2014.04.20
こんにちは。まだまだ、朝晩は冷えますが
桜も散って、すっかり新しい生活にも慣れてきましたね。
新年度第2回目のBlogはM2の池田めぐみが担当させて頂きます。
私はざっくりいうと、高校生向けのノンフォーマルなキャリア教育の実践プログラムを考え、その効果を測るというような研究をしたいと思っています。
また、現状のキャリア教育の①将来の見通しを一つにしぼりこませる傾向と②高大接続において、大学でのノンフォーマルな活動を軽視している点に違和感を覚えています。
そこで、4月2日に行われた学際情報学府の修士論文構想発表会に以下のような研究計画のアブストラクトを提出しました。
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技術の進化とグローバル化により、労働と雇用の在り方が変革期を迎え(Gratton 2011)若者を取り巻く 労働環境も厳しさを増している。また、大学全入時代に突入し"とりあえず"進学する若者が増え(文部科学省 2006)退学率も上昇している。これらのことから高校でのキャリア教育は重要度を増しており、実際に高校ではインターンシップや社会人の講演、大学の授業の聴講など、将来の見通しの形成を重要視した取り組みがなされている。しかし現行のキャリア教育には以下二点において問題がある。1つは、将来の見通しを一つに限定する危うさを意識できていない点である。児美川(2012)が、「この先は一人の人間が40年以上同じ仕事を続け、同じ会社で働くという時代ではなくなり、途中で転換する力も必要になってくる。すなわち、個人がキャリアを開発する時代であり、キャリア教育にはこうしたことへの視野が必要である」と指摘するように、個々人のキャリア転換が頻繁に行われる社会において、見通しを1つに絞り込ませる現行のキャリア教育では、その職業が未来においてなくなった場合、その職業に当人がつけそうになくなった場合危険をはらむ。もう1つは、高大接続において、大学におけるノンフォーマルな学びを軽視している点である。政策研究・研修機構(2007)の進路が決定した大学4年生向けの調査によると、「進路選択で役立った大学の経験」として「経験の場」(ゼミ・研究、授業、サークル活動、アルバイトなど)を挙げる学生が全体の59.3%いること、中でも授業・講義よりも、サークル活動や、アルバイト・仕事を重要と挙げる学生の方が、相対的に多かったことが明らかになっている。このように、ノンフォーマルな活動が進路選択に影響を与えることが明らかになっているにも関わらず、現行の高大接続の取り組みにおいては、学部選びにおける大学の授業の聴講等正課内の学習しか着目されておらず、高校生が大学生の正課外の学びについて知らないのが現状である。そこで、本研究では学びに着目しながら参加者の興味にそった参加者のとりうる複数のキャリア展望を描く高校生向けのークショップを開発し、その効果検証を行う。
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しかし、ご覧の通り、今の研究計画のままでは
実践の計画がうんぬんの前に
自分が問題だと感じる部分を綺麗に、しっかりと指摘することができていません。
なので、先行研究をレビューし、現行の高校でのキャリア教育の問題点の指摘をしっかりできるようにするというのが今の課題です。
よって研究の方向性もかわるかもですな。
ぬううううう!がんばらねば!えむに。。。。。。。。。!
そんな感じで、未熟に未熟を重ねたような私ですが今年度もどうぞよろしくお願いします。。。。。。。。!
【池田めぐみ】