2012.03.24

【M2の研究計画】PBLにおけるチームパフォーマンスを向上させる座席のレイアウトに関する研究

皆様こんにちは。今週のブログを担当させていただきます。いよいよ修士2年目に入りますので、研究の大体の方向・構成を決める時期になりました。早速ですが、研究について少しご説明いたします。
タイトル
PBLにおけるチームパフォーマンスを向上させる座席のレイアウトに関する研究

アブストラクト
近年、大学教育においてPBL(プロジェクト学習)が注目されている。本研究はPBLの核となる「製作」セッションに着目し、製作を行う同チームの各役割を担当するメンバーがよりよく各自の役割を果たし、優れたチームパフォーマンスを達成するために、チーム内の座席のレイアウトについて研究を行う。具体的には、PBLの「製作」セッションを実験を通して行い、他条件をコントロールした上で、異なったパターンの座席のレイアウトを試すことを通して、各パターンでのチームパフォーマンスを評価しながらPBLを支援できる座席のレイアウトに関して提案をすることを目的としている。

【背景】
近年、PBL(project based learning)は大学教育で色々と注目されています。PBLに関する具体的な操作方法やそれが順調に進めるための教員おいび学生が注意すべき点についても、文献と実践の両方で盛んに研究されてきました。しかし、PBLは比較的に新しい教学形式として、その核となる「製作」セッションまでに注目し、「製作」セッションで起こった「学び」を向上させるような研究はまだまだ少ないです。本研究は、PBLの「製作」セッションにおけるチームパフォーマンスを向上させるために、物的環境のデザインにフォーカスすると設定している
【研究の着眼点】
このような背景を踏まえ、本研究ではPBLの「製作」セッションにおけるチームパフォーマンスを向上させるための家具のレイアウトに着目しています。
【目的】
PBLの「製作」セッションにおけるチームパフォーマンスを向上させるような家具のレイアウトを提案することを目的としています。
【研究の方法】
PBLの「製作」セッションを実験を通して行い、他条件をコントロールした上で、異なったパターンの座席のレイアウトを試すことを通して、各パターンでのチームパフォーマンスを評価しながらPBLを支援できる座席のレイアウトに関して提案をする。
【今後に向けて】
4月に予備実験を行う予定です。それまでに予備実験の詳細をデザインし、様々な準備をしておく予定です。予備実験の結果を踏まえて、さらに研究のコンテンツを修正し、本実験に向けて、蓄積すべきデータ、情報と知識をきちんとマスターします。

今年もよろしくお願いいたします。
M1 呉重恩

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