2012.12.06

【研究発表のこだわり】研究発表レジュメの作り方

こんにちは。M1の梶浦美咲です。
M2の方々が修論提出に向けてラストスパートを切っている傍ら、私は私でどのようなシステムを開発するのか、また研究以外のことで悶々とする日々を送っています。

さて、今回のテーマ【研究発表のこだわり】ということで、まずは執筆されたM2の方々の記事を読み、私自身も勉強させて頂きました。
ゼミでの研究発表では毎回レジュメを用意して発表するのですが、そのレジュメの構成やデザイン、発表準備段階に関する工夫、また、ゼミでの発表以外の場における研究発表の工夫について紹介されていました。

私は前者のゼミでのレジュメについて、その構成面とデザイン面に関して意識していることを紹介したいと思います。

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■構成面
私のレジュメの構成は以下の通りです。

0.発表内容の目次
1.前回の発表
2.研究の進捗
3.前回から今回までの間に進めたこと&その考察
4.今後の予定
5.参考文献

まずは、前回の発表の確認、そして現在していることを列挙、そして今回までに実際に行ったこととそれに対する自分なりの考え&最終的に自分の中で至った結論、今後の方針について報告しています。
特に3.では自分の思考プロセスを聞き手側が追えるように意識しています。自分のその過程が客観的に見て間違っていないかを確認してもらう意図があります。
また、ただ調査した結果を報告するだけでなく、それに対して自分がどう考えたのかをしっかり伝えるようにしています。今の自分の考えを伝えることで、ゼミにおいて、その考えを発端に議論が生まれる可能性があるためです。

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■デザイン面
◎罫線を使って見やすくする。

デザインとまではいかないかもしれませんが、私がこの山内研に来て、先輩方のレジュメを見ているとよく罫線が使われていることに気付き、私もそれを採用しています。
ご存知の方も多いとは思いますが、MS Wordメニュー[罫線]から[線種とページ罫線の網掛けの設定]を選択すると様々な罫線が引けます。これを使うだけで読みやすくなり、かつ見栄えが良くなります。
私は目次の各項目名の下に区切り線を引いてみたり、目立たせたい部分を罫線で囲んでみたりしています。

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以上、私のこだわりについてご紹介しましたが、やはりまず基本となるのは色々な発表を聴いて、良いと思った研究発表を真似することだと思います。
何をするにも、手本となる人をみつけてそれを自分なりに真似てみることがスキル向上の一番の近道なのではないでしょうか。

■最後に...
研究する上で、その成果を発表する場は必然的にやってきます。そこでいくら研究内容が優れていてもその内容が相手に伝わらなければ、相手から的確な意見を貰うことはできません。だからといってデザインを重視しすぎて、研究内容が疎かになってしまったり、ハロー効果を生んで聞き手側の評価を歪めてしまえば本末転倒だとは思います。
しかし研究する上で、いかに自分の研究を相手に伝えられるか、その手段としてのプレゼンスキルは大切だと日々実感しています。
今後も人に伝えることを意識して発表資料を作成していこうと思います。

梶浦美咲

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