2009.06.01

【今年の研究計画】ワークショップ実践家の専門性に関する調査

こんにちわ。

自分の研究内容について語るブログ特集も最後の回となりました。
担当させていただきます、森玲奈です。

私は、ワークショップに関する研究を行っている学生です。
おかげさまで、この春、博士3年になりました。

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昨今、ワークショップが様々な領域で注目されています。

しかしながら、その反面で、人材の不足や力量・ノウハウの不足ということが言われています。また、ワークショップを実践できる人材の育成方法を求める声も多く聞かれます。


ここで疑問が湧いてきます。

ワークショップ実践をするとはどういうことなのでしょうか?

そして、ワークショップを実践できる人とは、一体どのような人なのでしょうか?

もしかすると、そういうことが少しでもわかると、今後、人を育てていく時の指針が立てやすいかもしれない・・・

このような想いのもと、私は、これまでワークショップ実践を行っている人達(ワークショップ実践家)の熟達について、特にプログラムのデザインに焦点を当て、実験的方法とインタビュー法を使って2つの実証研究を行ってきました。

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今年度は、全体像を把握するべく、ワークショップ実践家特有の知識、技能や価値観について迫る研究をしてみたいと思っています。

具体的な研究方法としては、インタビューと質問紙を組み合わせて、調査を進めています。


また、昨年度から指導教員である山内先生と一緒に始めた(株)CSKホールディングスとの共同研究も継続して行っています。

こちらでは、ワークショップ実践をしたいと考えている方を対象とした「CAMPファシリテーション研修」と「あちこちCAMP」という取り組みについて、参加者の学習の様子を追っています。

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今年度は、この2つの研究について、アウトプットを出し、実践家の育成方法を議論する際の手がかりに出来ればと思っています。

皆様のおかげでここまで研究を続けてくることができました。
この場をお借りして、お礼を申し上げます。

ありがとうございました。

そして、若輩ものではありますが、皆様今後ともどうぞよろしくお願いいたします。

【森 玲奈】

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