2014.05.01

【今年度の研究計画】大人と若者をつなぐ学習環境デザイン

はじめまして!4月から山内研でお世話になっておりますM1の青木翔子と申します。

入学から1ヶ月経ちましたが、学際情報学府、そして山内研という学びの場に、今までにないワクワクを感じております。
そして、同じ目標を持って励む仲間に出会えたことに、改めて幸せを感じております。
さて、そんな私の研究計画ですが、以下のようなものを考えております。

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■タイトル
大人と若者をつなぐ学習環境デザイン ー若者文化に着目してー

■背景・目的
現在、若者の問題として、生活において個人化が進み、人間関係の希薄化が進んでいることがあげられる。特に、社会から閉ざされた学校という世界にいた若者は、モデルとする大人に出会うことがなく将来展望も持てなくなっている。
よって、本研究では、若者を対象とし、人間関係・将来展望を形成する実践共同体をデザイン研究することとする。

■仮説
現状では、地域や学校における居場所づくりなどが提唱されているが、居場所において若者の人間関係・将来展望の双方が形成されているかどうか疑問が残る。さらに、居場所に若者が積極的に参加しているとは言い難い。
そこで、若者が積極的に参加していると考えられる若者文化に着目する。若者文化は、しばしば批判的に捉えられるが、人間関係や将来展望を獲得している側面もあると考える。
よって、若者文化の共同体を研究し、若者が積極的に参加し、人間関係・将来展望を獲得できる共同体への示唆を得たい。加えて、若者文化に埋め込まれた学びも明らかにすることで、他分野への応用可能性を見出したい。

■学びたい理論的枠組み
Lave & WengerのCommunity of Practice
J. P. GeeのAffinity Space
学習環境デザイン
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現在は、「居場所」というキーワードで、先行研究のレビューを行っております。
まだまだ手探り状態ですが、頑張って良い研究に仕上げていきたいです。

私は、どちらかというと、好奇心の赴くまま浅く広く生きてきた方だと思います。
この2年間は、こつこつと学び、自分の根をしっかりと深く成長させるということを意識しながら研究を進めたいと思っております。

これからどうぞ、よろしくお願いいたします。


青木翔子

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