2014.05.10

【今年度の研究計画】社会とのつながりを見出す協同学習に関する研究

はじめまして。
今年から山内研究室で学ばせていただいております、逆瀬川愛貴子と申します。

文系学部しかない大学から、学際情報学府に進学してから1ヶ月と少し経ちました。
この大学院は、理系からの進学者がいるだけでなく、社会人の方も多く学んでいるので、さまざまなバックグランドと価値観を持った方々と接する機会があり、とても刺激的な毎日を過ごすことができています。

さて、記念すべき初ブログのテーマですが、「今年度の研究計画書」ということなので、まだ具体性の足りない状態ですが、申し訳程度に紹介させていただきます。

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
◆タイトル
社会とのつながりを見出す協同学習に関する研究

◆研究背景
現代においては、地域や地域社会の問題の解決に向け、当事者意識をもち行動できるグローバル時代に対応した資質・能力、技能をもった人間の育成が重要であると指摘している。(多田2013)

また、小学校から高校まで全ての学校で総合的学習の時間が導入されることになり、これまでの学校教育で支配的だった一斉授業の形態が、もはや成り立たなくなってきていると述べている。(中野2001)
社会において求められる人物像が変化する中、学習のあり方も多様化しており、学生が共通の目標達成を目指してともに学ぶ協同学習が注目を集めている。協同学習とは、教育において小集団を活用するもので、自分と他者の学習を最大限に高めるために、協同して学習するものであり、(Johnson, D.W,&Johnson, R,T& Smith. K. A.2001)他者との関わりの中で学ぶことにより、学習テーマについてより意欲づけられ、自分の意見を表す機会が保証されるため、学習内容のより深い理解につながる理論である。

◆研究内容
社会協同学習というアプローチでリサーチを進めていき、社会でおこっている様々なことがらを自分に関連のあることと捉えられる想像力を培い、社会とのつながりを意識する中で、生徒が改めて自己を見つめ直すような研究をしたいと考えている。

◆キーワード
社会
協同学習
シティズンシップ教育
開発教育
ESD教育
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

現在は、協同学習の理論について学んでいる段階ですが、
日々こつこつと文献を読み進めることで、研究について右も左も分からなかった私が、最近やっと自分の中で知識が体系化されていく感覚をわずかながら感じられるようになりました。
こうも優秀な方々に囲まれると、自分に足りない部分が見えて落ち込むこともありますが、これから2年間、たくさんの発見と学びに出会えるよう、日々邁進していきたいと思います。

【逆瀬川愛貴子】

PAGE TOP