2012.05.31

【山内研との出会い】教育部からの出会い

皆様お久しぶりです。M2の河田承子です。今週より新シリーズ、「山内研との出会い」をお送りさせていただきます。よろしくお願いいたします!

私が山内先生のことを知ったのは大学3年の時でした。ご存知の方もいらっしゃるかもしれませんが、東京大学大学院には情報学環教育部という機関があります。この機関に所属する学生は教育部研究生と呼ばれ、東大の学生や他大学の学生、社会人など様々な方が入学されています。当時私は他大学に所属していたのですが、面白そうな所だなと思い大学3年の1月に受験をしました。運良く合格することができ、大学4年から教育部の授業に参加するようになったのですが、最初から衝撃の連続でした。授業に行くと、皆がMacを開き活発に意見交換をしています。大学院に入学してからはこの光景は当たり前になりましたが、当時PCを授業に持ち込む生徒なんて珍しい大学にいた私にとっては、「場違いな所に来てしまったな」と思いながら過ごしていました。

そんなスタートでしたが、慣れてくると色々な方がいるこの環境はとても刺激的でした。特に、研究生と学府の修士を掛け持ちされている方から伺った、学府の授業の内容や研究活動のお話は非常に魅力的で、ここで学びたいと考えるようになりました。
当時の私は、大学で異文化間コミュニケーションについて学んでいたのですが、副専攻で学んでいた幼児教育に傾倒しており、大学院では子どもや親の教育に関する研究をしたいと考えていました。大学院で何を研究したいのかを考えるうちに、学部時代にベビーシッターをしたり、幼稚園でアルバイトをした経験から、「育児情報と親」に着目して研究をしていきたいと思うようになりましたが、同じ大学の院に進学するか他大学を受験するかで迷っていました。そんな時に、学情報学府での研究生活の話を聞き、トライしてみようと思ったのが受験の動機です。

山内研を志望することはその段階で決めていました。というのも、教育部を受験する時に山内先生の著書『「未来の学び」をデザインする』を読んだり、教育部の先輩から山内研のお話を伺うなかで、私がやりたい研究はこの研究室でしか出来ないな、と思ったからです。同じ頃に大学で永野和男先生の授業を取っており、ここで研究とは何か、教育工学とは何かを学んだことも大きく影響したと思います。ただ、研究室訪問をせず、先輩方がどのような研究をされているのか知らずに受験してしまったので、しておけばよかったかなと少し後悔しました。

このような、色々なご縁が重なり、現在は「母親と育児情報活用に関する研究」をさせていただいております。入学してからの半年はとても大変でしたが、毎日充実した研究生活を送っております。残りの修士生活を悔いのないよう、これからも日々精進して参りたいと思います。

M2 河田承子

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