2014.05.16

【今年度の研究計画】創作活動を通じた学習を支援するツールの開発

みなさま、はじめまして。
今年度より山内研でお世話になっているM1の松山彩香です。

入学して一ヶ月半が経ち、本郷キャンパスに通うのにもすっかり慣れつつあります。
私は、何かを作ることで学べるツールを開発したい!と思って山内研に来ました。
学部時代とは研究分野が少し異なるので、大変なこともありますがその分新しい学びの多い毎日を送っています。

今年度の研究計画について、ざっくりとですが紹介させていただきます。

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■タイトル
創作活動を通じた学習を支援するツールの開発

■背景
現在の学校教育は教科書の文字を追う授業スタイルが主流であり、教科学習において生徒が受け身になりやすい。近年は「基礎から積み上げていく学び」から「基礎に降りていく学び」への移行が検討されており(市川 2004)、実現したいものを創作するために学ぶことは後者であると言える。創作は教科学習の意義を実感できる機会も多いが、教科学習に苦手意識がある場合、創作活動と教科活動の結びつきを意識できない場合がある。

■目的
本研究では、小中学生に創作活動と教科学習の結びつきを意識させるツールを開発し、教科学習に対する意欲を向上させ創作における発想力を増加させることを目的とする。

■期待する成果
創作活動と教科学習の結びつきが意識されることで、教科学習に対する意欲を向上させ、学習したことによって創作の幅を広げることができる。また、創作だけでなく、自己の活動と教科学習を結びつける意識作りを支援する効果が期待できる。

■補足
院試のときはシリアスゲームなどのツールを提案し、これよりもう少し具体的な内容で書いていました。
ですがもう少し幅広く考え直し、現在また新たに絞り込んでいるところです。
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これから2年間、自分らしい研究ができるようにこつこつ努力していきたいと思います。
まだまだ未熟者の私ですが、これからよろしくお願い致します。

さて、本郷キャンパスでは明日から五月祭が始まるので、今日はその準備でキャンパス内がとても賑やかでした。
私も論文読みの息抜きということで来場者として楽しみたいと思います。

また、5/31(土)には、私たちの所属する学際情報学府の入試説明会があります。
山内先生に加え、M1の3人で山内研を紹介させていただきます。
どんな方にお会いできるのか、とても楽しみにしています!


【松山彩香】

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