2009.01.13
今年から、学部向けの授業の発表でパワーポイントなどの提示メディアを使う学生の比率が9割以上になっています。ちなみに昨年までは1割以下で、ほとんどレジュメでした。
高等学校で情報科が必修になった学年が大学3年生になったことが最大の要因かと思いますが、それ以外にもネットブックユーザーの増加など、メディア利用動向が変化してきていることが実感できます。
Gartner Researchでは、90年代以降に生まれ、物心ついたころからネットなどのデジタル技術とともに育った世代をデジタルネイティブと呼んで、社会行動の変化を予測しています。学術的に正確に定義された用語ではありませんが、仮説としては面白いと思います。ちなみに、デジタルネイティブの前の世代はデジタル移民と呼ばれています。
変化への適応力があり、変革への強い指向性を持つデジタルネイティブは、あと10年もすれば社会をになう層になります。そのときに何が起きるのか、楽しみです。
[山内 祐平]