2018.01.01

【教えて!山内研究室】山内研に入るには(M1 中野)

皆さま、明けましておめでとうございます!!M1の中野生子です。
2017年は皆さんにとってどんな年だったでしょうか?2018年の抱負は決めましたか?

今回も引き続き「教えて!山内研究室」というテーマでお送りします。
大学院入学を検討されている社会人の皆さまに向けて、社会人学生の中野が疑問にお答えしたいと思います!
 
Q: 社会人が入ってもやっていけるような状況ですか?
A: 仕事と掛け持ちで学生生活を考えていらっしゃる方は、授業が日中にありますので、かなり柔軟な職場の理解が必要です!

 社会人を経て大学での研究を検討されている方は、比較的明確な目的意識を持っていらっしゃる方が多いように感じています。授業をはじめ大学で提供される機会を十分活用し、学びを得るためにも、職場の理解を十分に得ておくことをオススメします。
 その上で、仕事と研究を両立させるために有効な方法を2つご紹介したいと思います。1つ目はオンラインで授業を履修できるCanvas iiionlineの利用です。学際情報学府にはオンラインで履修できる授業が3つ(学際情報学概論Ⅰ・学際情報学概論Ⅱ・研究倫理)あります。2017年度の概論Ⅱはグループワークがありましたが、メンバーの理解を得て、Skypeで参加させてもらったり、打合せは仕事後の時間帯に設定させてもらったりしました。
 2つ目は集中講義の履修です。私は有難いことに職場の理解があり、自分の関心にあわせてかなり自由に日中の授業を受けていましたが、それが出来ない方は集中講義を履修すると良いと思います。3〜4日間終日で集中講義を受けることで、週1半期の授業をとるのと同じ単位数を取得することができます。通常授業と比較すると講義数が少ないため、テーマの選択肢が狭まるというデメリットはありますが、一方で他大学の教授方の集中講義が企画される場合もあり、私も2つの集中講義を履修しました。


Q: ストレートで大学院に入るのと、社会人を経験してから大学院に入るという選択を考えるときのメリットとデメリットをそれぞれ教えてください。
A: メリットは「社会人経験と研究の接続」、デメリットは「両立の難しさ」。

 ストレートで大学院に入っていないので笑、この部分は他の学生に譲り、社会人を経験してから大学院で研究するメリット・デメリットについて、私の意見をご紹介したいと思います。 
 メリットは、社会人経験の中で生まれた疑問などがそのまま研究テーマになっている方が多いため、比較的スムーズに研究テーマが絞られていくように思います。一方で、特に修士の場合は2年間で出来る研究内容に制限が生じるため、関心のある大きなテーマをどのように細分化してどの部分をこの2年で研究するのかの絞り込みの方に苦労するケースが多いのかなという印象を受けます。また、現場を持っているケース(私の場合はインターナショナルスクール勤務)が多かったり、すでに関心分野とネットワークがあるケースが多いため、実験や調査の対象探しがスムーズに進むのはメリットだと思います。さらに、基礎的なことですが、仕事で鍛えられてきたスキルを使って、スケジュール管理やTo Do管理をスムーズに進められているのも社会人学生の特徴に思います。
 社会人学生のデメリットというよりは、仕事と掛け持ちする場合のデメリットになってしまいますが、やはり「両立の難しさ」でしょうか。私は仕事でファンドレイズ(資金集め)やイベント企画、プロジェクトマネジメント等を担っていますが、仕事で使う頭と研究で使う頭は全く違います。まとまった時間を研究に費やせず、毎日仕事と研究の両方を進めなければいけない中でこの切り替えがなかなかうまくいかず、今も苦労しています笑。
 
以上、いかがでしたでしょうか。
山内研には他にも社会人学生がいますので、彼らのQAもぜひ参考にしてみてください!
それでは、2018年もどうぞよろしくお願いいたします。
 
【M1 中野生子】

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