2011.11.24
秋も深まり、朝夕はひときわ冷え込む季節になりましたね。
【山内研メンバーの一日】シリーズ第10回は、博士課程1年の伏木田がお送りいたします。
平日の1日をどう過ごすか、毎日いろいろと試しています。
せっかくの機会なので、わたしの大切な24時間はどんなふうに使われているのか、あらためて書き出してみたいと思います。
まず、毎日6時間はゆったり眠り、3時間は美味しいごはんや楽しいおしゃべりに、2時間は身支度や休憩に、そしてもう2~3時間は移動に費やされます。
残っているのは10時間ほど、これがわたしの中での実質的な活動時間です。
なんて短い!という批判が集中しそうなので、少し言い訳をしておきますと...忙しいとき、追い詰められたときは、削れる時間をすべて削って目の前の活動に注ぎ込んでいます。
(当たり前ですね...。)
普段の活動時間は、[1]固定の予定、[2]自分の研究、[3]授業やTAの課題など、大きく3つに割り当てています。
[1]固定の予定は、ゼミ見学、お世話になっている先生との研究相談、計量分析やアカデミック・ライティングの授業、TA、研究室のゼミ、副指導の先生のゼミ、アルバイトなどです。
1日に1つないしは2つ、固定の予定があらかじめ入っています。
そして、10時間の活動時間のうち、半分ほどがこうした予定で埋まります。
さて、残った時間に何をするのか。
これが1番の工夫のしどころでもあり、悩みどころでもあります。
次に行う調査の準備が山場を迎えている今は、できる限り[2]自分の研究に集中します。
データベースをくまなく当たって、必要十分な文献を探しては読み、読んではレファレンスから面白そうなものを探して読む。
ある程度インプットが飽和したら、読みながらメモした感想と内容をレジュメにまとめ、研究の構想や方向性、これから行う調査の実施計画を練り直します。
また、[1]固定の予定や[3]授業やTAの課題などに取り組んでいる間も、すきあらば[2]自分の研究の種になるものを探し、吸収し続けようとしています。
「周りにあるいろいろな情報を、常に自分の研究に引き付けて考える」、このことを意識するだけで、すべてが新しい楽しさをもたらしてくれます。
また、研究相談と研究室や副指導の先生のゼミは、見落としがちな自分の研究の穴に気づき、また1からがんばっていこうというモチベーションを与えてくれる、とても貴重な学び場です。
まとめるならば、いろいろな活動というピースを、活動時間という枠の中にはめていくような、いわば「パズルを解く」ようなことを繰り返しています。
本当はそんなにバランスよく活動を盛り込まず、日がな家にこもって、ずーっと文献を読んでいたいのです。
けれども、平日はその願いが叶わないので、休日に意気込みます。
家の大きな机の前に座ったら、てこでも動かないぐらいの気持ちで、文献の山をつくります。
でも気づけばなぜか、平日も休日もよくテレビを見て、よく家族や友だちとおしゃべりに勤しみ(笑)、よくふらふらと出かけているのです・・・不思議ですね。
自分でも、1日の使い方は未知なことばかりで、実は、ここで書いた以上に流動的でいい加減なのかもしれません。
「1日をていねいに過ごす」
このことを胸に、明日はどんな1日を過ごそうかなと思いをめぐらしています。
[伏木田稚子]