2016.03.01

【本年度を振り返って】研究したいことを研究すること

みなさま、こんにちは。
M2の松山です。
修論審査が終わりほっと息をついていたら、もう春がそこまで近づいていました。
年度末のブログテーマは恒例の【本年度を振り返って】です。

本年度、私は以下のようなことに取り組んでいました。

・研究計画書をつくる
・開発物のアイデアを固め、開発をする
・実験の協力者を募集し、実験の手続きをする
・実験を行い、データ収集をする
・データを分析する
・修論を執筆する

修士の開発研究では、このような作業をすべて自分で行います。
あたりまえのことのように思えますが、実際に取り組んでみるとなかなか大変でした。
人によって、開発経験が豊富だったり、人を集めることが得意だったり、文章を書くことが好きだったりと、それぞれ自分の進めやすい作業があると思います。
しかし修士研究ではそれだけでなく、経験のないことや苦手なことにも取り組まなければならないため、うまく前に進めずに焦りばかり増していく...という時期があったりもします。
特に私はほぼすべての作業が苦手だったので、毎日いろいろなところで躓いていました。
そんな私ですが、困っているときに手を差しのべてくださった方々のおかげで、なんとか一歩ずつ進んでいくことができました。

修士論文を書き終えたとき、まずはじめに思ったのが、「やりたいことをやらせてもらったなあ」ということでした。
自分が一番興味のある対象に向けてコンテンツを開発し、対象である子どもたちに実際に自分のつくったものを使ってもらうという日々は、大変なことももちろんありましたが、すべて私が望んでいたことでした。
研究したいことを研究することは、とてもつらく、そしてとてもしあわせなことだと思います。
自分の好きで研究しているからこそ、誰にも言い訳をすることができないので、ふと孤独を感じてつらくなることもあります。
それでも、自分の興味関心にもとづいて研究していると、自分がおもしろいと思う事例に出会ったり、昔から考えていたことが形になったりと、喜びを感じる瞬間もたくさんありました。
研究したいことを研究する機会と環境をいただいたことのありがたさを、今あらためて噛み締めています。

修士研究に取り組むにあたり、本当にたくさんの方にお世話になりました。
何もお返しできていないことが心苦しいのですが、みなさまに与えていただいたこと、教えていただいたことを活かし成長していくことを、今の私ができる精一杯の恩返しとさせていただきます。
2年間本当にありがとうございました。


松山彩香

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