2008.05.09
【福武ホールの歩き方】第二回目です。
【福武ホールの歩き方】…どこかで聞いたような気もしませんか?
旅行と言えば!の『地球の歩き方』を思い出した方も多いのではないでしょうか。
旅行先で「どんな時間を過ごすか」を想像して、計画を立てる時に使うと思います。
オススメしたい場所はたくさんあるので何を書くかすごく悩みましたが、今回は、【福武ホールの歩き方】ということで、私のオススメの福武ホールでの「時間の過ごし方」をご紹介したいと思います。
人間観察が趣味の私は、福武ホールに「居る人」を見ていると、とても癒されます。
実はこれが、すごく楽しいのです。
前回は安藤先生特製ベンチについてでした。
確かに私も、あの大きなベンチのあちこちに座ってみたり、寝転んでみたりと、あのベンチの周りだけでも、時によって色々な過ごし方をしています。
長い長い考える壁の内側(時には外側でも!)では、本当に思い思いに、人が過ごしているのです。
こんな風に、上にも下にも、奥にも手前にも、そして壁の向こう側にも、人がいるって、なんだかうきうきしませんか?
カフェでゆっくりしたり、ミーティングをしたり。
通りがかりに学環コモンズを覗いたり、思わずコンクリートに触ったり。
私も学環コモンズを覗いてみると、ガラス越しに、一人で勉強している人、赤いソファでゆったり本を読んでいる人、二人でおしゃべりしている人、ランチを食べている人、二人で、大人数で、打ち合わせをしている人…。
色々な姿が見られます。
思わず覗き込んでしまう人も。
これは研究室に来ていただいた方しか体験できないおまけですが、上から人がどんな風に過ごしているのかを眺める、というのが、実は私は結構好きです。
壁の向こう側からこちらを見ている人を発見したりすると、ちょっと嬉しくなります。
福武ホールに居る人の、そんな姿を観察してみる、というのが私のオススメの福武ホールでの過ごし方です。
あぁ、この場所ってこんな過ごし方ができるのか!という発見や、この人ったら、ついこんなことしちゃってる!というおもしろさがあります。
少し私の研究と関係するのですが、こんな風に人の過ごし方を見ることは、結局のところ、その空間を見るということなのではないかなと思います。
まさに、その瞬間、その状況でしか起こらない、人と空間の出会いですね。
私はある空間に人が居る風景が、大好きなのです。
福武ホールにいらした際は、人間観察をして時間を過ごしてみてはいかがでしょうか。
そんな姿を、私に観察されているかもしれませんが。
[牧村真帆]