2015.09.18

【学びのアルバムを開いて】自然の中で学んだこと

みなさま、こんにちは。今回の担当はM1の長野です。
だんだんと肌寒くなってきて、秋がやってきたんだなぁと実感しております。
昨日はゼミの後研究室の方々とちゃんこ鍋を食べに行って、とっても幸せな気持ちになりました...。今年の秋も食欲の秋まっしぐらですね!!

さて、今回のブログは【学びのアルバムを開いて】ということで、今までの学びについて振り返ってみようというテーマです。これまでの記事では、どちらかというとフォーマルな学びに関連した内容が多かったと思うので、私はもう少し"学び"の解釈を広げてお話したいと思います。

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早速ですが、この写真は私がお盆に帰省したときに車の中から撮った写真です。とても緑が多く見えますが、私の住む町の人はこの場所で近所の人や親戚、友達と集まってBBQや川遊びをします。私も何度か行った経験がある思い出深い場所です。

私は大学生以降、大阪・東京といわゆる"都会"で生活をしているのですが、それまではこのように自然の豊かな田舎町に住んでいました。大きな商業施設もなく、山を越えないとスターバックスにも行けないような町で生活をしていた私は、ずっと都会という場所に憧れを持っていました。

しかし、今回このブログを書くにあたって自身の学びについて振り返ったとき、私が育った田舎の町は私に貴重な経験を与えてくれていたということ、そしてそこから大切なことを学んでいたということに気がつきました。
ということで私は、<自然の中で学んだこと>というのをこの記事のタイトルとして、自身の学びについてお話します。

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私は小さい頃から自然と触れ合って育ちました。

私のおじいちゃん・おばあちゃんの家には、たまねぎやじゃがいも、ピーマンなどたくさんの野菜を育てている大きな畑があります。私が小さい頃はよくその畑に連れて行ってもらい、種を植えたり水をやったり収穫したりと、微力ながらお手伝いをしていました。
本当に畑は暑いし、虫も多いし、あまり好きな場所ではなかったような気がしますが(笑)、今となっては、野菜を作ることがどれほど大変なことかを直接肌で感じられる良い体験だったなと思います。


それだけでなく、私の家はよく親戚一同で集まって海や川に魚を釣りに出かけていました。

海では一人一本竿を持ち、ままかり(岡山のとっても美味しい地魚)やサヨリ、カサゴなどの魚を釣ることができます。時には(ほとんど弟が釣ってくるんですが(笑))タコやアナゴなどが釣れたりもして、「自分で釣れるんだ!」と驚くようなこともありました。

また、近くの川へ行くと美味しい鮎が釣れるんです。
みなさんは「釣れたての鮎からはスイカの匂いがする」ということを知っていますか?
鮎というのは、住む川の水が綺麗なほどスイカのような爽やかな香りがするんです。

それも実際の経験から学んだことです。このように、自然の中には教科書では学ぶことのできない不思議があふれていて、それを自分の五感で感じられるというのは本当に貴重な経験でした。

ちなみにおじいちゃん・おばあちゃんの家では、採った野菜も釣った魚もその日の夕食に登場します。(これが本当においしいです。特に鮎の塩焼きとままかりの南蛮漬けはいくらでも食べられます!)
スーパーに並んでいる野菜を買うだけではそこに込められた気持ちや苦労がわからないし、お店で出てくる魚を食べるだけではそれが生きていたのだということは意識しません。
そういった意味でも、私は生きていく上でとても大切なことを学んだと思っています。

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余談ですが、今回の帰省で久しぶりに小学校へ行ってみました。夏休みということもあって先生たちは誰もいませんでしたが、運動場を歩いているといろんな思い出が蘇ってきて懐かしい気持ちになりました。
毎日放課後に友達とグラウンドに集まってサッカーやバスケをしたり、時には川の魚を釣ろうとしてみたりと、外で遊ぶのが好きで夏になると真っ黒に日焼けをしていたのが思い出されます。

学年も性別も関係なく、いろんな人と遊ぶのが楽しくて、その中で自然と人間関係も学んでいたのだと思います。
今改めて考えてみると、小さい頃は人見知りだった私が人と接することが好きになったのは、そのときの経験がきっかけだったのかもしれません。

今回自身の学びについて振り返ってみて、小さい頃の経験ってそのときにはあまり意識していなくても、気づかぬうちに自分の中での小さな学びになっていて、その学びが今の自分を形づくっているんだなぁと改めて感じました。

良い環境で育ててくれたことを両親に感謝したところで、次の方にバトンタッチします!

次回もおたのしみに〜♪


【長野香織】

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