2015.09.11
みなさま、こんにちは。
M2の松山です。
今月のはじめに山内研の夏合宿があり、新潟の越後妻有に行ってきました。
大地の芸術祭で様々な作品を見て、学習プログラムの議論も盛り上がり、この合宿も「学びのアルバム」のすてきな1ページとなりました。
さて、合宿についての記事はまた次の機会ということで、今回は私の学部時代の思い出をふりかえってみたいと思います。
私は神奈川の僻地にある、ちょっと豚臭いことで知られるのどかなキャンパスで学部の4年間を過ごしました。
写真は「鴨池」と呼ばれる場所です。
休憩時間にここで寝そべっていると鴨がやってきたり、授業をここで受けたりもしたのでとても思い出深い場所です。
そんなキャンパスで様々な授業を履修し、学校外でもいろいろなことをしていた大学生活でしたが、今回は「外国語の授業」と「旅行」での学びに焦点を当てて書いていきたいと思います。
当時私は、英語のほかにイタリア語とロシア語を履修していました。
私の所属していた学科では外国語は必修ではなかったのですが、「海外旅行したい!せっかく行くなら、ちょっとでも言葉がわかればおもしろそう」と思ったことから、行ってみたい国の言語を学んでいました。
ロシア語のテキストの一部。
(しかし実はまだロシアには行けていません...)
外国語の授業では単語や文法を習うだけでなく、その国出身の先生がその国の文化の話をしてくださったり、学生一人ひとりにその国風の名前をつけて呼ぶルールがあったりしたのが記憶に残っています。
ゲームなどを使った授業も多く、言語学習を「楽しむ」ことも重視されていたように思います。
そして大学2年のとき、念願のイタリア旅行へ...。
しかし、もちろん授業で少し学んだくらいでイタリア語をペラペラ話せるようにはなりません(笑)。
ただ興味深かったのは、数ある単語の中でも「数字」は覚えていれば使える場面が多いということです。
英語でコミュニケーションをとれる国も多いと思いますが、時間や個数の表現だけでもその国独自の言葉を使ってみると、旅行がさらにおもしろいものになるような気がします。
帰国後は授業を受けるのもさらに楽しみになったので、やはり実際に現地に行くのはいいものだと思いました。
その後いろいろな国を旅行してみると、「話せる」「聞きとれる」だけでなく「読める」ことの重要性を感じる機会が多くありました。
韓国では看板や案内がまったく読めなかったので、一緒に旅行した韓国人の友人に意味を教えてもらいながら街を歩き(写真左)、フィンランドの遊園地ではチケット案内の記述がよくわからずにアトラクション乗り放題の高いチケットを買いそうになりました(写真右)。
ハングルはそれを機にそのあと少しだけ勉強しました。
日本語にも英語にも表記が似ていない言語は学ばないとわからないぶん、少し読めるようになるだけでわくわくしますね。
ロシア語もアルファベットが難しく初見では読めないので、履修できてよかったと思っています。
外国語学習というと「習得」というイメージが強いですが、私は外国語を「使えるようにする」というより、知的好奇心を満たすために学ぶことが多いような気がします。
どの言語も中途半端にしか身につかないのであまり良い学び方ではないかもしれませんが、たくさんの国の言葉や文化を少しずつ知ることは純粋に楽しいので、これからもいろいろな言語を学んでみたいです。
「楽しんで学ぶ」という意味では、旅行のために少しでも言語を学び、旅行先でさらに言語に触れるというのはやはり良い方法かもしれません。
とは言え、英語くらいはしっかり「使える」レベルにならないといけないのですが...。
修士論文を書くまでは旅に出られそうもない状況ですが、いつかロシア旅行できることを夢見て今回はこのへんで!
次の記事もお楽しみに。
【松山彩香】