2010.10.12
社会的ネットワーク分析ワークショップ~ソーシャルメディアの教育利用を評価する~を開催します。
最近、TwitterやSNSといった利用者のつながりを広げていくソーシャルメディアの利用が注目を浴びています。教育においても授業外の学習支援の1つのツールとして利用され始め、ソーシャルメディアの教育利用においては学習者のつながりがどのように学習活動、しいては学習成果にむすびついているかが重要な評価項目の1つとなるでしょう。その評価法の1つとして社会的ネットワーク分析があります。社会的ネットワーク分析は人などのオブジェクトのつながりをネットワークとして捉え、オブジェクト間の関係性やその強さ、方向などを可視化することで、関係の特徴を分析する手法です。しかし、教育関係の研究ではまだ使用され始めたばかりで、研究者の中でも広まっていない状況にあり、その理解も不十分だと思われます。今後、ソーシャルメディアの教育利用、それに関する研究が注目され、増えていく中、社会的ネットワーク分析は大変有用なツールになることでしょう。
今回はSNSやTwitterなどのソーシャルメディアを教育利用している研究者や実践家で社会的ネットワーク分析に興味がある方や評価法でいろいろ検討されている方でも社会的ネットワーク分析のことがよくわからない方や使ったことがない方など初心者を対象に社会的ネットワーク分析に関するワークショップを開催し、社会的ネットワーク分析の使用に関する基本的な知識を学習し、実際の研究事例について紹介を行います。そして、今後の教育・学習研究における社会的ネットワーク分析の利用について議論を行いたいと思います。
主催:日本教育工学会企画委員会
共催:外国語教育メディア学会
協賛:東京大学情報学環ベネッセ先端教育技術学講座
開催日:2010年11月20日(土曜日)
時間:14時00分から17時00分まで
場所:東京大学 情報学環・福武ホール 地下2階 福武ラーニングスタジオ
定員:30名(先着)
対象:社会的ネットワーク分析について初心者の方を対象としています。
例えば、電子掲示板、SNS、Twitterなどのソーシャルメディアの教育利用をされていて、分析方法に迷われている方や、社会的ネットワーク分析の名前は知っている、興味はあるが使ったことがない方など。
参加費:無料
プログラム
14時:趣旨説明
14時10分~14時50分:講師:林一雅 氏(東京大学 東京大学教養学部附属教養教育高度化機構)
社会的ネットワーク分析の基本的知識・方法について
15時~15時40分:講師:住政二郎 氏(流通科学大学 商学部 講師)
研究事例:アクセス解析とネットワーク分析を利用した外国語教育研究
15時50分~16時20分:グループ議論(グループに分かれて、応用的な利用について議論を行い、発表する)
16時20分~16時50分:発表(5人1グループ 6グループ 1グループ5分)
16時50分~17時00分:閉会挨拶:日本教育工学会企画委員会 委員長 木原俊行(大阪教育大学)
企画提案者: 山田政寛(金沢大学) 松河秀哉(大阪大学) 住政二郎(流通科学大学)
参加ご希望の方は
・ お名前
・ ご所属、職位
・ メールアドレス
・ 緊急連絡先
・ 社会的ネットワーク分析をどれほど知っているか
(「かなり知っている」、「ある程度知っている」、「名前は聞いたことがある」、「全く知らない」から
お選びください)
を山田(masanori-y [atmark] el.kanazawa-u.ac.jp)までお送り下さい。
先着になっておりますので、お申し込みなられた方はご出席の程、宜しくお願い致します。
お問い合わせ先
金沢大学 山田政寛
masanori-y [atmark] el.kanazawa-u.ac.jp