2012.08.16
みなさま毎日暑い日が続きますが、いかがおすごしでしょうか?
M2の河田承子です。合宿も無事に終わり、8月もあっと言う間に半分が終わってしまいました。近づいてくる秋に焦りを感じる今日この頃です。
さて、今週からは新たに「研究に役立つウェブサイト」シリーズをお送りしたいと思います。どうぞよろしくお願いいたします。
私は現在「母親が子育てで育児情報をどのように使っているのか」を明らかにする研究を行っています。現在までにたくさんのお母様達にインタビューをする中で、色々なサイトを使って子育てに役立てていることがわかりました。かなり母親目線になってしまいますが、今回はその中から少しご紹介したいと思います。
まず、子育てに関する口コミサイトでとても有名なサイトといえば、「ベネッセウィメンズパーク」【http://women.benesse.ne.jp/】ではないでしょうか。2008年の調査によると、会員数133.8万人、月間総ページビュー数1億2,302万PV、発言数が1日あたり約1.2万人ということからも、多くの母親に利用されていることが分かります。育児をする上で欠かせない、生活圏内の地域情報が得られることが特徴です。その一方、同じ口コミサイトでも子どもの教育に関する情報交換が豊富なサイトが「Inter-edu.」【http://www.inter-edu.com/】です。なんと幼稚園受験〜大学受験まで幅広い情報交換が行われています。このような口コミサイトでは、面と向かって人に聞きづらい質問を投げかけている場合があり、母親にとって大事な場なのだと改めて感じることがありました。
それ以外にもご紹介したいサイトはたくさんあるのですが、中でもお薦めなのが「絵本ナビ」【http://www.ehonnavi.net/】。絵本が全ページ試し読みができるサイトで、働かれていたり、お子さんが小さくて本屋でゆっくり選ぶ時間がない母親にも人気のサイトのようです。
このように、現在インターネットには子育てに関するサイトがたくさんあり、それらを見て行く中で、母親が抱える不安や要望などが分かり、参考になる事があります。
昔は両親や近所の人から教えてもらっていた子育ての情報ですが、核家族化が進み地域コミュニティが減少していく中で、インターネットから得る機会が多くなりました。しかしながら、情報量が多い反面、情報の真偽に関する判断は個人レベルに任されています。情報の活用が上手な母親もいれば苦手な母親もいるでしょう。そういった方達への支援を含めて、いま行っている研究をより良いものとしていけるよう頑張りたいと思います。
M2 河田承子