課程2年、社会人学生の谷口恵子です。

今回からは【山内研の日々】と銘打って、山内研の特色やイベント、日常などを紹介していこうと思います。第1回は「ファシリテーター制度」についてご紹介します。

山内研の「ファシリテーター制度」は、おそらく珍しい制度ではないかと思います。同じ東大内でも、他大の院生の方と話しても「そんな制度はない。うらやましい!」とよく言われます。私自身、この制度がなかったら修士1年目を乗り切れなかったかもしれない、と思います。

これは、修士課程と博士課程の院生に、1人ずつ「ファシリテーター」という役割の方がついて、研究の支援をしてくださる制度です。ファシリテーターになるのは、講師や助教の先生方、また博士課程の先輩などです。山内研のOB・OGで、現在は他大で教えていらっしゃる先生がファシリテーターとなっているケースもあります。

新卒で企業に就職すると、OJT期間中、育成係の先輩がついてくださることがよくありますが、これに似た制度かな、と思います。研究生活において、何かわからないことがあったときや、相談したいときに、「この方に相談すればいい」ということが最初から明確になっていることは、とても安心です。もし決まっていなかったら、先輩方や先生方、皆さんお忙しい中で、遠慮して誰にも相談できず、迷走し続けてしまうかもしれません。

山内研では、各院生がゼミで研究発表をする機会が月1回くらいあるのですが、研究発表の前にファシリテーターの方にご相談することで、研究相談と研究発表の両方が、研究を進めるためのマイルストーンになります。そのように、研究発表の合間に1~2回、ファシリテーターに研究相談をしている院生が多いと思います。

私の場合、仕事が忙しくて研究が思うように進められなさそうなときには、あえてファシリテーターとの研究相談の日を決めてしまうことで、その日に向けて少しでも研究を進めよう、というプレッシャーを作り出しています。また、研究相談の時間がとれないときには、メッセンジャーなどでファシリテーターにご相談をすることもあります。研究発表の直前に発表資料のドラフトを見ていただいたりと、無理をお願いしていることも多いのですが、昨年度のファシリテーターの仲谷さんも、今年度のファシリテーターの池尻さんも、お二人とも快く応じてくださり、本当に感謝しております。

1年3ヶ月、山内研で過ごしてきて、学習環境として本当に恵まれている!と思うことがたくさんありましたが、中でも今回ご紹介したファシリテーター制度は特にありがたいものでした。これから本実践、論文執筆と、山場を迎えることになりますが、引き続きファシリテーターにお世話になりながら、研究を進めていきたいと思います。

次回は井坪さんから「夏合宿」についてのご紹介です!お楽しみに。

M2 谷口恵子

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