2012.11.29

【研究発表のこだわり】親しみのある色をのせる

みなさんこんにちは。M2の山田小百合です。

気づいたらもう修論提出まで1ヶ月ほどとなりました。毎日データや文献とにらめっこしながら過ごしています。

さて、研究発表のこだわりということですが、自分の研究を発表する機会は、ゼミでの研究発表のみにとどまりませんよね。
学会や研究会、何かのイベントに呼んでいただきお話をするなど...発表の機会は多岐にわたります。
研究室外で発表の機会をいただいたときは、自分が専門とする分野を知らない人が聴いてくださることも多いので、誰が聴いても伝わるようお話したいものだなと思っています。

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私は現在子ども(小学生)対象の研究をしているので、見栄えとして「保護者&子ども」に親しみのあるものにしたいというこだわりがあり、研究発表資料(ポスターやスライド)も活かしたいと思って意識しています。

少し話がそれますが、私の研究はワークショップ実践があってこそできる研究なので、何よりワークショップに人が集まってくれないと研究ができません。
しかも、対象は小学生なので、小学生に告知をする際には「保護者」にアプローチをしなければなりません。

保護者でインターネットから情報をキャッチしてくださる方は、正直まだまだ多くありません。
そこで、できるだけチラシを作るのですが、どんな情報も、子どもたちが興味を持ってくれても、「保護者」がOKしてくれないと、子どもたちは来てくれません。(当たり前ですね)
なので、子どもたちにも「楽しそう!」と思ってもらいつつ、保護者のみなさまにも、「子どもを参加させたい」と思ってもらう必要があります。

そんなとき特に意識するのが、どんな色の組み合わせだと(発表)資料が見やすいか、ということ。
明るい色がいいなぁと思いつつ、原色並べても目に痛いですし(笑)、優しい色で、かつ色でごちゃごちゃしないように気をつけ、少しでも親しみやすさを感じてもらえるように考えています。

発表の構成については先週までにM2メンバーが書いてくれたので、そういった構成・ストーリーに「どう色付けするか」が私のこだわりです。
アプローチしたい対象に、まずは直感的に親しみやすさを感じてもらわないと、そもそもその資料に目を向けてくれないと思うので、まずは目を向けてもらうことを意識しています。
今は子どもを対象にした色付けを意識していますが、対象によって変化します。

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ワークショップでの雰囲気が、研究発表という異なる場所でも伝わるといいなぁと思い、こうしたチラシなどのデザインの延長で、ポスターやスライドを作っています。
資料を作成する際、使う色は2色までにできる限りとどめ、度々テーマカラーを設定しています。
ちなみに現在の研究のテーマカラーはピンクで、サブカラーとしてスカイブルーを使っています。
できるだけ目にやさしいパステルカラーの中で組み合わせを考えており、なるべく赤に近い色のほうが、温かみがあるなぁと思って、ピンクを選定しています。
また、ピンクは女の子、ブルーは男の子をイメージしており、「男の子も女の子も楽しんでいる場面」をイメージしています。

写真.JPG
*上が人工知能学会主催の研究会での発表資料で、下が修士論文中間発表資料です。


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実は保護者向けのサイトや、子どもの学習支援などのサイトのデザインをかなり見ていた時期がありました。
子供向けのサイトは「かわいい!」のはもちろんのこと、色の配置が優しくて、とても親しみやすさを感じるところが多いです。
子供向けのイラストを提供しているサイトなども参考になるのでお勧めです。

山田小百合

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