2012.07.06

【山内研との出会い】運命の巡り合わせ

こんにちは。M1の梶浦美咲です。
M2の先輩方の山内研との出会いシリーズが終わり、第6回目以降3回分はM1が担当いたします。M2の先輩方のこのシリーズの記事を読んでいて、本当みなさん多様な出会い方をしているんだな、と改めて思いました。

私もその点で言えば少し特殊な出会い方をしているのかもしれません。私の山内研との出会い、それはもう「運命」のようなものでした(言い過ぎかもしれませんが(笑))。

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私は学部時代、筑波大学情報学群知識情報・図書館学類というところで「図書館情報学」というマイナーな学問を学んでいました。「図書館情報学」と銘打っていても、そこは「図書館情報学」のみならず、「文学」「哲学」「経済学」「法学」「社会学」等文系の学問、「数学」「情報学(プログラミングも)」「統計学」等の理系の学問も幅広く学ぶところでした。その点でいえば教養学的なものをただひたすら学んできた、といえます(ちなみに「教育学」は学んでいませんでした)。

そこでふと疑問に思いました。
「私、大学で何を学んできたんだろう」
...当時大学三年生だった私は自分に専門性が無いことを痛感し、もっと大学で学んで「大学でこれを学んだんだ!」と断言できるような自分の専門性が欲しい、と思うようになりました。そこから大学院進学について漠然と考え始めました。

そこで、私の学部の先輩であり、かつサークルの先輩でもあり、今年修了された元山内研の土居由布子さんに、まずは進路相談に行きました。相談に乗って頂いたのですが、結局ただ大学院進学を決めたものの、進学先までは決まりませんでした。ただ相談の中で、土居さんに「教育部研究生制度」という他大生も入学できる教育機関があることを紹介してもらいました。その教育機関に興味を持った私は、「丁度他大学の学生も入学できる、しかも東大!」ということで(笑)、興味本位でしたが、その「教育部研究生制度」を冬に受験しようと決心しました。

そして大学3年生の後半、私はゼミに配属され、卒業研究が始まりました。研究対象を、その当時(2010年)の流行と自分の興味から「電子書籍」にしようと決めていたので、まずはその研究の端緒を探ろうと、至る所で開催されていた電子書籍に関するシンポジウムにいくつか足を運んでみました(ちなみにこの当時、土居さんからの勧めで、一応大学の就活セミナーに参加しつつ企業の面接も何度か受けたりと就活も行っていました)。

数々の講演を聴いて印象に残ったこと、それは
「書籍を電子化する上で、特に恩恵を受けることができるのはデジタル教材、教科書の分野だ!」
ということでした。

そこで、とりあえずデジタル教材について調べようと、まずは大学図書館のOPACで「デジタル教材」と検索をかけてみました。すると一番トップに表示されたのが山内先生の「デジタル教材の教育学」でした。早速それを借りて読んだのですが、それが自分にとって目から鱗、とても面白かったのです。
「こんな学問があったのか!私これを学びたい!これを研究したい!」
...と、どんどんデジタル教材に興味が移っていきました(笑)。

...しかしその時点ではまだ山内先生の研究室を受ける、という発想にまで至っていませんでした。ただ、「山内祐平」先生は先輩である土居さんの研究室の指導教官だということは知っていたので、「偶然!」とは思っていました。

また、卒業研究と並行して、その当時、筑波大学図書館内で協同学習施設であるラーニングコモンズの学生スタッフをしていました。そこで、あるときラーニングコモンズの先輩に誘われラーニングコモンズの勉強会に参加することになりました。
そして勉強会当日びっくり、なんとあの山内先生がいらっしゃるではないですか!(笑)運命を感じ、まずは先生にお話を伺ってみることにしました。その話の中で、「いつでも研究室を訪問しに来て下さい」と先生がおっしゃって下さったのがきっかけで、山内研を受けてみても良いのではないか、と考え始めました。

その数日後、教育部研究生制度の入試があり、会場に足を運べばこれまた山内先生が試験監督でした。やはりこれは運命なんだと、教育部の入試を受けながら、同時に山内研への進学を決心しました(笑)。

そこから研究計画について考え始めるのでした。

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以上、他の先輩方は、安斎さん経由で山内先生の存在を知ったケースが多いようでしたが、私は直接山内先生を知ったのでした。
「先輩の土居さん」「デジタル教材」「ラーニングコモンズの勉強会」「教育部の試験監督」...
様々なところで山内先生が関わっていたために運命を感じてここを受験した、というのがまとめです。なかなか珍しいケースだと思います。

前回まではM2がこのシリーズを担当していましたが、次回からは他のM1や博士課程の方々が担当します。その方々がどのように山内研と出会ったのか、私自身も気になっています。次回以降もどうぞお楽しみにしていてください。以上長文・拙文で失礼いたしました。


梶浦美咲

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