2012.11.16

【研究発表のこだわり】建設的なコメントをもらうために

こんにちは,今週のブログ担当の,M2末 橘花です.
寒い日が続きますが,皆様いかがお過ごしでしょうか?

さて,我らが山内ゼミでは月に一度,研究の進捗発表が回ってきます.たくさんの方からコメントをいただける月一度の大事な回なのです.

しかし発表の仕方で,いただけるコメントの質に差が出てしまうこと,そんな経験をしながら私が気づいたこと,そして今現在ももがいていることをひっくるめてお伝えしようと思います.

恥ずかしながら,M1の最初の頃は,先輩方の発表と比べ,自身の発表は議論が盛り上がらない印象を受けました.そんな時,たまたま研究室の卒業生とお話をする機会があり,研究室の先輩のレジュメを真似てみてはどうか?とアドバイスいただきました.それまでは漠然と資料作成をしていたのですが,それを機に,先輩方にレジュメをいただき,参考にしながら発表資料を作ってみました.すると,建設的なコメントをいただける発表のポイントが見えてきたのです.具体的には,

・自分の状況や現状の共有する
・先行研究の報告だけではなく,その中でとりたい立ち場を明確にする
・何に対してアドバイスが必要なのかを明らかにする

などでした.

例えば,博士課程の先輩ですと博論という大きな枠組みの中で,何章の研究しているのか,が明確になっていること,また,先行研究の紹介にしても,調べた結果を報告するだけでなく,その中で自身がどの立場を取るのか明確でした.更に,これまでの研究で,どこまで決定していて,どこにつまづいていて,どんなコメントを必要としているのかがとてもわかり易く書かれており,発表を聞いていても理解しやすかったです.

自分の発表は,調べたことをまとめただけのただの進捗報告だったことに気づきました.それからは,どんなコメントをもらうためにどのように発表するべきなのか,また,わかりやすく伝えるためにはどうするべきなのか,ということをより意識するようになりました.

また,いろんな人のレジュメの構成や発表の仕方,デザインに興味を持つようになりました.実は,今回のブログのテーマも私が是非とも聞いてみたいということで,提案させていただいたのです.これからもゼミ生の「発表のこだわり」がたくさん出てくるので楽しみにしていてくださいね.

今でも,発表でうまく伝えられず,苦労をしている部分もありますが,少しずつうまくなってると良いなと思います.修論提出まであと1ヶ月ですが,こちらも先人(先輩方)の知恵をお借りしつつ,自分らしい修論が書けるように,最後の追い込み,頑張りたいです!


末 橘花

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