2016.06.09

【今年度の研究計画】外国語学習の継続を支援する研究

みなさま、はじめまして。
修士課程1年生の林怡廷(リン イティーン)と申します。よろしくお願いいたします。
一見、名前が読みにくいと思うかもしれませんが、実は台湾の漢字の発音です。
台湾から日本に来て一年経て、日本語はまだまだですが、これからも頑張っていきたいと思います。
さて、今年度の研究計画を簡単に紹介させていただきたいと思います。

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■テーマ
外国語学習の継続を支援する研究

■概要
大学教育において提供されている外国語授業は週に2、3コマしか行われていない場合が多く、その限られた時間で上達するのはかなり難しい。それに、一クラスの人数が多いから、学習者の発音や聞き取りの練習が授業で十分に確保されることは困難である。大人数で学ぶ環境であり、かつ授業時間が限られているため、「学習者一人ひとりが満足でき、学習意欲向上を促進できる授業」の実現が難しい状況である。ですから、外国語授業を1学期、2学期受けても使えるようになっていない人は多くいると言われている。さらに、授業の時間は限られているから、外国語を上達するには、課外の時間に外国語学習に取り組む姿勢が重要だと言える。
その問題を解決するため、ICTを使って外国語学習を支援する研究はかなり進んでいる。その中に、多くの研究はスキル面(listening, speaking, reading, writing)に焦点を当てる。一方、動機づけ・言語不安・自己効力感・コミュニケーションの意欲など心理的要因は言語学習における重要な役割を担うと示唆されているため、それらに対する支援は不可欠だと考える。そこで、本研究では外国語学習のスキル面だけではなく、心理的要因にも着目し、外国語学習の継続の支援方法を模索する。

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学部は台湾の心理学部出身で、今までは社会心理学、認知科学などを勉強してきました。教育と学習についてわからないことも多いですが、自分の外国語学習経験を活かして、日本語も勉強しながら研究に取り組みたいと思います。どうぞ、よろしくお願いいたします。

【林怡廷】

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