2012.12.14
こんにちは。
11月から始まりました、"研究発表のこだわり"シリーズ。
第7回目は、M1の吉川久美子が担当させていただきます。
まだ私はM1ということもあり、研究について発表させていただく機会はあまり多くありません。
ですので今回は、ゼミでの研究発表場面で心がけていることに焦点をあて、
以下2点についてご紹介させていただきたいと思います。
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1.頭の中に架空の他者を設定する
発表資料を作成する時は、"どういう順番で情報を提示したら、私の考えていることを第3者に伝えることができるのか"ということに気をつけています。
ゼミの発表では、自分の研究に対して意見をいただける大事な場です。
ですので、次につながるアドバイスをいただけるように、"私がこれまで何を考えて、どこに興味を持ち、何をしたいと考えているのか"を少しでも伝えらえるように努めています。
そのため、どの順番で話を展開していけばいいのかを常に考え、頭の中に架空の他者を設定します。
そしてその他者に伝えるにはどうしたら良いかを考え、資料に載せる情報をいくつかのかたまりに分け、それを積み木のように重ねたり、組み替えたりしながら、発表の筋を考えて行きます。
また、これは自分の考えなのか、それとも誰か他者の考えたことなのか、その区別が不明瞭に他者に伝わることがないように、注意する必要もあります。ここまでは○○の考え、ここからは私の考えということをはっきりと区別して記述するように心がけています。
しかし、この積み木内の情報の事実的確認で、せっかくの研究発表の時間が終わってしまうこともあります。
そうならないために、使う用語等について咀嚼し、解りやすく記述するように意識しています。
この情報について説明したい時に、文章で表すことが必ずしも適切とは限りません。
その場合は、箇条書きに直してみたり、イラストや表で図示してみたり、いろいろな加工を試み、
一番しっくりとくる表し方を採用しています。
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2.発表する姿勢
発表する時間は限られています。
時間内におさめようとして、ついつい早口になってしまったり、発表資料ばかりに目がいって、
資料に話しかけているかのような発表になってしまうことがあります。
私もよくこのような発表をしてしまいがちです。
しかし、ちょっとしたことですが、それでは相手には伝わらないのではないかと考えます。
当たり前なことではありますが、まずは自分の発表を聞いてもらうためには、聞き取りやすい声の大きさとスピード、そしてその姿勢を示すことが大切なことのように思います。
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ゼミは、同期や先輩方の研究発表の仕方から良いところを学べる機会でもあると思います。
研究内容だけでなく、その発表の仕方についても多くのことを学びながら、
上記のこだわりを大切にしつつ、伝わる研究発表を心がけていきたいと思います。
【吉川久美子】