2009.01.16
【クローズアップ教材】第5回は、M1大城が担当させていただきます。
今回ご紹介させていただくオープンコンテンツはこちらです。
the encyclopaedia of informal education(「インフォーマル・エデュケーション百科事典」)
http://www.infed.org/encyclopaedia.htm
これは、インフォーマル・エデュケーション、ソーシャル・アクション、
生涯学習の理論と実践について探索できるスペースの提供を目的とした
オープンかつ非営利のサイト"infed.org"(http://www.infed.org/)のコンテンツの1つです。
informal educationに関わる事柄を理論・思想家等の名前から簡単に検索することができます。
たとえば、アルファベット順からドナルド・A・ショーンを探してみると...ありました!
"Donald Schon (Schn): learning, reflection and change"
http://www.infed.org/thinkers/et-schon.htm
ショーンの経歴から始まり、ダブルループ・ラーニング、
省察的実践者の行為の中の省察と行為についての省察などが説明されています。
ショーンの書籍紹介や、関連する参考文献の記載も充実しています。
今、山内研ゼミではショーンの"Educating the Reflective Practitioner"を毎週講読していますが、
ショーンの理論や考え方、あるいは文献の中に出てくる他の理論や思想家の名前など、
ちょっとわからなくなってしまった時に気軽に引くことができます。
あらゆる分野について、そのごくごく大まかな話を知りたい場合、
Wikipediaは気軽に引くことができ、便利です。
しかし、各分野に特化したもの、特に文献を引いて論文形式で書かれている
infed.orgのようなサイトは、そのもっと深い部分を知りたい時には、より重宝すると思います。
informal learningと銘打ってはいますが、informalでなくても、
教育一般でちょっと用語・人名に詰まった時には引いてみる価値は十分あると思います。
皆様も、気になる言葉をぜひ探してみてください。
[大城 明緒]